中居氏問題の根底にある「旧ジャニーズ」の大きすぎる存在…フジは“パイプ役”藤島ジュリー景子氏と関係断絶できるのか
フジ・メディア・ホールディングスおよびフジテレビ社員に対する第三者委員会による調査がようやく始まり、6日に「再生・改革プロジェクト本部」の立ち上げが決まった。同社は組織の在り方を見直し、信頼とブランドを再構築するとしているが、調査の過程で意外な人物の名前が浮上しているという。
「第三者委はまず中居正広氏が引き起こした女性トラブルとそれに類似する事案を調査しているのですが、そもそものパイプ役として、藤島ジュリー景子氏の存在を指摘する見方が周辺から出ているようなのです。元ジャニーズの中居氏にとって、ジュリー氏は元所属事務所社長にあたるので、そうそう驚くことでもないのでしょうけど」(フジテレビ関係者)
ジュリー氏は、かつてフジテレビの役員秘書室で勤務していた。約30年前のことで現フジテレビとの関わり、中居氏問題との接点が見えにくいが、故・ジャニー喜多川氏の性加害が国内外で紛糾した2023年に、デイリー新潮が「テレビ局は政略結婚も画策…全てを知る、絶対的存在『藤島ジュリー氏』に問われる説明責任」の見出しで、フジテレビが同社社員とジュリー氏の結婚を模索していたことを伝えている。フジ・メディアHDの金光修光社長の元妻でフジテレビの社員プロデューサーだった重岡由美子氏はフジテレビから旧ジャニーズ事務所に現役出向した後、取締役に就任した。
そんなフジテレビとの「パイプ役」として名前が上がるジュリー氏とフジテレビの接点はどうなっているのか。フジテレビに出入りするマスコミ関係者はこう言う。
■性加害問題後もジャニーズの威光を笠に着ていた編成スタッフ
「中居さんに女性を紹介したと報じられた幹部社員は急な異動で人事局付になりましたが、旧ジャニーズ担当の編成スタッフは他にもいて、彼らはジャニーズの性加害問題があれだけ批判されて問題となった渦中の時も、どこ吹く風で社内を闊歩していました。
旧ジャニーズ関連のレギュラー番組をフジも打ち切る中でも、企画会議などではジャニーズのタレントの名前を得意気に出しては『すぐに(出演オファーの)話できるよ』などとやっていた。こうした一般とはかけ離れたテレビマンの感覚は、ジャニーズのタレントが視聴率を持っていることに尽きるでしょうね。どんな騒ぎがあろうと、旧ジャニーズがいないと数字は取れないだろうとタカをくくっていたのではないでしょうか。
実際、その後、フジは『Snow Man』などを再び重用し始めましたし、旧ジャニーズとのパイプを深めることはあっても、絶やすことはなかったと思います。そんなフジテレビスタッフが顔色を窺い続けているのがジュリー氏です。代表取締役社長のポジションから退き、ジャニーズの看板は降ろしたとしても、ジュリー氏がトップであることに変わりはない。反対に、フジテレビは『再生・改革プロジェクト本部』を立ち上げたとしても、旧ジャニーズとの関係を完全に断ち切るのは容易ではないはずです」
中居氏問題の背景として、旧ジャニーズ問題が大きくそびえているということを、「第三者委員会」の調査にフジテレビ社員たちはどこまで証言するのだろうか。
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フジテレビとジャニーズの密接な関係は広く知られている。以下の●関連記事【あわせて読む】『“天皇”日枝久氏しか知らない「ジャニーズ圧力」「メリーの激昂電話」 フジテレビは今こそ全容解明』もご参照ください。
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