「婚活歴10年の末に既婚男性と…」不倫相手の離婚までに確実に不倫を終えたい43歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-02-15 06:00
投稿日:2025-02-15 06:00

別れ話に応じてくれない

 カズノリさんによると「妻との仲はすでに冷え切っていて、娘が中学を卒業したら離婚をする予定」で、「妻は俺よりも稼ぐ優秀な女性なので、慰謝料や財産分与はなし。そこまでの話はついている」とのこと。

 しかし絵梨花さんは、この話を「半信半疑でしか聞いていない」と言います。

「ぶっちゃけお金がどうとか離婚とか、どうでもいいんですよ。だって私は、カズノリが仮に離婚をしても結婚する気なんて全くないですから。

 だけど、私がカズノリに別れ話をすると、すぐにこの話をしてきて『俺は、絵梨花と別れたくない! 絶対に別れない!!』の一点張りだから面倒くさくて…。

 しかもですね、もうすぐお嬢さんが中学を卒業するんです。あと2カ月したら彼の離婚が本格的に進んでしまう。だから、今のうちに別れておかないとまずいんですよ」

不倫は惰性

 不倫をしているのは完全に“惰性”で、絵梨花さんとしてはカズノリさんに特別な愛情を抱いているわけでもなく、「なんとなく付き合い始めたけど、このままじゃ良くないし早く別れたい」という心情以外に特別な気持ちは一切ないと強調します。

「不倫だからすぐに別れられると思ったのが、甘かったですね…。普通は、彼氏が既婚者だと女性のほうがのめりこんで、“早く離婚して!”と言い出すと思うんですけど、私たちは完全に関係が逆っていうか。

 私は不倫だからというわけじゃなく、ただの恋愛ですら面倒くさいっていうのを痛感したので、早くシングルに戻りたいのに…。

 既婚者のカズノリがそれを認めてくれないのは、おかしくないですか!?」

 何度となく別れ話をしているものの、こじれるたびにカズノリさんは絵梨花さんの自宅に押しかけたり職場の前で待ち伏せしたりするために、話が前に進まないと絵梨花さんは苛立ちを隠しません。

腐れ縁状態になるのは絶対にイヤ

「離婚をしてきたあとに『君のために離婚をしたんだから、俺と結婚して』なんて言われるだけは避けたいので、なんとかして早く別れたいんです。

 だけどこのままだときっと、これまでと同じようにズルズルと腐れ縁みたいに続いちゃいますよね?

 それだけは絶対にイヤ。なんとかカズノリに諦めてほしくて、毎日どうしたらいいのか考えています」

 では、絵梨花さんの恋人であるカズノリさんは、今の不倫関係についてどのような考えなのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「浮気されて別れた」「私も…」出たー!悲劇のヒロインは話をかっさらう
 まるで自分が物語の主人公であるかのように振る舞う「悲劇のヒロイン症候群」を知っていますか?  周りの人に「かわ...
恋バナ調査隊 2024-01-06 06:00 ラブ
夫婦の会話にツッコミ要求までする? 大阪人の夫にストレスを感じた瞬間
 夫婦の出身地がどこかによって、家庭の雰囲気は変わるかもしれません。特にノリがいい大阪人の夫がいる家庭は、なんとなく明る...
恋バナ調査隊 2024-01-06 06:00 ラブ
「貧乏な男と結婚」は愛があっても正直しんどい…おすすめしない理由5つ
 人は見た目や条件ではなく、心だなんていいますが、実際問題はどうなのでしょうか? 貧乏な男と結婚しても、愛があれば大丈夫...
恋バナ調査隊 2024-01-05 06:00 ラブ
土曜夜は仲良しデー♡ セックスレスは無縁のツワモノ夫婦に学ぶ秘訣5つ
「出産してからほとんどしてない…」と、レスに悩んでいる夫婦は多い様子。しかし反対に、レスとは無縁の夫婦が存在するのも事実...
恋バナ調査隊 2024-01-05 06:00 ラブ
たくさんモテても意味ないって言うよね? その4つの理由を紹介します。
「モテまくって、男性を手のひらで転がしてみたい♡」「たくさんの男性から貢がれたい♡」なんて願望は、非モテ女が一度は抱くも...
恋バナ調査隊 2024-01-05 06:00 ラブ
久しぶりで股関節も硬い…40女“ご無沙汰ベッドイン”を楽しむヒント3つ
 久々にいい感じの男性が現れた時、女性もエッチの予感が多少なりともするもの。  けれど、久しぶりすぎて、どんなふうにす...
内藤みか 2024-01-04 09:38 ラブ
【2023年人気記事】認知症の兆候?義父との性生活を赤裸々に話す義母
 2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
並木まき 2024-08-17 08:42 ラブ
女性の収入を頼りにするヒモ男 2024年は好きになる前に嗅ぎ分ける!
 女性の収入を頼りに暮らす「ヒモ男」は、積極的にあまり彼氏にしたいタイプではありませんよね。でも、世の中にはヒモ男を好き...
恋バナ調査隊 2024-01-04 06:00 ラブ
【2023年人気記事】Hってどんな感じだっけ?濃厚ベッドシーン映画3本
【内藤みかのあたらしいのがお好き】  あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にあり...
内藤みか 2024-01-02 11:45 ラブ
【2023年人気記事】体の相性が運の尽き 不倫に溺れた男女の失楽園LINE
 あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
恋バナ調査隊 2024-01-02 11:45 ラブ
【2023年人気記事】パートナーのオナニーを偶然見ちゃった…
【解消されない夫婦のモヤモヤ】  あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがと...
豆木メイ 2024-01-02 11:43 ラブ
30代40代の恋活はX(Twitter)がベター♡やり方とヤリモク回避の注意点
 若い子だらけのInstagramよりも、X(Twitter)の方が30代・40代の恋活には向いています。趣味や時事ネタ...
同級生「好きだった」私「初耳w」同級生「本気になりそう」不倫の着火剤
 多くの人から反感を買いやすい不倫問題ですが、実は既婚男性のほうから好意をほのめかしてくるケースが後を絶たないようです。...
恋バナ調査隊 2023-12-31 06:00 ラブ
キラキラが苦手なんだよ…田舎育ちの地味系40男が抱く劣等感
「冷酷と激情のあいだvol.175〜女性編〜」では、副業のインフルエンサー活動に非協力的な恋人・コウジさん(40歳・仮名...
並木まき 2023-12-30 06:00 ラブ
誠実なダサ男、写メも無頓着…ダンチな彼に不満な35歳インフルエンサー
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-12-30 06:00 ラブ
交際前のセックスはNG、鉄のパンツを!幸薄い「2番目の女」残念な特徴
「気づくといつも2番目の女になってる…」と悩んでいる女性はいませんか?  もしかしたらあなたには、改善すべきポイ...
恋バナ調査隊 2023-12-29 06:00 ラブ