更新日:2025-03-03 19:12
投稿日:2024-12-20 06:00
以前よりもっと深く愛されたい!
次に連絡が来たのは2週間後だった。
「悔しいですが、彼の『逢いたい』という言葉に胸が熱くなったんです。やっと逢える! と今まで以上にお洒落をしてホテルに向かいました。彼が贈ってくれたロイヤルブルーのワンピースとパールのアクセサリーをまとって。
家庭を持ちながら最低な女ですよね? でも『幸せなひと時を共有すれば、きっと彼の心を取り戻せる』という気持ちが大きかった。平凡な主婦が、世界で活躍するエリート男性に選ばれたという名誉と自信も欲しかったのかもしれません」
弘道さんの顔を見た途端、今までの不安や苛立ちが嘘のように消え去ったという。
「彼に惹かれる気持ちが倍増しました。以前よりもっと深く愛されたい。彼を手放したくない。独り占めしたい思いに駆られて…。同時に、聞きたいことも次から次へとあふれてしまうんです。あなたにとって私は何? 恵子って誰? 連絡が減ったのはなぜ? 生理の時は食事だけでもダメなの? って」
傷ついてもいい
だが、春美さんは「都合のいい女」に徹した。
「怖かったんです。余計なひとことを言って、彼に面倒くさい女だと思われたくなかった。たとえ他に女がいたとしても、やはり私を映画のヒロインにしてくれる彼を失いたくなかった…。我ながら、情けないです。弘道さんと別れて『空虚』な日常を送るくらいなら、傷ついてもいいから幸せが欲しいと感じずにはいられなくて…。
不倫や恋愛小説で有名な森瑤子さんの小説の中に『空虚か傷心か』というフレーズが出てくるんですが、私は可もなく不可もない『空虚』より、悲しんでもいいから愛を感じられる『傷心』を選びました」
ラブ 新着一覧
いくら相手のことが好きでも、不満や不安が我慢の限界を迎えたとき、別れを決意する人が多いようです。恋人と別れたくないので...
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
かなり年下の彼氏ができたという話はもはや珍しい話ではありません。しかし近頃増えているのは「かなり年下の彼氏ができたけれ...
女性に比べて、男性はいつまでも夢を追いかけがち。少年すぎる考えの夫に「もっとしっかりしてよ!」と思う人もいるでしょう。...
恋人同士の別れ話がこじれてしまうのは、残念ながらよくあること。
今回は「彼氏がなかなか別れてくれない」と現在進...
「結婚して何年経っても仲良しでいたい」そう願う夫婦は多いはず。実際、いつまでも仲良しでいられる夫婦には、毎日欠かさずに行...
キャンプにハイキング、海水浴にピクニック…。アウトドアデートは非日常を楽しむチャンスですよね。一方、普段と違うことをす...
夫婦間のLINEって毎日していますか? あまりLINEを送り合わない夫婦からしてみれば「そんなに話すことあるの?」と不...
「冷酷と激情のあいだvol.265〜女性編〜」では、名もなき家事を一切やらない夫・タカノリさん(仮名)への不満が爆発し、...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
3人の男性に、彼女と別れたくなった怖いLINEを見せてもらいました。今の彼氏と別れたくないのであれば、このようなLIN...
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
東京一極集中などと言われるなか、近ごろ増えているのは「東京に行きたい」という若い男性たちです。なかには、特に当てもない...
人は好意を持っている相手人や長く一緒にいる人から影響を受ける傾向にあるため、「好きな人の口癖がうつっちゃった」なんて経...
世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始めることにしました...
大好きなパートナーでも、結婚生活を送っていると「え、なんで…?」とイラッとしてしまうことはありますよね。恋人時代には気...
















