ロマンチックおばさんですがなにか? 親の小言もスルーし、好きな服を着続けてきた51歳独女の決意

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-03-10 06:00
投稿日:2025-03-10 06:00
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。先日、SNSで話題になった「ロマンチックおばさん」。とある女性向け雑誌の記事が「花柄の服を着ると“ロマンチックおばさん”になるから避けましょう」と紹介していたものをXユーザーが取り上げ、大炎上しました。実は、私も立派な「ロマンチックおばさん」です。

「ロマンチックおばさん」とは?

 この言葉が話題になったのは、2025年2月中旬のXのポストでした。元ネタは、2019年に「クロワッサン ONLINE」が掲載した「大きな花柄のトップスは避けるべき。下手をすると“ロマンティックおばさん”になる」という記事。それが2025年になってXで再燃し、大きな議論を巻き起こしたのです。

 発端となったポストは、《『大きな花柄のトップスはやめて! “ロマンティックおばさん”になっちゃうわよ!』という記事を見たんだけど、悔しいことに“ロマンティックおばさん”という響きが良すぎて、むしろなりたくなってきた。》というもので、多くの人が共感。そこから、「ロマンチックおばさん」の定義がポジティブに変わり始めたのです。

《私も花柄が好きだから、“ロマンティックおばさん”で何が悪い?》
《“ロマンティックおばさん”の仲間入りしたくなってきた!》
《好きな服を自由に楽しめる社会であってほしい》

 同じくおばさん世代と思しき共感すると声とともに、花柄を中心とした華やかなファッションをまとった写真が次々に投稿され、SNSはまるで「ロマンチックおばさん祭り」状態に…。

【こちらもどうぞ】私が48歳まで処女だったワケ。30代日本人女性の3人に1人が性体験なし

51歳独女、レースもフリルも大好き!

 私自身もレースやフリルが大好きで、自宅のクローゼットにはそんな服ばかりです。

「年齢でファッションを制限されるのは悲しい。好きなものを着て何が悪い?」

 今回の炎上では、こんな意見が多く見られましたが、心の底から共感します。

 30代になった頃、母から「もっと年相応の服を着なさい」と言われることが増えました。おそらく母にとって「年相応」とは、シンプルで目立たない服のこと。でも、ファッションは本人が心地よくいられるものを選ぶべきで、他人に決められるものではないと思うのです。

 私は22歳の頃にファッションの楽しさに目覚めて以来、「着ていて気分がアガる服」を基準に選んできました。年相応かどうかは関係なく、です。もちろん似合うかどうかも大事ですが、まずはときめくかどうか。それが私のルールです。

 みなさんも「この服、可愛い!」「素敵!!」とときめいた気分になった経験がありませんか? むしろ「ロマンチック」な気持ちにさせてくれるファッションは、心身を若々しくするのにとても重要なファクターだと思うのです。

 そう考えると、「ロマンチックおばさん」ってむしろ素敵なことではないでしょうか?

いくつになってもオシャレをしたい!

「ロマンチックおばさん」という言葉は、当初ネガティブな意味で使われていました。しかし、SNSでは「好きな服を自由に着ることを楽しむ大人の女性」として肯定的に受け止められる流れになっています。

 前出の声が飛び交うのを見て、「おしゃれが好きな女性は強いな~」と感慨深い気持ちになりました。この言葉を通じて、ファッションの自由や自己表現の大切さが再認識され、議論が活発にされたのは、多様化が進む令和ならではの現象かもしれませんね。

 私はこれからも、レースやフリルなどをあしらった自分の心がときめく服を、年齢に関係なくこよなく愛する「ロマンチックおばさん」全開でいきたいと思います!

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


尊すぎる! 親子“たまたま”に遭遇♡ パパを超える日は来るかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
東日本大震災津波伝承館にて~伝えて、記憶する。
 伝えてゆくということ、そして、記憶するということ。  東日本大震災から14年目となる、2025年3月11日、何を...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第92回「町のちいさな動物病院にハルがキタ」
【連載第92回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏漢字探し】「燗」の中に隠れた漢字は?(難易度★★★★☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
56歳で初めて包丁を握ったYO! 万年実家暮らし男性が力説する「テキトーな自炊」の愉しみ
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
主婦vs丸の内バリキャリの「マウント合戦」は漫才よりも笑える。“負け顔”ができる女芸人の観察
 かつて西大井にあったお笑い養成所に通っていた3人の女。SNS・mixiのコミュニティに麻梨乃が書き込むと、2人の同期生...
早稲田卒、商社OLの称号は「貧乏な夢追い人」とは違うの。誰よりも高い“現在地”は私だよね?
 かつて西大井にあったお笑い養成所に通っていた3人の女。約20年後、懐かしさで当時使用していたSNS・mixiのコミュニ...
ゲッ…まだ「mixi」見てるの? 独身女2人の即レスに“意地悪な幸せ”を感じる上から目線の主婦
 mixiでの呼びかけに、応答があったのは2人だけだった。  当然だろう。そこはもう誰もいない公園なのだ。あの頃は...
否定ばかりする人のLINEがしんどい…。我慢せず、受け手側ができる3つの対応策とは?
 LINEのやりとりで、相手から否定ばかりの内容が届いたら対応に困りますよね。  腹が立ち、関係をやめたいと思って...
金運を上げる花5選!植物で開運を狙う基本のキ。黄色いお花だけではない【開運花師おすすめ】
 いくらやりくりを頑張っても、追いつかない物価高。こうなったらもう金運を呼び込むしかないかも?  お花や開運に関する...
辻希美は第5子妊娠の衝撃度。長女希空とは18歳差に…年の差きょうだいの良さと熟考すべきこと
 元モーニング娘。の辻希美(37)と夫の俳優・杉浦太陽(43)が3日、第5子妊娠を発表した。  2007年6月に結...
一気に距離が縮まる会話術! 社長も平社員も、みんな笑顔になる「あの話」は鉄板エピソード
 例えば今目の前に距離を縮めたい相手がいたら、みなさんは何をしますか? 私なら、その人の子供時代の話を聞きます。 ...
「子持ち様」認定されないように…非常識な親バカママ友あるあると3つの対処法
 子供がいると避けて通れないのが、ママ友とのお付き合い。  今回は、思わずイラッとしたママ友の親バカ行動をご紹介。周...
職場の「1on1ミーティング」を苦痛に感じる3つの原因。今すぐ取り入れたい対策方法は?
 近年、企業で取り入れられている「1on1ミーティング」をご存知ですか? 新しい手法を取り入れるのは良いことですが、蓋を...
堤防の上は“たまたま”のランウェイならぬ、ニャンウェイ♡ 見せ場のターンの瞬間をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
意外に難しい「ミモザの鉢植え」を成功させたい! ほっぽらかし園芸好きの花屋が教える5つの失敗と対策
 暦の上では3月、ポカポカを通り越して半袖脇汗が止まらない日中があれば、突然寒くなり雪が降る…これは本当に三寒四温なのか...