増えるアラフィフからの婚活。60代男性とお見合いした50代女性が悟ったことは?

内藤みか 作家
更新日:2024-09-19 06:00
投稿日:2024-09-19 06:00

「介護をまかせられて安心だ」

「どんな持病があるの?」と、いきなり聞かれたMさん。「持病はないです」と答えると、彼は膝を痛めていたり、健康診断で高血圧だと言われて薬を飲んでいると言ってきたのです。

 さらに「あなたは若いから、介護をまかせられて安心だ」とまで。

 まるで介護ヘルパーを見つけるために婚活をしているかのように感じ、Mさんはお見合い後、相談所を通して即刻お断りしました。

 しかし相談所の担当員は「あの人は都内に持ち家もあって、いい条件だったのに」と惜しそうにしていました。

せめて仕事をしている人と

 最近ではMさんは、自営業やフリーランスの60代ならお見合いをしてもいいと考えるようになりました。彼らには定年という概念がないので、仕事を続ける意思がある人も多いと感じたからです。

 本当は50代以下がいいのですが、なかなかマッチングしないので、せめて仕事が好きな60代をと考えたのです。

 しかし健康寿命を考えると、60代の男性と結婚したら、元気で仲良く一緒に過ごせる期間は長くはないかもしれません。

 介護生活になる可能性も考えると、やはり尊敬できる男性と残りの人生を過ごしたいと考えてしまうMさん。ベストなお相手に巡り合うまでには、いくつもの葛藤を乗り越えていく必要がありそうです。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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