あのちゃん人気の理由は「若者に支持される“陰キャ”」…唯一無二ポジションでライバル不在

更新日:2024-09-07 17:03
投稿日:2024-09-07 17:00

 歌手でタレントの、あのが4日、都内で5年ぶりの写真集「あの写真集 あの在処」(小学館)の発売記念取材会に出席した。

「デジタルが主流な時代に、こうやってしっかり手に持って重みがあるものを作れてよかったです」とコメント。撮影について聞かれると「自然のある島なので、緑色のスープとか、緑の食べ物が多かったんですけど、僕は野菜が食べられないので、宿に戻ってお菓子を爆食いしました。5年前(の写真集)も今回も、花火をしながら撮ったんですが、5年前は髪の毛燃えちゃったけど、今回はフードをかぶりました」と偏食&変化球エピソードで会場を笑わせた。

 当日、サプライズでバースデーケーキが登場すると「僕が祝われるのがすごく苦手って知ってるのに祝って」と苦笑し、欲しいものを聞かれると「欲しいものは手に入れてるのであんまりないんですけど、家が欲しいですね。週刊誌についてこられないような家を買いたいです」と終始報道陣を笑わせた。

 超脱力ながら、昨年末は紅白出場、ドラマにも出演と快進撃を続けるあのちゃん。元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏は「若者に共感される“陰キャ”」としてこう続ける。

「あのちゃんは当初、“陰キャ”でちょっと頭が悪い、空気を読まない子のような雰囲気で登場したけれど、非常にクレバー。忖度しない発言のワードセンスは秀逸で、嫌みがなく、実は人を傷つけていない。不思議キャラそうでいて、実はコミュニケーション能力も高く、大御所タレントと絡んでも空気を壊さず、人気の年齢層も幅広い。今、若年層は“陽キャ”の圧が苦手。代表的なのがフワちゃんですが、売れるため、お金のために自分を曲げる人が好きではなく、あのちゃんの“陰キャ”に好感を持っている。つまり今若い子たちがなりたいのが、あのちゃんであり、意外といない、唯一無二のポジションです」

 おっとりしたトークで小柄な女の子をイメージしがちだが、実は166センチの長身スレンダー。“ギャップ祭り”のあのちゃん、なかなかのヤリ手である。

  ◇  ◇  ◇

 あのちゃんの彼氏とウワサされる「霜降り明星」の粗品だが、2人は本当にお似合いなのか?●関連記事【もっと読む】粗品の連日“仲良しアピール”であのちゃんのタレント価値はどうなる? ラジオでも大絶賛!…では、あのちゃんの今後を占っている。

エンタメ 新着一覧


「クソばばあ」に「クソ小僧」、涼子のリアクションにも注目
 寅子(伊藤沙莉)は、戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う。  一方、寅子から「よりど...
桧山珠美 2024-08-08 16:37 エンタメ
早くも“NHK御用達俳優”の片鱗が?「虎に翼」出演の岡部ひろきはそんじょそこらの2世俳優とは違う
 1日放送「ダウンタウンDX」(日本テレビ系・読売テレビ制作)に故・西城秀樹さんの息子・木本慎之介(20)が出ていました...
なぜ令和ロマンは賞レースに出続ける?3冠制しヘイトも無視する戦闘力
 芸歴10年以下のお笑い賞レース「ABCお笑いグランプリ」(テレビ朝日系/以下ABC)が7月7日に開催。M-1に続き、令...
帽子田 2024-08-03 06:00 エンタメ
航一の秘密、明かされる。久々の回想シーンでも発揮した直道の顔芸パワー
 判決後、涼子(桜井ユキ)の店で寅子(伊藤沙莉)らと杉田(高橋克実)たちは偶然顔を合わせる。  戦争で娘と孫を亡く...
桧山珠美 2024-08-02 16:00 エンタメ
【写真特集】ワンピース姿を披露する、珍しく清楚なあやまん監督
【この写真の本文に戻る⇒】 【独自レポ】あやまんJAPANは健在だった! Tバックにぽいぽいコール、コンプラ無視の危ない...
優未の言葉「困っている子を助けるのは普通」に教えられた真っ当なコト
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、涼子(桜井ユキ)の店がたびたび嫌がらせを受けていたことを知る。警察に相手にされず...
桧山珠美 2024-07-31 16:30 エンタメ
赤いミサンガの女・美佐江、来た~!“放置エピソード”の回収がお見事
 寅子(伊藤沙莉)と優未(竹澤咲子)の姿を見ていきなり号泣した杉田(高橋克実)。実は杉田は昭和20年の長岡空襲で娘と孫を...
桧山珠美 2024-07-29 16:45 エンタメ
目黒、ニノを“沼落ち”続出の松村北斗「西園寺さん」が猛追!視聴率やTVerではない意外なデータが急上昇
 7月も後半に入り、2024年夏期主要ドラマの初回がほぼ出揃った。その中でも特に、STARTO ENTERTAINMEN...
こじらぶ 2024-07-27 06:00 エンタメ
「ごめんなさい」を連呼する航一。“戦時中の何か”は来週判明する?
 玉(羽瀬川なぎ)の将来を奪ったのは自分だと、涼子(桜井ユキ)も悩んでいた。寅子(伊藤沙莉)は2人の決断を応援するため、...
桧山珠美 2024-07-29 15:49 エンタメ
涼子さまの消息も明らかに…「ヒロインじゃない面々」のその後を描く意味
 寅子(伊藤沙莉)は「学校に友達はいない」という優未(竹澤咲子)の発言が気にかかる。  出勤すると、杉田(高橋克実...
桧山珠美 2024-07-23 15:45 エンタメ
夏ドラマ何見てる?『新宿野戦病院』『ブラックペアン2』への本音を調査
 2024年7月スタートの夏ドラマが出揃ってきましたね。今期もたくさんのドラマが放送していて、どれを見ればいいのかわから...
“カウンセラー”星航一(岡田将生)、ちぐはぐぶりがチャーミングだった件
 父親の話が聞きたいと言う優未(竹澤咲子)に、寅子(伊藤沙莉)は優三(仲野太賀)の話をすることができない。寅子は航一(岡...
桧山珠美 2024-07-18 15:50 エンタメ
なぜ塚地武雅、藤井隆はドラマ出演が続く? 不人気芸人との決定的な違い
 7月に入り、2024年夏の新ドラマが次々にスタートしています。なかでも話題になっているのが、宮藤官九郎脚本の『新宿野戦...
高橋克実「ショムニ」超えの名演技に注目!歴代朝ドラで舌打ちといえば…
 山の境界線をめぐる現地調停で書記官の高瀬(望月歩)と申立人の森口(俵木藤汰)との間にトラブルが発生。寅子(伊藤沙莉)も...
桧山珠美 2024-07-17 15:30 エンタメ
木村拓哉は逆に演技がうまい! わざと「いつもキムタク」を貫く役者魂
 最新主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)が高視聴率でフィニッシュし、かつての人気ドラマの映画版...
堺屋大地 2024-07-17 06:00 エンタメ
【写真で振り返る】『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3の名場面
【この写真の本文に戻る⇒】我々は何を見せられていたのか…さよなら『バチェロレッテ・ジャパン』S3