秋元康との共通点も? 柏木由紀がすがちゃん最高No.1に惹かれた理由を考察

小政りょう ライター
更新日:2024-09-16 06:00
投稿日:2024-09-16 06:00

ゆきりんとすがちゃん、意外なカップルに驚き

 9月11日、NEWSポストセブンが、元AKB48のゆきりんこと柏木由紀さん(33)と、お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんのリーダー・すがちゃん最高No.1(33)の交際を報じました。同じ年齢、同じワタナベエンターテイメント所属の二人ですが、国民的アイドルと若手芸人という組み合わせに驚いた方も多いのではないでしょうか。

 ゆきりんはすがちゃん最高No.1さん(以下すがちゃん)のどんなところに惹かれたのか…。すがちゃんの人物像を探ってみると、その理由が見えたような気がしました。

【関連記事】男選びは誰が正解?「顔」の前田敦子「金」の篠田麻里子「チャラ男」の柏木由紀、支持されるのは意外にも…

壮絶人生を過ごしたすがちゃん


 ぱーてぃーちゃんは、2022年の元旦に放映された『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ系)で一躍脚光を浴び、2024年上半期ブレイク芸人ランキングではTop3に入るなど、今大活躍中のトリオ芸人です。

 徳川家の末裔で人妻の信子、かつては数学の偏差値が73を超えていたという金子きょんちいの二人の濃いギャルを率いるのが、ツッコミとネタ作り担当のすがちゃんです。

 すがちゃんは、著書『中1、一人暮らし、意外とバレない』(ワニブックス)で詳しく語られている通り、かなり壮絶な家庭環境で育ったといいます。3歳で実母を亡くし、自由な父親は家に寄りつかない状態、他の家族ともバラバラとなって、中学1年生の頃、気づかぬうちに一人暮らし状態となっていたそうです。

 2023年に放映された『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)では、東京の叔母からの仕送りで、お金に困ることはなかったものの、料理や洗濯は友人の家に泊まりに行った際に友人の母を偵察して学んだことなどを、笑いを交えて明るく語っています。

プロデュース能力の高さは秋元康のよう!?

 また、すがちゃんはかつて番組制作会社でADとして働いていて、自ら使えないADだったと言いますが、元制作側だっただけに、現在の状況や自らの立ち位置を客観的に分析し、仕掛けるプロデュース能力は長けているところが見られます。

 以前組んでいたコンビ・パーティーズは、男性二人組のチャラ男漫才でライブなどでも無双していた人気コンビでした。しかし、徐々に迷走。「EXITさんが出て来た時に、なんか心折れちゃったんですよ」(フジテレビ系『僕らの時代』より)とすがちゃん自身が言うように、このコンビで売れても2番煎じ感は否めないと素直に状況を受け入れ、解散に至ったそう。

 その謙虚さと、新たな方向に舵を切れる決断力、そしてその後の華のあるギャルとのトリオを結成しようと思いつく感覚は、磨いて得られるものではありません。

「ダメなんだぜ」というセリフと共に繰り出されるキメポーズや、個々にイメージカラーを取り入れる、キャラが渋滞する信子に対して個性や情報を小出しにしていく指示、テレビ露出に合わせたTikTokやYouTubeの鬼更新など、すがちゃんが仕掛けたものがどれも戦略としてハズしていない点もプロデュース力の高さの表れです。

 名プロデューサー・秋元康氏の姿を間近で長年見ていたゆきりんにとっては、すがちゃんのプロデュース力の高さを恩師と重ねる部分があったのでは…?

小政りょう
記事一覧
ライター
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


田中圭の不倫疑惑にちょっと待った!「令和の価値観」で永野芽郁との騒動を見てみると…
「週刊文春」のスクープで永野芽郁との不倫疑惑が報じられた妻子持ちの田中圭。  恋愛コラムニストであり、恋愛カウンセ...
堺屋大地 2025-07-03 12:04 エンタメ
永野芽郁が「清純派」って誰が言った? 批判するのはお門違いなワケ。江頭2:50への“涙”も大正解!
 日曜劇場『キャスター』(TBS系)で共演中の韓国人俳優であるキム・ムジュンを自宅に連れ込みお泊りし、なんとその翌日に妻...
堺屋大地 2025-05-02 06:00 エンタメ
「あんぱん」蘭子と豪の秘めたる恋に“過去の名作”を思い出す。河合優実は百恵ちゃんによく似ている
 縁談の返事をしに出掛けた蘭子(河合優実)を連れ戻したのぶ(今田美桜)に、蘭子は本心を明かす。季節は巡って秋になり、うさ...
桧山珠美 2025-05-01 19:16 エンタメ
なにわ男子・道枝駿佑は“肉食女子”から守られたのか?「キャスター」男性俳優陣が気になるよ
 芸能界広しといえども清純派と呼べるのは芦田愛菜だけ。長年、そう訴えてきましたが、今回の一件が図らずともそれを証明したの...
共亜事件は「虎に翼」のオマージュか。あんぱん、ブギウギの3人が同時代を生きている
 昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公...
桧山珠美 2025-04-28 18:40 エンタメ
「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ