「未亡人の患者と恋に落ちたんです」不倫歴1年、56歳眼科医の告白 #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-09-27 18:03
投稿日:2024-09-13 06:00
 不倫や婚外恋愛という言葉が世の中に浸透して久しい。守るべき家族があっても、道ならぬ恋に落ちてしまうこともある。
 筆者自身、不倫、結婚、離婚、再婚を経験しており、文筆業と共に、「不倫や夫婦問題の相談」もおこなっている。そんな背景から、不倫に悩む男女の実態、取材記事をご紹介したい。記事として公表する旨は本人に了承済みだ。

「良き夫、良き父」だけど不倫歴1年

 今回、取材に応じてくれたのは、信一さん(仮名・56歳眼科医/妻子アリ)だ。信一さんは東京都下で眼科医院を開業し、大学生の娘と専業主婦の妻と仲睦まじく暮らしている。

 周囲には「良き夫、良き父」として映っているようだが、不倫歴1年である。

 信一さんは語る。

「不倫相手の美香さん(仮名・46歳無職/夫と死別・子供なし)とは、地元のスナックで出会いました。僕は若い頃からのんべいで、仕事後は近所の寿司屋や居酒屋、スナックで一杯やるのが習慣でね。スナックでたまたま隣り合った美香さんを、ママが紹介してくれたんです」

 美香さんとは、いったいどんな人物だろうか。

「彼女はご主人を病気で亡くした未亡人で、遺産で暮らしていると言っていました。ルックスは癒し系美人という印象かな…で、僕が眼科医と知るなり、『私、健康診断で眼圧が高いから、緑内障の疑いがあると言われたんです。

 緑内障って失明の恐れがあるんですよね? 眼科を受診するよう勧められたんですけど、恐くて…』と相談されたんです。この質問、眼科医なら、よくされるんですよ」

【読まれています】上原多香子も?「不倫クセ」がある人のヤバすぎる6つの特徴

自分の病院での受診を提案

 信一さんは、「もし、緑内障だと診断されても失明するとは限らない。眼科で処方された薬を使い、眼圧が上がらないよう気をつければ失明はしない症例が多いんだ」と教え、かかりつけの眼科で診てもらうよう、何ならうちで診てあげようか? と伝えた。

 ママも「信一先生は信頼できるお医者様だから」と言ってくれたおかげで、美香さんの安心につながったようだ。

「美香さんは僕に『お医者様と知り合いになれて、とても心強いです。これからも色々相談に乗ってください』って喜んでくれてね。カウンター席で乾杯して『次は来週の水曜日にここで会いましょうか』と約束したんです。

 うちは妻も娘も下戸だから、家族で飲みに行くことは少なかったし、綺麗な未亡人と知り合えて嬉しかったんですが、まさか、恋愛に発展するとは思いませんでした」

 後日、美香さんは信一さんの眼科を受診。幸い、緑内障ではなかった。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


俺の人生を何だと思ってる?離婚届を焦らし抵抗を画策する夫
「冷酷と激情のあいだvol.114〜女性編〜」では、離婚に合意しながらも2カ月以上にわたって離婚届を書いてくれない夫・ヤ...
並木まき 2022-10-29 06:00 ラブ
彼と服の趣味が合わない!愛情が冷めないうちに手を打ちたい
 彼氏が大好きなのに、どうしても服の趣味が合わないと悩んでいる人は多いようです。気持ちが大事だとわかっているものの、やっ...
恋バナ調査隊 2022-10-29 06:00 ラブ
年下男子の“必死3択”に思わずOK!面白いデートのお誘いLINE
 異性として意識していない男性からデートに誘われたら「期待されても困るし……」と思い、断るかもしれませんね。でも、思わず...
恋バナ調査隊 2022-10-29 06:00 ラブ
「円満に彼氏と別れる方法」同棲中やモラハラにも通用する?
 付き合っている彼氏と別れたいと思っていても、別れを切り出すのってつらくて重たいですよね。情があったり、傷つけるのが怖い...
恋バナ調査隊 2022-10-28 06:00 ラブ
15歳下の彼氏で立証済!年下恋愛の達人が実践する愛されテク
 年下彼氏が欲しいと願っている女性は大勢います。しかし、いざ年下と親しくなると「私みたいな年上じゃ、申し訳ない」と逃げ腰...
内藤みか 2022-10-27 06:00 ラブ
「浮気した」と自分から言う男性心理 自白の裏にある狙いは
 彼から「浮気した」と報告されて、「そっか! わかった」と流せる女性はいないでしょう。それなのになぜ、彼は「浮気した」と...
恋バナ調査隊 2022-10-27 06:00 ラブ
そろそろ潮時?彼と一緒でも全っ然楽しくないからすべきこと
 彼氏とケンカしてしまったり、付き合いはじめは優しかったのに素が出てきてテキトーになったり……。パートナーといても楽しく...
若林杏樹 2022-10-26 06:00 ラブ
彼の“不良アピールLINE”がウザい「皆ペコペコ頭下げてくる」
 気になる女性や好きな女性へ「俺、昔悪い奴だったんだよね」とアピールする男性って、今の時代にも意外といますよね。  悪...
恋バナ調査隊 2022-10-26 06:00 ラブ
職場の後輩君が気になる…恋愛成就は憧れの先輩ポジション♡
 職場の後輩に恋をすると、仕事に集中できなかったり、嫉妬してしまったりして気持ちが不安定になる場合がありますよね。また、...
恋バナ調査隊 2022-10-26 06:00 ラブ
おディーン様か?女性がドン引きした「男のキザな言動」3選
 ドラマや映画などで観るロマンチックな恋愛シーンにキュンキュンしながら、日々のストレスを発散している女性もいるのではない...
恋バナ調査隊 2022-10-24 06:00 ラブ
追うより追いかけさせる!“心がけ一つ”でモテ女になれる方法
 あなたは追う恋と追われる恋、どちらがお好みですか? 「ガツガツしたくない」と思う大人女性には、追われる恋を好む人が多い...
恋バナ調査隊 2022-10-22 06:00 ラブ
体の相性◎で4年もズルズル 酒の勢いで元彼と寝る女性の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-10-22 06:00 ラブ
「世にいうセフレ?」酒に酔っては元カノとHする男性の後悔
「冷酷と激情のあいだvol.113〜女性編〜」では、足かけ4年間もの間、お酒の勢いで肉体関係をもち復縁を繰り返している恋...
並木まき 2022-10-22 06:00 ラブ
今さら聞けない「ガチでリアルな離婚話」それは幸せか不幸か
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「私、バツつきました!」と誰かの話を聞いても驚かない時代ですが、離婚する時の...
山崎世美子 2022-10-22 06:00 ラブ
信頼の証とはいえチョイ面倒…愚痴が多い彼氏の心理と対処法
 彼氏と過ごしている時間に愚痴ばかり聞かされると、気分が滅入ってしまいますよね。また愚痴が多い男性は、将来出世しなさそう...
恋バナ調査隊 2022-10-21 06:00 ラブ
セックスレスの彼がその気になる寝室3カ条 お勧めの香りは?
 セックスレスに悩む女性が少なくありません。恋人やパートナーと一緒に眠る時、セックスに至らない時、女としての魅力がないの...
内藤みか 2022-10-20 06:00 ラブ