第24週「家族って何なん?」#116
2023年。一人前の理容師となった翔也(佐野勇斗)は、娘の花(新津ちせ)が中学生となり大人びるのを心配するが、結(橋本環奈)はそんな翔也をいさめる。
一方、歩(仲里依紗)は配信動画でギャルマインドの伝道師と呼ばれるようになり、一躍人気者に。そんな折、結の病院に栄養失調の身元不明の少女が入院してくる。
【本日のモヤっと】
花が別人過ぎる
※※以下、ネタバレあります※※
結が花をハグしてからもう3年が経過。今週は令和5年12月からのスタートです。娘の花は、宮崎莉里沙から新津ちせに選手交代…それにしても、あれです。もう少し雰囲気の似ている子役はいなかったのでしょうか。
そもそも母娘のエピソード自体、十分に語られた記憶もないので見るほうは思い入れに乏しいものの、さすがに「この子誰?」と思ってしまいました。ひとまずまだサッカーは続けている様子です。
そして病院。「結は病院の管理栄養士となって9年目を迎え、課長補佐としてさまざまな業務を任されていました――」と、リリー・フランキーの陰気なナレーションで語られます。姉の歩はコロナ禍に始めた動画配信をきっかけに、その派手なキャラクターが幅広い年齢層からの人気を獲得。いまや<ギャルマインドの伝道師>だそうで。よかったですね(棒)。
あと2週間、そろそろ「おむすび」も集大成に入るかと思いきや、ふたたび歩の親友だった真紀ちゃんそっくりな栄養失調の身元不明少女を登場させ、歩や結、ひいてはナベベ(緒形直人)のトラウマをほじくり返してどうしようというのでしょう。
NSTで新参者だったくせに、いつの間にかリーダーとして仕切る結のことはもう触れません。初対面の患者に「あっ。私、米田結って言うんですけど、米田さんでも結ちゃんでも、あっ、おむすびちゃんでも。好きな呼び方で呼んでください」とアプローチするのは相変わらず。編み込みからお団子ヘアへのマイナーチェンジはあったものの、結の見た目がまったく年を取らないので、うっかりやり過ごしそうになりましたが、もはや、おむすびちゃんでもないと思うのですが…。
献立本をパラパラとめくるだけ…
身元不明さんがマスクをとると、「真紀ちゃんそっくり!」と心の中で思った結。そこで真紀ちゃんの回想シーンが流れます。それよりもなによりも、栄養失調で食事も全くとらない患者に普通の食事を出して、この病院大丈夫か、と思いました。
NST全員集合のシーンでは、身元不明少女の身元が明かされます。田原詩(大島美優)、15歳で両親は8歳の時に事故で亡くなり、養護施設に入っていた云々。で、「本人が食べてくれそうなもの考えてみます」と引き取った結ですが、なにをしているのかと思えば、デスクで献立の写真が載った本をパラパラとめくるだけ。まるで美容院で見るともなく女性誌をめくるような感じでした。
どうせ金曜日にはすべて丸く収まるのでしょうが、せめて結が“仕事をしている”ところが見たいです。
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