秋元康との共通点も? 柏木由紀がすがちゃん最高No.1に惹かれた理由を考察

小政りょう ライター
更新日:2024-09-16 06:00
投稿日:2024-09-16 06:00

柏木由紀と通じるメンタルの強さ



 ただ、すがちゃんは、トリオの中では大喜利能力や瞬発力の高いギャルに比べ、ポンコツキャラとして扱われていることは否めません。番組に出てうまくやろうとしても空回りし、結果イジられてしまう始末です。

『マルコポロリ』(関西テレビ)でも、司会の東野幸治さんから「ワンさん」(すがちゃん最高No.「1」のワンから)と呼ばれ、執拗に絡まれる流れが定番となっています。

 ただ、そのポンコツキャラがあることによって、「チャラいイケメンの策略家」という一般的に見たらいけすかないであろうところも、どこか許されてしまっているような気がしてなりません。

 また、苦労続きの人生でありながらも、自ら「すがちゃん最高No.1」と胸を張って称するポジティブさや、イジられても屈しないメンタルの強さは羨ましさを感じます。

 前述の『激レアさん』でも語っていた、孤独な学生時代に「寂しいときの状態を“狼”と、カッコいいシチュエーションに変換して乗り越えていった」というエピソードも、その強さを物語っています。

 総選挙で上位をキープし続け、30を超えても、スキャンダルがあっても、AKBに在籍し続け、多くの様々なファンにも笑顔で握手し続けた握手会の女王・ゆきりん。このことから、彼女もまたすがちゃんと同様に心の類の強さを感じます。その点、二人は通じる部分もあったのではないでしょうか。

クズな一面も許せる人柄


 見てわかる通り、ぱーてぃーちゃんはギャル二人が自由奔放で、すがちゃんも大変手を焼いているとか。しかし、それでも彼女たちはすがちゃんについていき、すがちゃんも彼女たちにストレスをためながらも傍から見たらギャルの手のひらで転がされているようないい雰囲気に見えるのは、きっと彼の人柄からくるものもあるでしょう。

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)では、苦楽を共にした元芸人さんにお金を借りた事実をすっかり忘れていたことが判明し、クズな面も見え隠れしましたが、それも人間性があって、仕方ないなとクスリと笑えてしまいます。そんな素敵なすがちゃん最高No.1さん。モテるのも不思議ではありません。

 ゆきりんとワンさん、末永く幸せになっていってほしいですね。

小政りょう
記事一覧
ライター
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


令和ロマンくるま、吉本退所でも絶好調の今。もう一度「M-1」優勝を狙ってみてはどうか
 4月末で吉本興業との契約を終了した令和ロマン高比良くるま。一時期活動休止していたが、5月末には復帰。現在、精力的に活動...
帽子田 2025-06-19 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第4話を正直レビュー。石森さんまさかの本命? みんな久次米さんの魅力をもっと伝えて~!
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第4話。ホワイトローズを受け...
中村未来 2025-06-18 06:00 エンタメ
奥平大兼、世間とのギャップに戸惑い「僕のプライベートを見たら驚くと思う」悩んだときの考え方は?
 長澤まさみさんと共演した映画『MOTHER マザー』でのデビューに始まり、映画やドラマで常に心に残る芝居を見せている奥...
望月ふみ 2025-06-18 06:00 エンタメ
田中圭ショックか?木梨憲武、玉木宏ら「夫婦円満」をアピールするイケメンたち。向井理も丸くなった
 サントリー「角瓶」のCMが新しくなりましたね。「♪ウィスキーがお好きでしょ」の歌をバックに、バーテンダーの井川遥と客の...
「あんぱん」嵩(北村匠海)と健ちゃん(高橋文哉)コンビが心強い。岩男には“嫌な予感”しかない…
 嵩(北村匠海)は、絵の才能を見込まれ宣撫班勤務を命じられる。宣撫班では紙芝居を見せていた市場でひと騒動があったといい、...
桧山珠美 2025-06-16 16:45 エンタメ
前田敦子の「アイドル否定発言」に物議。卒業後に佐藤健と撮られても、現役時は“偶像”を演じきったプロなのに
 先月、『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した元AKB48の前田敦子。番組内で「『アイドルになりた...
堺屋大地 2025-06-16 06:00 エンタメ
ジュニア退所は「timeleszのせい」…何かと荒れるタイプロ界隈、それでも彼らは“必要だった”といえるわけ
 6月2日、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所。以下、SE社)のジュニア内グループ・Go!Go...
こじらぶ 2025-06-23 18:09 エンタメ
「あんぱん」戦場での緊迫シーンにホッ。嵩(北村匠海)らの“偶然の再会”、まるでドラマみたい…は禁句です
 小倉連隊に動員が下令され、嵩(北村匠海)は中国に行くことに。出発前日、嵩はひとり星を眺める八木(妻夫木聡)にこれまでの...
桧山珠美 2025-06-16 16:27 エンタメ
【話題】岸田文雄氏、“元総理系YouTuber”がトレンド入り「辞めてからのほうが楽しそうだな」「なんか複雑」賛否の声
 Xはじめ、さまざまなSNSで発信活動を行っている第100・101代内閣総理大臣の岸田文雄元首相。6月12日に岸田元首相...
『バチェラー6』第3話を正直レビュー! いまだ久次米さんのツボがわかりません。決め手は「LOVE」より「自然体」なのか? となると…
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第3話です。村岡さん、河地さ...
中村未来 2025-06-13 06:00 エンタメ
黒谷友香、50歳目前で感じる“服選び”の変化「ファッションは失敗してもいい」ステキでいられるコツとは?
 高校在学中から雑誌のファッションモデルとして活動を開始し、俳優に転身後、ドラマ『はみだし刑事情熱系』『ハンチョウ〜神南...
望月ふみ 2025-06-13 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第2話 正直レビュー。劇的なデート、私たちはこれが見たかった! でも黒澤さんは恋してる?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第2話です。  前回、...
中村未来 2025-06-12 14:53 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)まさかのスピード出世! …で、階級“乙幹”ってなに?
 厩舎で居眠りしてしまったものの、神野(奥野瑛太)に頼まれた島(横田栄司)の取り計らいで受験できた嵩(北村匠海)は、乙種...
桧山珠美 2025-06-16 16:27 エンタメ
ミセス大森元貴と鎮西寿々歌、匂わせ投稿が話題だが…どこから“共通点”を特定する? 相手を許せないファン心理
 人気バンド「Mrs.GREEN APPLE」のボーカルでギターの大森元貴(28)と、アイドルグループ「FRUITS Z...
「イエエエーーーイ!」中川翔子、サンシャイン池崎ら『Switch 2』をめぐる有名人の叫び。一方、宇野昌磨は…
 6月5日に発売された「Nintendo Switch 2(以下、Switch 2)」。シリーズ待望の次世代機であり、発...
『バチェラー6』第1話 正直レビュー。令和の王子・久次米さんにドキドキが止まらないのだが。恋リア界隈のネットワークって何なの?
 ついに始まりました、待望の『バチェラー・ジャパン』シーズン6! シリーズの大ファンである筆者が、第1話を、正直にレビュ...
中村未来 2025-06-12 14:53 エンタメ