何かをくぐり抜けてきた、大人な女性の空気感があった
――お互いに、馬場さん、佐藤さんが演じたからこそのアリスさん、晴海くんの魅力を教えてください。
佐藤:僕、あります! 原作を読んだときに、アリスさんってこういうキャラクターなんだなと自分なりに解釈して現場に入ったんですけど、全く想像していないアリスさんを馬場さんが演じられていたんです。馬場さんにしか出せないアリスさんだなと感じました。
具体的にいうと、原作からはもっとほわほわして女の子っぽいふんわりしたイメージを持ってたんです。それがもっと大人の、何かをくぐり抜けてきた女性の空気があって、すごいなと思いました。
馬場:晴海くんは、アリスさんと一緒にいてドキドキしたりしている場面が多いんですよね。その感じが可愛らしいなと思いつつ、しっかりもしているし。晴海くんは17歳なんですけど、その子どもでも大人でもない感じが出ていて素敵だと思います。
佐藤瑠雅の「人生一番のモテキ」エピソード
――晴海くんは10年ぶりに帰ってきたアリスさんにドキドキしていますが、子どもの頃からアリスさんのことが気になっていたのかなと。小さなときの話でもいいので、おふたりの初恋エピソードを「コクハク」してもらえませんか。
馬場:たぶん幼稚園の頃だと思います。幼なじみのような子がいたような記憶が、ほんのりと(苦笑)。当時は東京に住んでいたんですけど、小学校の途中から新潟に引っ越したので、東京のことはあまり覚えてなくて。
いろんなタレントさんがテレビで初恋エピソードとか言って、名前とかも出てきてますが、私、全然覚えてないんですよ。だから頭の中で作っちゃってるかもしれませんが、私の記憶の中ではやんちゃな男の子だった気がします。いわゆる元気のいい男の子。たぶん(苦笑)。
佐藤:僕も幼稚園でした。僕、人生の一番のモテキが幼稚園だったんです。
馬場:そうなんだ(笑)。なんでモテたの? 運動ができたとか?
佐藤:確かに足は速かったです。友達と遊んでたら自然にモテちゃって。女の子たちが休み時間にみんなで追いかけてくるんですよ。「待って~!」って20人くらい。
それで逃げてたんですけど、ある日、みんなで集まった日があって、隣に座った女の子がいたんですが、僕のことをゴミを見るかのような目で見るんです。
馬場:あはは。
佐藤:そんな経験なくて、逆に気になっちゃって。それがたぶん初恋です。
――その女の子がどういう気持ちだったのか知りたいですね。その後、仲良くなったりは。
佐藤:小学校で一緒のクラスになったので、「幼稚園、一緒だったんだよ」と言った気がします。「そうなの?」と言われました。好きっていう気持ちかどうかも分からなかったので、特に何も思いは伝えてません。でも当時気にはなってました。
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