「おむすび」佐野勇斗の“番組ウラ被り”で橋本環奈の苦境ぶり露呈…「パワハラ報道」のダメージ色濃く
NHKが異例ともいえる形で、朝の連続テレビ小説「おむすび」のヒロイン・橋本環奈(26)のクランクアップをアナウンスした。放送開始直後に週刊文春が報じたパワハラ疑惑の影響もあったのか、急降下で視聴者が離脱。「おむすび」はこのままだと朝ドラ史上最低視聴率を記録しそうだ。
冒頭の“異例ともいえる形”と筆者が指摘したのはこういう理由だ。
「通常、朝ドラヒロインのクランクアップ・セレモニーは、最後の収録を終えたヒロインが衣装もメークもそのままに、たくさんのスタッフや共演者の拍手に包まれて花束を手に涙するものなんです。ところが橋本さんはクランクアップ当日ではなく、2日後に、この撮影だけのために花束を抱えた写真を撮っているんです。また、通常ならNHKの定時ニュースでヒロインの労をねぎらった撮了報道をするものですが、これも一切なし。視聴率かパワハラ疑惑か理由がはっきりしませんが、スタッフから歓迎されていなかった現場の空気感がひしひしと伝わってきました」(芸能記者)
準備期間を入れれば半年以上にわたって“同じ釜の飯”を食べてきたスタッフたち。それなのに、朝ドラ特有の大きな仕事を頑張って成し遂げたという達成感のような感情が、この別撮りされた撮了写真からはさっぱり伝わってこなかった。
「おむすび」を取り巻く異常事態は、14日にも起きた。同日、完全に裏かぶりとなるTBS系のバラエティー番組「ラヴィット!」に、朝ドラで橋本の夫役を演じる佐野勇斗(26)が生出演したのだ。
番組冒頭からSnow Manの目黒蓮(28)とともに登場した佐野の姿に、芸能記者歴30余年の筆者も目を疑った。
目黒蓮と映画のプロモーションで
この日は、目黒が主演を務める「劇場版 トリリオンゲーム」(東宝)の公開初日で、TBSでは数日前からそのプロモーションとして目黒とバディーを組む佐野を、可能な限り多数の番組に出演させてきた。しかし、朝ドラヒロインの夫役を務める役者が、同時間帯に完全にかぶる民放のバラエティー番組に出演するケースは前代未聞だ。
「端役ならまだしも、レギュラーポジションを得ている役者が、朝ドラオンエア中の同時間帯に民放の裏番組に出演するなんてことは、これまで絶対に許されないことでした。仮に役者側からNHKにお伺いを立てたとしても『オンエア中はダメです。放送終了後にして下さい』と言われるのが常でした。一見すると佐野側の暴挙にも見えますが、NHKがこれを全く知らなかったことはあり得ないわけで、『おむすび』に関しては、サジを投げてしまっているという想定ができますよね。『橋本さんマターですから、どうぞお好きに……』という感じでしょうか」(芸能プロダクション関係者)
さらに追い打ちをかけるように、「おむすび」と「ラヴィット!」の裏かぶりから3日後に発表されたのが舞台「千と千尋の神隠し」の中国・上海公演のキャスティング発表だった。
世界最大の1949席を持つ、地下型劇場施設で7月14日から上演される「千と千尋」だが、この舞台は橋本と上白石萌音(27)が切磋琢磨して作り上げたもの。それが橋本と福地桃子(27)のダブルキャストと発表されたことに、関係者は驚きを隠さない。
「キャスティング発表が遅れたのはスケジュール調整といわれていますが、実は他の主要キャストが橋本との関わりを切りたかったのでは、なんて噂も聞こえてきています」(舞台関係者)
朝ドラ終了と同時にNHKという大きな後ろ盾もなくなり、ここに来て9人目の現場マネジャーも退職したという報道もある橋本。スポンサー離れも急激な勢いで進んでいるといわれている広告業界からの不安視を拭うような、名誉挽回のチャンスは訪れるのだろうか。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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