「発達遅めの我が子を横目に、夫はまだ独身気分…」離婚の決定打はなくても夫婦関係が苦痛な35歳女

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-03-22 06:00
投稿日:2025-03-22 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

35歳、夫婦関係の悪化に悩む

 35歳の奈緒さん(仮名)は、2歳年上の夫・ハルキさん(仮名)と結婚4年目。2年前に出産し、子育てに追われるなかで、夫婦仲が悪化しつつあることに悩んでいます。

「結婚と恋愛は別物だと理解はしています。ですが、夫の性格があまりにも変わってしまったのと、彼だけがずっと独身気分で、いまだに父親としての自覚がない生活態度なんです。それが苦しくて…」

 双方の実家との関係も良好で、表面的には仲の良い夫婦に見えますが、奈緒さんはこの半年間ずっと「離婚したほうがいいのかもしれない」と考えています。

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決定打はないけれど

 何かひとつ決定打があるわけではなく、日々の生活の積み重ねがその理由だと言います。

「『絶対に許せない! もう離婚しよう!』そんな激しい感情ではありません。もっと冷静っていうか諦めっていうか…。

 うちの子はまだ未就学児で発達が少し遅めなので目を離すことができず、毎日ヘトヘトです。でも、夫は育児を軽く考えているフシがあって、私のほぼワンオペ育児状態。子育てで課題があっても丸投げなんです。一緒に改善しようとはしてくれません。

 それに、家計についても無頓着で私に任せっぱなしのわりに、お金の使い方にネチネチ文句を言ってきます。

 だから、生活を送るうえで小さなストレスや不満が積み重なってきていて。どうしたら夫婦仲が良くなるのかわからなくて困っています」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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