席は空いてるのに何故? ママが客を帰した「意外な理由」 もし断られてもめげないで!

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2025-01-10 06:00
投稿日:2025-01-10 06:00

入店を断られたこと、ある?

 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞご贔屓に。さて、新年最初のどろんぱは「お断り」の話から。

 年始にはあまり見ないテーマかもしれませんが、1年の始まりにこそ意識しておきたいことでもあります。今年がみなさんにとって素敵な年になりますように!

  ◇  ◇  ◇

【神回の四コマ漫画】ゾゾッ 真冬のスナック怪談。誰もいない店に足音が…ママの「強烈な一言」で霊も退散!?

「お断り慣れ」が大人の心地よい絆を結ぶ

 スナックに限らず、どんなお店にもその店独自のカラーがあります。たくさんのお客さんにじゃんじゃか来てほしいお店、常連さんだけが来てくれれば満足なお店、回転率命なお店など、本当に色々です。

 自分とお店が合うかどうかは、行ってみるまで分かりません。そして、タイミングが合わないこともあります。以前行きつけのスナックで、ママが団体のお客さんを断ったことがありました。

 席は十分確保できる状態だったし、売り上げだってたくさん見込めてラッキーなはず。それでもママは「今日はごめんね」と断りました。なぜかと聞いてみると、今の空気感を壊したくなかったからだそう。

お断りとは、大事なものを選ぶこと

 その日は早い時間から常連さんが集まっていて、昭和歌謡をみんなで歌って大いに盛り上がっていました。確かに団体のお客さんは年齢層が少し若めで、かなりの酔っぱらい度。もし入って来ていたら、一気に空気が変わっていたと思います。断ることのほうが利益が大きいと、ママは一瞬で判断していたんですね。

 こんな感じで、スナックはお客さんを断ることもあるんです。でもでも! もしそんな日に当たってしまっても、めげずにまたチャレンジしてみてください!

 常連さんでも断られることもありますから、軽い気持ちで考えてもらえたら嬉しいです(私の見た常連さんなんか、入ってくるなり今日はダメーと言われて「あいよー!」で帰ってましたw)。

 もしかしたら、幸せな人生を送れる秘訣って、”お断り慣れ”することなのかも。今年もみなさんにスナックの魅力をたくさん伝えられるよう、飲みに行きまくりたいと思います! どうぞよろしくお願いいたします。

【登場人物紹介】

コミ:明るくよく気がつくが、酒乱なのがたまにキズ。

ママ:どろんぱのママ。美しいものとお金が大好きな美魔女。年齢不詳。コミに厳しめ。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


母が急病、社長の「帰りなさい」に涙…一生ついて行くと決めたLINE3選。元カレの言葉にホッ
「この人だけはどんな自分も受け入れてくれる」「この人だけは失いたくない」など、絶対的な信頼や必要性を感じる人に出会えると...
【マジかよ】ごま油×ミルクコーヒーに反響。老舗メーカーの“推しレシピ”にネット困惑「ヤバそう」「勇気でない」
「金印純正ごま油」などで知られる老舗メーカー「かどや製油」。企業公式X(旧Twitter)が2025年10月1日に投稿し...
「夜職だって立派な仕事」それ、本気で言ってる? 水商売への “本心”に気付いてしまったスナック嬢の独白
 最近は本当に“キラキラ夜職”が表に出る時代になりましたね。が、私は本当に危ないと思っています。 「そんなことない...
私が『愛の、がっこう。』に重ねた親との苦しい関係。振り返ってわかる“完璧じゃない”からこそ得られたもの
 フジテレビ系で放送されたドラマ『愛の、がっこう。』を観ながら、ふと「わたしの親も、今で言えば“毒親”だったのかもしれな...
スター猫になれるかな? 夢見るハチワレ“にゃんたま”の練習風景をチラリ☆
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
浮気を警戒したら逆ギレ!?  私が「絶対に謝りたくない」と思った瞬間7選。何でこっちが悪者なの?
「仕方なく謝ったけど…これ私、悪くないよね?」誰しもそんな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。  今回は...
30代はご褒美ボディケア、中年女は塗り薬まみれ。色気から進化した風呂上りの「おばケア」事情
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
定時で帰っていいよ→役立たずってことですか!? 職場で出会った「めんどくさい女」図鑑。扱いに困るよ~
 あなたの周りに“めんどくさい女”はいませんか? 今回は体験談を交えながら、接し方に困る女性の7つのケースをご紹介します...
女性の“性”は「下ネタ」なのか? タブー視する社会に言いたい、語り合うことで生まれる安心感
 性の話題は「恥ずかしい」「隠すもの」とされがちですが、思い切って触れてみると、不思議と距離が縮まります。普段は口にしづ...
45歳、いつになれば楽になる? 自由に生きてるはずの私が、定食屋の秋刀魚で涙を滲ませた理由
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
月経不調はストレスで悪化する? “脳疲労”と生理痛を軽くするセルフケア【専門医監修】
「生理痛はいつものこと、仕方ない」「PMSは気のせい」--などとガマンしてそのままにしていたり、鎮痛薬でやり過ごしたりし...
“推し”は最初から決まっていた…元芸能人が明かす「オーディション番組」の過酷な裏側と選ばれる子の共通点
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
「お尻トントン、もっと~!」可愛すぎる“にゃんたま”の甘えに抗えない♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「寝てるカナ!」「ぁりがとぅ」それ、なんとかならん? Z世代が震えた“大人のクセ強”LINE6選
 流行り言葉は目まぐるしく移り変わりますが、やっぱり受け入れられない言葉はあるもの。今回は、どうしてもモヤモヤしてしまう...
「生理痛で婦人科に行くなんて大げさ」は間違い。月経不調の陰に潜む病気のリスク【専門医監修】
「月経前や月経中の腹痛がひどい」「頭痛や気持ちがわるくなったりする」「イライラが止まらない」…そんな月経にまつわる不調を...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第103回「みんなで百物語ニャーン!」
【連載第103回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...