令和ロマンのネタ“最強の苗字”説は本当?全国のワタナベさん達の苦悩…テストで字画削減のために『渡辺』等

小政りょう ライター
更新日:2024-12-27 06:00
投稿日:2024-12-27 06:00

令和ロマンの「苗字あるある」に一部がザワッ

『M-1グランプリ』(ABC・テレビ朝日系)で前人未到の2連覇という快挙を成し遂げた令和ロマン。ファーストラウンドでは昨年と同様トップで出場し、名字あるあるを取り入れたしゃべくり漫才で会場を揺らしました。そのネタの中で、最強の苗字と評されていたのが「ワタナベ」です。

 令和ロマンのネタに喜ぶワタナベさんもいる中、謙遜する人や恥ずかしさを感じるワタナベさんもいたよう。何人かのワタナベさんに、苗字の苦悩を尋ねてみました。

【関連記事】令和ロマン「M-1グランプリ」連覇の大快挙!ラリー遠田氏が“お笑いAI”と評した天才的「場の空気の掴み方

ワタナベさん「さほど最強の苗字ではない」

 令和ロマンがネタの中で訴える「ワタナベが最強」の理由はというと、「学校の出席番号の席順で、一番後ろの角の席でどっしり構えられる」「(渡邊、渡邉などという漢字ではあるが)簡単な“辺”でいいといえる優しさがある」からなのだそう。

 しかし、実際のワタナベさんは、さほど最強とは感じていない様子です。むしろ、出席番号が一番後ろとなり、「健康診断などの順番を待たされる」(45歳・男性)「余ったプリントを渡しに行くのは面倒くさい」(30歳・女性)のだそう。

 令和ロマンの言う「簡単な“辺”でいいと言える優しさ」も、優しさというわけでなく、単純な面倒くささから。ワタナベさんの中には本来は難しい方の渡邉や渡邊であるにもかかわらず、公的な書類以外の記入は渡辺という簡単な方で済ませている人が多いと言います。

口(邉)か、方(邊)かで間違えられても腹が立つので、指摘が無ければ辺と書いている」(31歳・男性)という方も。前出の女性は「本人確認ありのライブで免許証と漢字が違うからと、入り口でひと悶着」(30歳・女性)もあったと言います。

 小学生の子供に自分の名前の漢字を教える際も、テストで時間をとるからと表向きは名前の漢字を「渡辺」として教えている保護者もいるそうです。

 令和ロマン曰く「簡単な漢字にするだけで怒るサイトウさん」と違い、ワタナベさんが「簡単な方で」と言えるのは、前述した面倒くささやその漢字が難しいこと以外にも、あまりにもワタナベ姓が多い為、ワタナベという苗字に対してさほど愛着を持っていないこともあるでしょう。

「渡辺さん」だけでも、全国に100万人以上いると言われていますからね。ワタナベは同じ苗字の人がクラスや会社にいても、さほど気にすることはないとか。

小政りょう
記事一覧
ライター
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
私が稼ぐしかない!「月経ディスク」で起業、元居酒屋店員の猪突猛進人生
 パワフルの塊のようなアラサー女性がいます。「株式会社MONA company」代表取締役の向井桃子さん(35)。生理用...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...
3万のフレンチ? 1カ月の食費ですけどー!心で泣いた“女子飲み”の誘い
 仲良くしている友達や、恋愛対象として見ていた人との会話で「私とは住む世界が違う……」と感じた経験はありませんか? 今回...
【45歳からの歯科矯正】歯科矯正の洗礼か! 頬がこけ、そして便秘に…
 総費用160万円かけてワイヤー矯正(表側)に踏み切った“40代半ば婦人”の歯科矯正ほぼほぼリアタイ体験談です。  今...
男性用のレース下着って知ってる?トム・クルーズと極道の「色気」の正体
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
やっぱりハブられてる? 飲み会に自分だけ誘われない理由と3つの対処法
 自分は仲良しだと思っていたグループで、自分以外のメンバーが飲み会をしていた…… なんてことが発覚したら、かなりショック...
察知できないから危険でヤバい!「ステルス地雷系の競わせ屋」の罠こわっ
 みなさんの周りには、どんなヤバい人がいますか? あ、いると決めつけてすみません……。でも正直、「この人、ヤバいな」とす...
縦も横もななめも…直線だけで造られた街の違和感と落ち着き
「なんだか不思議な風景だな」とファインダーを覗いたら、その理由に気がついた。  縦も横もななめも、すべて直線だけで...
私は佳代だよ、レイちゃんってかすりもしねえ! 関係が終わった決定打!!
 仲良しの女友達や意中の彼からのLINEでも、幻滅したり、縁を切りたいと思ったりすることはありますよね。  今回は...
40女スーパー銭湯でととのえず、ぴーちくぱーちくな先客にモヤった話
 スーパー銭湯が好きです。週末のランニングがてら、あちこちの施設に出向いております。広い湯船にざっばーん! からの~、サ...
まるで御神体のよう! 美しく雄々しい“たまたま”に幸せを祈ります…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
どれくらい実践してますか? 家でできる環境にいいこと「7つの習慣」
 子供たちに限りある資源を残すためには、私たちの日々の努力が欠かせません。今回は、みんなが普段心がけている環境にいいこと...
胡蝶蘭はお祝い専用? 寺の住職から聞いた「お悔やみ花」としての需要
「つかぬことをお伺いしますが……」  猫店長「さぶ」率いる愛すべき我が花屋には、お客様から毎日のように“ちょっと困...
台無しなんですけど!家族旅行なのに「夫のイライラ言動」と4つの予防策
 世の女性の中には、せっかくの家族旅行中、「夫のイライラする言動」によって、楽しい雰囲気が台無しになってしまうケースも…...