「婚外恋愛の彼から名前を間違われても…」私は都合のいい女? 不倫に沼った34歳主婦の天国と地獄 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-03-03 19:12
投稿日:2024-12-20 06:00

これまでのあらすじ

 共通の知人の葬儀で再会した男性と不倫に発展した春美さん(34歳主婦/子供アリ)。お相手は、春美さんがOL時代にスナックでアルバイトをしていた時のお客様・弘道さん(49歳外資系半導体メーカー/既婚・子供アリ)だ。

 彼の上司の葬儀で5年ぶりに会い、婚外恋愛へと進んだ。

 海外で活躍する弘道さんとのデートは、映画のヒロインのように夢心地にさせてくれるものばかり。ただ、彼のFBを見ると海外での活躍が素晴らしいことに加え、「友達一覧」は国内外で活躍するキャリア女性やセレブな美女が多い。あまりの世界の違いに、春美さんは一抹の不安に襲われる。

 そんな中、いつものように就寝時のメッセージを見て、春美さんは愕然となった。

「恵子、愛してるよ。おやすみ」

 そこには別な女性の名前があったのだ。

 前回までの話はコチラ→第1話第2話

FBで妻の名前を検索

 春美さんは語る。

「他の女性の名前を見て、愕然となりました。もしかして二股をかけられている…? いや、誠実な彼に限ってそんなことあり得ない。あれほど熱烈に愛の言葉を囁いて、お姫様のように接してくれた彼なのに…。

 思いついたのは奥様の名前です。外資系企業に勤める彼なら、妻には『愛してる』『今日も綺麗だよ』などと日常的に伝えていると考えたんです。私自身がそうあって欲しいという願望もありました」

 春美さんは、すぐに弘道さんの妻の情報を得ようと、FBで調べたという。

「弘道さんと同じ苗字が何人かヒットしました。出身地や居住地等を考慮して絞り込むと、1人の男性にたどり着いたんです。投稿の内容から、大学に通う弘道さんの息子だと分かりました。

 彼に息子がいることはスナック時代から知っていましたが、当時の弘道さんは『お客様の一人』だったので、特に気にかけなかったですね。

 でも、今回は全く違います。息子のFBから紐づけして必死に奥さんの名前を調べ続けました。もう執念に近い感じで…」

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蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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