中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威
自らを引退に追い込んだ女性トラブルはフジテレビを巻き込んだことで、中居正広氏(52)はさらなる危機に直面しているという。フジテレビが否定している編成幹部の“上納疑惑”の影響で、75社以上のスポンサーがCMを引き揚げる事態に。
《フジテレビでは、今回のAC差し替え及びキャンセル分について、広告主と築いてきた信頼関係を維持し、今後早期に広告の発注を再開していただくため広告料金を請求しない方針としました》
このため、フジ・メディア・ホールディングスは先月30日、2025年3月期通期決算予想を大幅下方修正。売上高で500億円、営業利益で173億円の減収減益の見通しを発表。スポンサー撤退は4月以降も続くと見られているため、来期への打撃も確実視されている。
中居氏はトラブル発覚によって、自身が出演していたソフトバンクやタイミーのCM差し止め、降板を余儀なくされたことで指摘されているのが違約金の発生だ。
「ソフトバンクの場合、CMだけでなくチラシや看板などで露出していたこともあり、違約金は2社合わせて10億円以上にのぼると言われています」(大手広告代理店関係者)
最終的な金額は交渉次第とのことだが、引退した中居氏への打撃は小さくないだろう。さらに、先月27日のフジテレビの記者会見で、第三者委員会の結論次第としながらも、遠藤龍之介副会長は中居氏に対する損害賠償の可能性を否定していない。
1987年に旧ジャニーズ事務所に入所した中居氏は、翌年に結成されたアイドルグループSMAPのメンバーとして2016年まで活動し、一時代を築いた。SMAP解散後もMCを中心に活躍。引退直前まで多くのレギュラー番組を抱えるなど、37年間の芸能生活を通して売れっ子だった時代が長いだけに、一時、総資産100億円と言われたことがあった。
■資産100億円説の真偽は?
17年10月放送のTBS系「なかい君の学スイッチ」で、サンドウィッチマン伊達みきお(50)から口座残高について「ネットニュースで見ましたけど、残高100億円あるって本当ですか?」と聞かれた中居氏は、「無いよ無いよ。あるわけがない。どこのネットだよ」と答えている。
「松本人志をはじめ多くの売れっ子が都内の一等地に複数の不動産を所有していますが、中居氏も港区、目黒区などにマンションなどを複数所有していて、時価で10億円は下らないと言われています。2005年に公示が終了した高額納税者番付で、中居氏はとんねるずやダウンタウンらと並ぶ常連で、当時で年収4億円ほどと推計されていました。その後も、少なくとも当時の年収はキープしていることから、100億円はないにしても現預金含めて数十億円はあるのではと言われています」(芸能ライター)
中居氏と言えば、番組スタッフなどに高級スーツやレアなスニーカーなどをプレゼントするほか、高級弁当の差し入れをたびたびするなど、羽振りの良さが報じられている。しかし、普段は質素そのものだったという。
「今から20年近く前、中居氏の目黒区内の高級低層マンションに張り込んだことがありますが、当時乗っていたのが10年落ち程度の国産高級車でした。外食に出ることも少なく普段着もジャージ姿などが多く、どちらかというと質素な印象でした」(週刊誌記者)
自らの行いとはいえ、およそ9000万円の示談金を支払った上に引退を強いられ、37年の芸能生活で築いた資産までが脅かされようとしている。
◇ ◇ ◇
フジテレビの“上納文化”は本当にあったのか? 関連記事【もっと読む】中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在…に詳しい。
エンタメ 新着一覧