女優の早見あかり《幸せ》《感謝》を並べた離婚報告に違和感。“言葉どおり”になぜ受け取れないのか

コクハク編集部
更新日:2024-08-24 17:23
投稿日:2024-08-23 06:00

「幸せ」「感謝」を並べた早見あかりの離婚報告

 元ももいろクローバーメンバーで女優の早見あかり(29)が20日、自身のインスタグラムを更新し、離婚を報告した。

 早見は結婚生活を振り返り、『彼と出会えたことはわたしにとってとても幸せな出来事でした。10年という月日の中、たくさんの経験をくれたこと、宝物に出会わせてくれたこと、感謝の気持ちでいっぱいです』『お互い別々の道を歩むことになりますが、これからもかけがえのないパートナーであることには変わりありません』などと綴った。

 2018年12月に年上の一般男性と婚姻届を提出、20年11月に第1子となる女児を出産したことを発表していた。6年足らずで離婚に至った理由は明かされていないが、“円満”や“穏便”を打ち出す内容に、

《心にもない感謝の念を、わざわざ公に発表しないといけない辛い商売》《なぜ離婚して幸せだっただの感謝だの言葉が出てくるのか非常に非常に謎》《もはやワガママでしょ》などと否定的なコメントが殺到している。


【こちらもどうぞ】山田裕貴の妻・西野七瀬の“それ”が話題に…夫婦の呼び方は心の声ダダ漏れ

感謝の意に添えたい一言

 相手を悪く言っていないのに他人から批判されるのは気の毒だが、この手の「美談」はリスクもある。明大講師の関修氏(心理学)が言う。

「離婚に至るには、結婚生活の失敗が伴います。お互いを憎んでいなくても、価値観の違いを受け入れられなかったり、浮気せずとも愛情が薄れたり、です。とくに華やかな世界に身を置く芸能人には羨ましさの裏返しに妬みがあるので、感謝のほかに『性格の不一致があった』などの一言があるだけで、妙な憶測や批判されるリスクは軽減できるでしょう」

 美談が偽善の要素をはらむのは一般人も同様で、前出の関修氏は「職場や友人に、離婚・破局について根掘り葉掘り聞かれたくない場合は、一言、失敗談を添えるだけでプライベートの追及をかわせる」と話す。

話題をかっさらった“感情むき出し”カップルたち

 ちなみに芸能界では「大嫌い」と感情むき出しのカップルも少なくない。

俳優の高嶋政伸(57)とモデルの美元(45)

 ドラマ共演がきっかけで知り合い、08年9月に結婚した高嶋と美元は離婚裁判に発展。法廷で直接対決した高嶋は美元を「ストーカー」と表現し「恐怖の対象。殺されると思った。俳優生活をなげうっても離婚したい」と強調した。

落語家の春風亭小朝(69)とシンガーソングライターの泰葉(63)

 88年6月に結婚。2007年11月突然、離婚を発表。会見場には金屏風が用意され、正蔵といっ平(現三平)の弟2人が同席。「離婚届は最後のラブレター」と語る小朝に対し、泰葉の「夫婦愛はなかったですね」の発言が話題に。また離婚後には元夫を「金髪豚野郎」呼び、炎上した。

 俳優の船越英一郎(64)とタレントの松居一代(67)の離婚時には、松居が動画で船越の不倫疑惑などを訴えドロ沼に、同じく川崎麻世(61)とカイヤ(62)などお互い罵り合うケースもある。

『人は無我夢中に急いで結婚するから一生悔いることになる』とは、劇作家・モリエールの言葉だ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ラブ 新着一覧


私は家政婦兼風俗嬢?「40女は性欲旺盛」を信じる夫に疲れた43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
なぜ妻が妊娠中に女遊びしたの? サイテーな夫たちの言い訳と末路
 妻の妊娠中に女遊びをする男性は多い模様。妻としては「一番大変な時期にどういうつもり?」と怒りたくなるでしょう。  身...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
電車同様、彼氏の乗り換えにもコツが必要!?  男女の“つら修羅場”回避術
 彼氏がいながらも、他に好きな人ができる場合もあるでしょう。今回はそんなときの“彼氏を乗り換えるコツ”をご紹介。 電車の...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
体の相性が良すぎるって何で判断するの? 運命の相手を感じた男女の話
「体の相性がめちゃくちゃいい!」なんて声をたまに耳にしますが、なにをもって「相性が良い」と感じるのか疑問を抱いている人も...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
春のアプリデビューで幸せを掴む人、掴めない人に3つの違い
 すっかり世の中に浸透した感のあるマッチングアプリ。もうすぐ春なので、マッチングアプリデビューする人も少なくありません。...
内藤みか 2024-02-29 06:00 ラブ
既婚者合コンの怖~い話 行かなきゃ良かったを回避するためにすべきこと
 すでに結婚している男女が交流する“既婚者合コン”に興味がある人もいるのではないでしょうか? 「友達がほしい」「社会と...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
婚活は「同時進行」が当たり前 運命の出会いに制限かける必要はない!
 あなたはどんな婚活の仕方をしていますか? 「彼がダメだったら次の出会いを探そう」と、1人ずつに丁寧に向き合っている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
夫の無題外泊=浮気とは限らないらしいけど、その言い分信じていいの?
 夫が無断外泊したら「女と遊んでるんだ」と浮気を疑ってしまいますよね。ですが、必ずしも浮気とは限らないようです。  事...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
男女カップルに聞いた! 自宅のお風呂に一緒に入るのはアリorナシ?
 あなたは彼氏と一緒にお風呂に入りますか? 恥ずかしさから抵抗がある人もいれば、一緒に入ることが当たり前になっている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
お金に執着する女が結婚できない理由3つ 大切なことを見失った悲しい末路
 婚活中は、改めて自分がどんな男性に惹かれるのかを見つめ直す機会になりますよね。性格や趣味、価値観や見た目にこだわる人も...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
だから「媚びる女」は嫌い! 男性の本音と“媚び認定”する女の言動とは
 恋愛で「媚びる」を武器にしている女性はいませんか? でもその武器は、嫌われるきっかけになる恐れもあるため注意が必要です...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
更生して一途に?それとも性病に苦しむ?遊び人だった人の明暗分ける瞬間
 遊び人の男性にもてあそばれ、つらい思いをした女性もいるでしょう。しかし、遊び人でも年齢や経験を重ねて更生する場合がある...
恋バナ調査隊 2024-03-19 16:27 ラブ
30代40代「婚活の後悔」4選 あのときどうして気づかなかったんだろう
 婚活に励んでいる女性は必見! 「あのときこうしておけば…」と、自身の婚活に後悔がある女性たちの話を集めてみました。 ...
恋バナ調査隊 2024-02-26 06:00 ラブ
甘い新婚生活なんて誰が言った?ラブラブ一転イライラ爆発エピソード5選
「新婚」と聞くと、誰もがラブラブな生活を想像するでしょう。 でも、共同生活を始めて間もない新婚は、イライラする機会も多い...
恋バナ調査隊 2024-02-25 06:00 ラブ
男「冗談はよしこちゃん」女「は?」年の差カップルはすれ違い日常茶飯事
 近年、10歳以上の年の差カップルが増えていますよね。年の差があると、相手を尊敬できたり、落ち着いて安定した恋愛ができた...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
肉体より精神的なつながりに“利”があるよね? 51歳経営者が女を選ぶ条件
「冷酷と激情のあいだvol.183〜女性編〜」では、夜の営みをしないことを条件にプロポーズをしてきた恋人・ジュンジさん(...
並木まき 2024-02-24 06:00 ラブ