「持病ある娘がいるのに危機管理がない!」夫への愛情ゼロ…“コロナ離婚”を意識する44歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-09-07 06:00
投稿日:2024-09-07 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

44歳、夫の危機管理能力のなさにうんざり

 春奈さん(仮名)は、結婚8年目の44歳。夫・エイタさん(仮名)は4歳年上で、ふたりのあいだには娘がひとりいます。

 結婚してからずっとフルタイムの共働き夫婦だったため、春奈さんは「自立した夫婦関係」を宣言。エイタさんとは適度な距離感を保ちながら、お互いが協力しあって穏やかな家庭を築ける関係を理想としてきたと言います。

「実は、コロナ禍を経た今、夫に対する愛情が戻らずに、自分でも困っているところなんです」

 こう話し始めた春奈さん。聞けば、コロナ禍だった約4年間で、夫の“危機管理能力のなさ”を目の当たりにし、気持ちがスーッと冷めてしまったとのこと。

【読まれています】「家事しろって聞いてないけど!」年上夫に結婚時の約束をほごにされた27歳アクセサリー職人志望の女

夫への愛情は皆無

「娘がいるので、すぐに離婚というわけにはいかないのですが、もう夫に対する愛情は皆無です。

 もともと夫のことが大好きで結婚したわけではなく、娘を授かったので…。

 それでも、結婚当初は楽しかったんですよ。共働きで経済的にも恵まれていたし、夫に特別な不満もありませんでした。それなりに平穏な毎日だったんですが…」

 娘には生まれつきの持病があり、コロナ禍においては、人一倍気を遣ってきたと春奈さん。

 それなのに、夫がコロナ禍真っ只中でも飲み会に参加したり、人ごみの中でもマスクをしなかったり、帰宅後の手洗いを怠ったり…。衛生観念の違いが積み重なっていったと言います。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


運命の出会いを果たし…夫の元から去った女性の意外な選択
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
並木まき 2021-10-13 06:00 ラブ
おしゃべりor無口な彼女どっちがいい?男性の本音を紹介
 おしゃべりな彼女と無口な彼女、あなたはどちらですか?「無口だとつまらないと思われるかも……」「おしゃべりな女は嫌われる...
恋バナ調査隊 2021-10-12 06:00 ラブ
ぞぞっ!パートナーが“DV男”かどうかを見抜く質問と禁句の話
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。今回は番外編です。のべ3000人以上の離婚案件の相談に乗ってい...
内埜さくら 2021-10-12 06:00 ラブ
次のデートに♡カラオケデートの4つのメリット&成功の秘訣
 彼とのデートが決まったら、「どこに行こう?」と、盛り上がるプランを考える人も多いでしょう。デートといえば映画や遊園地と...
恋バナ調査隊 2021-10-11 06:00 ラブ
恋愛に見返りを求めてしまう人必見!デメリット&抜け出し方
 好きな人と付き合えただけで幸せを感じていたはずなのに、交際が進むにつれて「もっと愛されたい」と欲張りになる人は少なくあ...
恋バナ調査隊 2021-10-11 06:00 ラブ
LINEに隠された彼の本心は? 文章から分かる男性心理5つ
 男性の知り合いや友達とLINEのやりとりをしていると、「ん? これってどういう意味だろう?」と、相手の本心が気になるこ...
恋バナ調査隊 2021-10-10 06:00 ラブ
一緒に暮らしているのに“ホウレンソウ”を怠る彼に募る苛立ち
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-10-09 06:00 ラブ
最低限のマナーなのに…謝罪も感謝も言えない恋人に呆れる彼
「冷酷と激情のあいだvol.59〜女性編〜」では、恋人からの“ホウレンソウ”が不十分であることに、怒りを抱き続ける女性・...
並木まき 2021-10-10 05:34 ラブ
「もう、うんざりだ」夫から離婚を告げられる妻の6つの行動
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚を切り出すのは女性からというイメージはもはやありません。ここ最近目立つの...
山崎世美子 2021-10-09 06:00 ラブ
シンデレラに学ぶ恋愛に効果的な心理学♡ 終電で帰るべき理由
 誰もが知っている「シンデレラ」の話。ガラスの靴を持って探しに来た王子様と結ばれるというファンタジーに、ときめいた女性も...
恋バナ調査隊 2021-10-08 06:00 ラブ
カップルの同棲はデメリットが多い?幸せに暮らすためのコツ
 カップルの同棲は、「家賃の負担が減る」「結婚前のシミュレーションができる」などのメリットがある一方、きちんとルールを決...
恋バナ調査隊 2021-10-08 06:00 ラブ
口下手彼氏の気持ちを探るポイント5つ&上手な付き合い方
 好きな男性から、言葉で愛情を表現されると安心する女性は多いでしょう。でも、男性の中には、言葉にしなくてもちゃんと愛情を...
恋バナ調査隊 2021-10-07 06:00 ラブ
浮気された過去から彼を疑ってしまう…不安を消す3つの方法
 過去に浮気されたことのある女性は、「信じていたのに裏切られた」というトラウマから、恋人をどうしても疑ってしまうと苦しん...
恋バナ調査隊 2021-10-07 06:13 ラブ
おひとり様の期間が長すぎて…どんな人を恋人にすればいい?
 一人でいる時間が長くなれば長くなるほど、次の恋愛へのフットワークが重くなりがちですよね。最近はアプリなどで異性に出会え...
若林杏樹 2021-10-06 06:00 ラブ
“恋愛したい”と言う男性の心理って? 本音を見極めるポイント
 男友達から「恋愛したい」と言われると、ドキッとしてしまいますよね。「もしかして、これって告白?」なんて、舞い上がってし...
恋バナ調査隊 2021-10-06 06:00 ラブ
倦怠期かもしれない…5つのチェックポイント&乗り越え方
 交際期間が長くなると、どんなカップルにも訪れるのが「倦怠期」。もちろん、倦怠期知らずのカップルもいますが、ごく稀しょう...
恋バナ調査隊 2021-10-05 06:00 ラブ