「未亡人の患者と恋に落ちたんです」不倫歴1年、56歳眼科医の告白 #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-09-19 14:45
投稿日:2024-09-13 06:00
 不倫や婚外恋愛という言葉が世の中に浸透して久しい。守るべき家族があっても、道ならぬ恋に落ちてしまうこともある。
 筆者自身、不倫、結婚、離婚、再婚を経験しており、文筆業と共に、「不倫や夫婦問題の相談」もおこなっている。そんな背景から、不倫に悩む男女の実態、取材記事をご紹介したい。記事として公表する旨は本人に了承済みだ。

「良き夫、良き父」だけど不倫歴1年

 今回、取材に応じてくれたのは、信一さん(仮名・56歳眼科医/妻子アリ)だ。信一さんは東京都下で眼科医院を開業し、大学生の娘と専業主婦の妻と仲睦まじく暮らしている。

 周囲には「良き夫、良き父」として映っているようだが、不倫歴1年である。

 信一さんは語る。

「不倫相手の美香さん(仮名・46歳無職/夫と死別・子供なし)とは、地元のスナックで出会いました。僕は若い頃からのんべいで、仕事後は近所の寿司屋や居酒屋、スナックで一杯やるのが習慣でね。スナックでたまたま隣り合った美香さんを、ママが紹介してくれたんです」

 美香さんとは、いったいどんな人物だろうか。

「彼女はご主人を病気で亡くした未亡人で、遺産で暮らしていると言っていました。ルックスは癒し系美人という印象かな…で、僕が眼科医と知るなり、『私、健康診断で眼圧が高いから、緑内障の疑いがあると言われたんです。

 緑内障って失明の恐れがあるんですよね? 眼科を受診するよう勧められたんですけど、恐くて…』と相談されたんです。この質問、眼科医なら、よくされるんですよ」

【読まれています】上原多香子も?「不倫クセ」がある人のヤバすぎる6つの特徴

自分の病院での受診を提案

 信一さんは、「もし、緑内障だと診断されても失明するとは限らない。眼科で処方された薬を使い、眼圧が上がらないよう気をつければ失明はしない症例が多いんだ」と教え、かかりつけの眼科で診てもらうよう、何ならうちで診てあげようか? と伝えた。

 ママも「信一先生は信頼できるお医者様だから」と言ってくれたおかげで、美香さんの安心につながったようだ。

「美香さんは僕に『お医者様と知り合いになれて、とても心強いです。これからも色々相談に乗ってください』って喜んでくれてね。カウンター席で乾杯して『次は来週の水曜日にここで会いましょうか』と約束したんです。

 うちは妻も娘も下戸だから、家族で飲みに行くことは少なかったし、綺麗な未亡人と知り合えて嬉しかったんですが、まさか、恋愛に発展するとは思いませんでした」

 後日、美香さんは信一さんの眼科を受診。幸い、緑内障ではなかった。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


薄給夫に不倫疑惑!証拠隠滅&ノー自白に翻弄される43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-05-07 14:51 ラブ
妻に不倫がバレたけど…頑なに認めない43歳控えめ男性の主張
「冷酷と激情のあいだvol.89〜女性編〜」では、夫であるユウスケさんの不倫の証拠を掴みつつも、夫が認めないことに悩む妻...
並木まき 2022-05-07 06:00 ラブ
恋愛下手から恋愛上手になりたい!特徴5つ&注意点3つを習得
 好きな人ができてもなかなか恋愛に進展できない人や、せっかく彼氏ができても交際が長続きしない人は、「私は恋愛下手かも……...
恋バナ調査隊 2022-05-06 06:00 ラブ
【30代女の体験談】ほぼ毎日ささみ!モデル男と交際した顛末
 キレイめモデル系男子と付き合いたい! という女性は大勢います。けれど、実際にイケメン男性モデルとお付き合いしたら、想像...
内藤みか 2022-05-05 06:00 ラブ
男ドン引き!恋愛成就のお邪魔虫“マウント女”になってない?
「アラフォーになっても、なかなか結婚相手が現れない」と焦っていませんか。それ、もしかしたら、恋愛における“マウント女”に...
恋バナ調査隊 2022-05-05 06:00 ラブ
綾瀬はるかなら許せても…“干物女あるある”から脱却方法まで
 数年前、綾瀬はるかさん主演のドラマ「ホタルノヒカリ」でも話題になった「干物女」。何をするにも「面倒臭い!」が前提で、恋...
恋バナ調査隊 2022-05-05 06:00 ラブ
重い女と思われる二大瞬間!男性から嫌われないための解決策
 付き合うきっかけは彼からなのに、いつの間にか「重い女」になってしまう経験はありませんか。そんなつもりはないのに、男性側...
若林杏樹 2022-05-04 06:00 ラブ
ぽっちゃりはモテ!“抱き心地がいい女性”が磨くべき場所は?
 アラサー・アラフォーになると、今までと変わらない生活をしているのに「だんだんぽっちゃり体型になってきた……」と、焦る人...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:32 ラブ
「女友達に恋愛相談」やっぱり誰でもいいわけではありません
 恋愛で悩んだ時に、同性の女友達に相談する人は多いですよね。でも、実はこの選択、場合によっては危険なケースもあるようなの...
恋バナ調査隊 2022-05-04 06:00 ラブ
「愛情不足では?」元旦那と離婚、呪縛から逃れた先の“偏見”
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
“不幸な恋愛”が続く理由と特徴を考えてみた 経験に糸口あり
 ある程度の年齢になってくると、恋愛経験も増えてくるはず。しかし、それにも関わらず、いくつになっても今までの経験を活かす...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
“バツが多い”男性との恋愛 離婚の原因以外に確認すべきこと
 3組に1組が離婚しているといわれる現代。年齢を重ねていくごとに、“バツ”ありの男性と出会うことは増えてくるでしょう。で...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
「モテる女性」こその悩み…大変だと同情するか、嫉妬するか
 モテる女性を見て「私もあんな風にモテてみたい! と、羨ましく感じる人は多いでしょう。中には「あの子ばっかりモテてずるい...
恋バナ調査隊 2022-05-01 06:00 ラブ
「痔の薬よろしく」彼氏に誤送信LINE!終わったと思いきや…
 大好きな人の前では、いつでも可愛くいたいもの。でも、私たちの日常には、それを脅かす危険なツールがあります。  そう、...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:25 ラブ
交際4カ月でキスだけ 恋人と“性交渉ゼロ”34歳女性のモヤモヤ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「肉体関係は神聖なもの」頑なに恋人を抱かない36歳男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.88〜女性編〜」では、恋人のヨウヘイさん(仮名・36歳)と、交際開始から一度もカラダの関係が...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ