酒飲みは要注意! 厄介客の情報は共有される…。恐るべし、スナックママ達の深夜集会

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2025-03-21 06:00
投稿日:2025-03-21 06:00

ナイショ話は共有されるもの?

「本当は内緒にしてって言われてるんだけど…」から始まる会話、女性ならほぼ100%したことありますね。もちろん同じ会話がスナックのホステス同士でも繰り広げられています。

 そして同じ店の中に限らず、その地域全体で話が共有されていることもあるんです。

  ◇  ◇  ◇

【神回の四コマ漫画】一気に距離が縮まる会話術! 社長も平社員も、みんな笑顔になる「あの話」は鉄板エピソード

情報共有でスナック文化を守るママ達

 スナックの経営者がマスターの場合はあまりないのですが、ママの場合は、よそのお店に飲みに行くのはよくあることです。もちろんよそがどんな営業スタイルで、どんな接客をしてて、どんなお客さんが来ているかを偵察する目的もあります。

 しかし多くは、同業者としてのコミュニケーションの一環で飲みに行くのです。また例えば、お店が混んでお客さんが入れなくなったときに、仲良くしているお店があれば紹介することもできます。

 そうすると「こないだ紹介してもらったから」と今度は逆にお客さんと飲みに来てくれたりして、どんどん良い輪が広がるんですね。ここだけ聞くと超ハッピーな感じですが、お客さんにとってはちょっと微妙かも。

あっという間に情報が広まる!

 というのも、お店での振る舞いというのは、スナックコミュニティの中ではあっという間に共有されてしまうからです。

 私も実体験として、トラブルメーカーのお客さんが、別の複数のお店で同じ扱いなのを知ったときは、「横のつながりって大事なんだな」としみじみ感じたものでした…。

 また当然、同じお店のお姉さん同士も、必要な情報はすぐに共有するようになっているので、良いも悪いもソッコーで広まってしまいます。お客さんとしては複雑かもしれませんが、食い逃げ常習犯をマークできたこともあるので、接客する側は大変ありがたかったり。

 もちろん何でもかんでもベラベラ喋るわけではないのでご安心を! みなさんも行った先のスナックでいろんなママさんに会えたら、きっと楽しい夜になりますよ♡

【登場人物紹介】

モジョ子:自信がほしい主人公。今回はママ達の集会に初めて参加したが、圧がすごかったらしい。

ママ:どろんぱのママ。毎月1回、近所のママ達で集合して情報共有の会を開いている。通称「サバト」。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり癒し漫画/第75回「ヘルプみーこ」(後編)
【連載第75回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【難解女ことば】「小女子」ってなんて読む? ヒントはご飯が進むもの。
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
最新「グダグダなLINEやり取りの終わらせ方」知らないのは無防備すぎる
 仕事からプライベートまで、コミュニケーションツールとして使えるLINE。便利かつ気軽ではありますが、それゆえにダラダラ...
スマホを持たないサブカル老人の願い「本屋に行く楽しみを奪わないで~」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
クレクレママの実態 買い換えるなら「車くれない?」っておねだりする!?
 人のものをすぐに欲しがるクレクレママ、あなたの周りにはいませんか? おさがりなどをもらってくれて助かることもあるけれど...
44歳独身、今からでも遅くない?ズル休み→大学進学を決めた“無敵の女”
 八王子の居酒屋で契約社員として働く由紀は、信じていた学生バイトに蔑まれ、客の若者にも罵られる日々。見かねた学生バイトの...
私の時給はパフェより低い…置き去り氷河期世代の苦悩「感覚死んでる」
 八王子の居酒屋で契約社員として働く由紀は、特段面白みのない毎日を過ごしている。元気な学生バイトたちに囲まれ慌ただしい日...
八王子の居酒屋社員で月給18万円、腰かけ学生バイトの尻拭いをする日常
 八王子は21の四年制大学・短期大学・高専があるという。  全国でも学園都市として広く名が知られ、学生の数はおおよ...
大人の「友達がいない問題」はスナックで解決!?常連同士が仲良くなるわけ
 みなさんは大人になってからできた友達、どのくらいいますか? 「言われてみればもゼロ」なんてこともあるのでは?  ...
自分の選択に誇りを持って。子どもを産まない理由、そして6つの決断
「DINKs」という言葉があるように、「子どもを産まない」ということが近年では夫婦の選択肢の一つとして普通になってきまし...
気高いオーラにゾクゾク! コワモテ“たまたま”の意外な素顔
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お店で見かけたら幸運! 超レア「バードネスト」の正体は野良ニンジン!?
北海道出身の主人とは衣食住、風習や慣習など折に触れ、関東で生まれ育った者(ワタクシ)との違いを感じます。結婚当初は行き来...
銀座で“750円のみほ&時間無制限”の「AOU銀座の森」がまさかの改悪!?
 コロナ禍以降、基本在宅勤務な方も多いのでは? 出勤のわずらわしさから解放されるのはいいけれど、たまには気分転換をしたい...
Threadsで実感!「クソリプを送る人」は概ねコレ、主婦の心の闇は深い
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  私はX(旧T...
階段道の“たまたま”君♡嬉しいスリスリ攻撃であわや転落危機
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
南アルプスのコントラスト【春】
 柔らかな陽の光、鮮やかな桃色、雪をかぶる南アルプス。  まだ少し冷たい空気と一緒に胸に入り込まれてしまう。