更新日:2024-09-07 06:00
投稿日:2024-09-07 06:00
息をのむ原爆裁判の判決シーン
そして、実に8年にも渡った原爆裁判の判決がついに出ました。「判決主文を後にまわし、先に判決理由の要旨を読み上げます」裁判長の汐見(平埜生成)。「この当時、民事裁判で主文を後回しにして理由を読み上げるのは異例の出来事でした」とナレーションが入ります。
「原子爆弾はその破壊力から無差別爆撃であることは明白である。当時の国際法から見て違法な戦闘行為である…」、判決理由が粛々と読み上げられていきます。
途中、判決が見えたとばかり傍聴席の記者たちが一斉に立ち上がり、法廷を出ようとします。
「人類始まって以来の」。そんな記者たちを一瞥し、彼らを退出させるものかという気迫をもってさらに読み続ける汐見。その声にただならぬものを感じた記者たちはもう一度戻って席につきました。
「国家は自らの権限と自らの責任において開始した戦争により、国民の多くの人を死に導き、障害を負わせ、不安な生活に追い込んだのである…我々は本訴訟を見るにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられないのである」
「政治の貧困」…60年以上も前のことながら、今に生きる私たちに刺さりまくりの判決理由で、一字一句書き写したいほどですが、そうもいきません。
そして、この判決理由が読み上げられている間の、原告側弁護人、被告側弁護人、傍聴席の記者たち、寅子、外で聞いている航一(岡田将生)。それぞれの変化する表情に釘付けになりました。
朝ドラ史上、いやテレビ史上に残る名判決シーンでした。これはひとりでも多くの人に見てもらいたいです。
エンタメ 新着一覧
8年にも及ぶ「原爆裁判」を終えた寅子(伊藤沙莉)たち。竹中(高橋努)は渾身の記事を書き、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純...
【この写真の本文に戻る⇒】岡田将生「ラストマイル」沼にハマる人続出!「虎に翼」との共通項も考察
この投稿をInstagramで見る 映画『ラストマイル』公式【大ヒット上映中】(@...
昭和37年1月、「原爆裁判」の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾。広島から上京してきたミキを、原...
昭和34年、優未(毎田暖乃)は高校1年生に。直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれ、猪爪家はますますにぎ...
期待に応える男、東出昌大(36)がまたまたやってくれました。今度は“デキ婚”ですって。いつかやってくれるだろうとは思っ...
寅子(伊藤沙莉)たちとの同居がつらいと本心を語り、家を出ようとするのどか(尾碕真花)。そんな彼女に、優未(毎田暖乃)は...
【この写真の本文に戻る⇒】杏との離婚から4年、東出昌大“デキ再婚”で話題の養育費問題。子のために前妻が即やるべき事【弁護...
稲垣(松川尚瑠輝)と小橋(名村辰)にも手伝ってもらい、裁判所で中学生向けの法律の勉強会を開いた寅子(伊藤沙莉)。だが話...
「生きるお笑い界の伝説」ことダウンタウン松本。還暦を迎えた今も大人気の冠番組を複数抱え、お笑い界で最も大きな発言権を誇る...
寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は星家で暮らし始めるが、航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕...
めめ(目黒蓮)の体調不良が心配でなりません。現在、フジテレビ系月9「海のはじまり」に主演していますが、Snow Man...
お互いそれぞれの名字を名乗ったうえで、「夫婦のようなもの」になることを決めた寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。猪爪家...
平手友梨奈(23)が今月8日、韓国の大手芸能事務所「HYBE」日本本社のレーベル「NAECO」との専属契約を終了した。...
【この写真の本文に戻る⇒】 なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
放送中のドラマ『ギークス〜警察署の変人たち〜』(フジテレビ系)にて、3人の主要キャラのうちの1人に抜擢されている田中み...