吉沢亮「泥酔住居侵入」で酒豪→下戸タレントのCM起用シフトの兆し アサヒビールは「中途解約」処分
俳優の吉沢亮(30)が昨年12月30日、泥酔状態で、自宅マンションの隣室に無断で侵入し、住居侵入の疑いで警視庁が任意で事情聴取していることが明らかになり、広告業界が騒然としている。吉沢は、2023年から「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」の広告キャラクターに就任し、CMに出演していた。
アルコールのCMに起用されている立場でありながら、酒によるトラブルというご法度を犯した吉沢に対し、アサヒビールは契約の「中途解約」という厳しい処分を明らかにした。今後、吉沢を使った新たな広告展開をすることもないという。
吉沢はかねてより、酒好きを公言。主演を務めた21年放送のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の撮影時を振り返った際、「大河の撮影中は1日も飲まなかった日がない。ずっと家で。飲まないと寝られないくらいになっちゃって」と語るなど、日常的にお酒が手放せない生活になっていることを明かしていた。
そして23年10月、「ドライクリスタル」広告キャラクター発表会に出席した際も、「ついつい飲み過ぎちゃったりして、翌日頭が痛くなることもよくあって」と、飲酒量を自制できていないと受け取れる発言もしていた。SNSでは《お酒大好きで、常習性があるタレントさんが、お酒のCMとの契約は絶対に避けた方がいいと思います》《最近まじな酒好きを多用するようになったよね。酒のCMって下戸の人を起用すべき》と、“酒好きタレント”をCMに起用するリスクについて指摘する声が散見されている。
■注目が集まる、もう一人の「お酒大好き俳優」
「海外ではアルコールに関するCMの放送を制限している国も多くありますが、日本でも16年から『飲酒に関する連絡協議会』がCMなどのタレント起用について『未成年者をモデルに使用しない』という基準から、『25歳未満の者を広告のモデルに使用しない』『25歳未満にみえる表現はしない』に改正するなど、飲酒リスクを踏まえてCMや広告のあり方が見直されています。そんな中、時代と逆行するように吉沢さんをはじめとした"酒豪タレント"をCMに起用する企業も最近は増えており、今回の一件は酒好きタレントを起用するリスクを改めて露呈させた印象です」(広告代理店関係者)
吉沢と同じく、「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」のCMに起用されているのが、やはり酒好きを公言している橋本環奈(25)だ。
19年9月21日放送のフジテレビ系「KinKi Kidsのブンブブーン」では、週7でお酒を飲みに行っていることや「すぐ記憶飛ばしちゃうんで」という失敗談を語っていた。
「お酒が好きなタレントを起用することで、お酒を楽しむリアルな姿をCMとして届けられるという企業側の目論見は理解できますが、お酒が好きということは、それだけお酒によるトラブルが起こるリスクも高まるということになります。今後は、日常的な過度の飲酒習慣がないタレントをお酒のCMに起用する流れが顕著になっていきそうです」(同)
アルコールCMの起用には、酒に呑まれないタレントであることが必須条件となりそうだ。
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