5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

更新日:2025-01-22 17:03
投稿日:2025-01-22 17:00

 Snow Мanが1月22日にメジャー・デビューから5周年を迎える。旧所属事務所の性加害問題の逆風にも見舞われながらも、大きくつまづくことなく、着実にトップアイドルへと上り詰めてきたSnow Мan。ファンクラブ会員数は、「嵐」の312万人には遠く及ばないものの、1月半ば現在で157万人を超えている。昨年リリースした2枚のシングルは両方とも100万枚を超え、4thアルバムも前作に続いて100万枚を超える売上げをみせた。

 グループとしても好評を博している「それSnow Мanにやらせて下さい」(TBS系)に続き、今年は日本テレビとウォルト・ディズニー・ジャパンがタッグを組んだ、トラベルリアリティショー番組「旅するSnow Мan」(仮題)が、関東ローカル限定でスタートする予定だ。

■年末のライブ配信視聴者数は前回から微減

 何の不安要素もないトップアイドルグループだが、実は芸能関係者の中で、密かにザワついている案件がある。

 Snow Мanが2023年の大晦日から紅白歌合戦の裏で行っているライブ配信の視聴者数が、第2回目となる24年は初回を下回ってしまったのだ。23年の初回は、ライブ配信の視聴者は133万人を超えた。ところが、昨年末の第2回は視聴者数約126万9200人と、わずかながら数字を落とした。

 トップアイドルグループとしてまったく問題ない視聴者数ではあるものの、第2回目の配信は2、3割増しを予想する芸能関係者もいたため、それに反する形で下落したことで「水面下のファン離れ」という分析も成り立つ。特にここ最近、一部のファンたちが2年ほど前から騒ぎ出しているのが、目黒蓮(27)と他のメンバーたちとの“グループ内仕事格差”で、さらにそれが露骨になってきているのでは……という指摘もある。当人たちは何も感じていなくても、ファンや外野が噂することで、メンバー内にギクシャクした感情が生まれ、解散に至ったグループも過去にはある。

「5周年のアニバーサリーイヤーを前に、Snow Manにどんなサプライズがあるのかと期待していたファンたちに発表されたのは、めめ(目黒の愛称)の『フェンディ』グローバル広告キャンペーン・モデル就任と、主演する『トリリオンゲーム』(東宝)のド派手な完成披露イベントのニュースだけ。これにはさすがにガッカリした声も多く、“めめばっかり!”とファンの不満が高まるのも無理はありません」(芸能プロダクション関係者)

 SNSでは仕事格差だけでなく、歌割りや衣装の待遇差を指摘する声もある。

「昨年はメンバー9人で11本のテレビドラマと2本の映画に出演しましたが、数字を残せたのは目黒だけ。メディアやクライアントが欲しいのは目黒だけ…というのが本音なんです」(前出・芸能プロ関係者)

 “Snow Мanの目黒蓮”が“目黒蓮のSnow Мan”にならなければいいのに……と願いファンは間違いなく存在する。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 グループとして活動するにはバランスが悪くなってきた感が否めないSnow Man。関連記事【もっと読む】「Snow Man=めめ以外は演技下手」定着のリスク…旧ジャニのマルチ売りに見えてきた限界…では、きしみ始めた同グループについて伝えている。

エンタメ 新着一覧


不祥事芸人・フジモンの賛否両論の復帰劇!実は吉本への貢献度が抜群?
 昨年10月に当て逃げ事故を起こして活動自粛していたフジモンことFUJIWARA・藤本敏史が、3月23日放送の『さんまの...
堺屋大地 2024-04-12 06:00 エンタメ
寅子「あきらめたらそこで終わり」はもしや…名作漫画のイズムにニヤリ
 傍聴した裁判について尋ねた寅子(伊藤沙莉)に対し、穂高(小林薫)は皆で議論してみるよう促す。  暴力を振るう夫か...
桧山珠美 2024-04-11 15:25 エンタメ
トラコ入学、伊藤沙莉は表情筋を自由に操る女優…男装の山田よねにも注目
 昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)のクラスには女子の憧れの的の華族令嬢・桜川涼子(桜井ユ...
桧山珠美 2024-04-08 18:38 エンタメ
“お騒がせ”青井実アナが心機一転、なにわ男子の道枝駿佑と似てるって⁉
 世の中の人がNHKに持つイメージといいますと、「真面目」「お堅い」「地味」といったところでしょうか。  そんな中...
逃げ恥の百合ちゃん役が“頭のいい女は頭の悪いふりをするしかない”発言
 穂高(小林薫)に出くわしたことで女子部への出願が母・はる(石田ゆり子)にばれてしまった寅子(伊藤沙莉)。  娘に...
桧山珠美 2024-04-05 15:30 エンタメ
「虎に翼」語りは尾野真千子 NHKアナと俳優のナレーションの違いは?
 寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めてい...
桧山珠美 2024-04-05 15:14 エンタメ
「虎に翼」シン・朝ドラの予感!わずか1話、たった15分で心つかんだ描写
 昭和6年・東京。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は父・直言(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧...
桧山珠美 2024-04-01 22:28 エンタメ
僥倖!世界に挑む赤西仁ほど「サムライマック」のCM向きな俳優はいない
 マクドナルドのCMにイケメンあり!  そんな声をちらほら耳にするようになりました。たとえば4月2日から全国放送さ...
平野らTOBEがドーム公演大成功の一方、暗雲立ち込める旧ジャニの逆転は
 3月14日から17日にかけて、滝沢秀明氏創設のTOBE所属アーティストによる東京ドーム公演「to HEROes ~TO...
こじらぶ 2024-03-30 06:00 エンタメ
ブギウギ最終回、水を差すようでスンマセン! 残念すぎる4つの演出と描写
 スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(...
桧山珠美 2024-03-30 11:41 エンタメ
スズ子引退会見、“天敵の文屋”鮫島の「シャッポを脱ぐ」演出を読む
 歌手・福来スズ子(趣里)の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一(草彅剛)とは話ができないまま会見に臨むことになってし...
桧山珠美 2024-03-27 14:30 エンタメ
超鈍感力! 羽鳥の絶縁宣言を屁とも思わないスズ子とタケシは似た者同士
 歌手引退――。スズ子(趣里)はその決断を、愛子(このか)や大野(木野花)に伝えた。  羽鳥善一(草彅剛)に絶縁す...
桧山珠美 2024-03-26 15:40 エンタメ
「GTOリバイバル」注目の新人イケメンは?松嶋菜々子は本当に出るのか
 反町隆史主演「GTO」が26年ぶりに帰ってきます。反町演じる元ヤン教師・鬼塚英吉がさまざまな問題を解決する学園モノで、...
ドヤ顔のアユミとヘイヘイブギー歌唱シーン温存の理由がわかる回だった
 昭和31年、大みそか。第7回オールスター男女歌合戦当日。スズ子(趣里)は、楽しみに会場へと向かう。スズ子が楽屋で支度を...
桧山珠美 2024-03-22 14:30 エンタメ
最終回秒読み…スズ子はブレずにお人よし、NHKと沼袋勉の手腕いかに!?
 愛子(このか)は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を...
桧山珠美 2024-03-21 16:07 エンタメ
和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ