芸人はランジャタイ伊藤から学べるか 「地雷女」を避けるたった一つの方法

帽子田 芸人、ライター
更新日:2024-09-18 10:08
投稿日:2024-09-18 06:00

彼女バレで萎えるファン。動員数が減る事態にも


 とはいえ、芸人は「彼女がいない」と主張する生き物だ。アイドルでもないくせに、なぜ「彼女がいない」と言い張るのか。その理由は彼女がいると分かると萎えるファンが大勢おり、ライブの動員が減るからだ。

 この前も女性人気が高い9番街レトロが「二人とも彼女がいる」と言い出したときは、Xのトレンドに上がり、ファンのSNSが荒れたりしていた9番街くらいになるとファンの母数も多いから痛手も食らわないだろうが、若手芸人のほとんどはファンの数はそう多くない。

「彼女がいる」と分かるとライブにも来てくれないし、生活の糧にもなる差し入れも貰えない。要するにバレると食いっぱぐれてしまうのだ。

 このような理由で芸人は「彼女がいない」と主張するのだが、もちろん彼女がいたとしてもファンと繋がりたいという下心も大きい。女性にモテたいというモチベーションで芸人になったのに、ファンとつながると不適切な関係といわれて謹慎を食らったりする。これは切ない話だ。

「本当のファン」なら我慢してくれ


 では、芸人はどうやって年齢を偽る未成年や、関係があったことを一方的に暴露する「地雷女」を避けられるのか。それはもう、芸人が真摯なお付き合いをするしか解決法がない。体だけの関係や、付き合っていたのに理不尽に捨てたりして、恨みを買わないように努力するしか方法がない。

 ファンも自分の推し芸人を売れさせたいなら真っ当な応援を心がけ、ファン友達が芸人にアタックするのを諫めた方がいい。芸人が破滅するとしたら女性関係の事件が最も多い。「テレビの中で輝く芸人の姿を見たい『本当のファン』なら、繋がろうとするな」と叱ってみてはどうだろうか。

帽子田
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別名義では芸人として活動。一時期は年100本以上のライブに出演、ライブ主催の経験もアリ。一応現役の芸人ではあるが、ただのお笑い、バラエティ番組ファンでもあります。

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