Snow Man体調不安説浮上で初の国立ライブに暗雲…ささやかれる旧ジャニーズからの悪しき「働き過ぎ文化」の影響

更新日:2025-03-20 17:03
投稿日:2025-03-20 17:00

 デビュー5周年を記念し、初のスタジアムライブ「Snow Man 1st Stadium Live Snow World」を4月に控えるアイドルグループ、Snow Manに健康不安説が浮上している。

 メンバーの多忙さはファンや関係者からの懸念が続いているが、文化放送のラジオ番組「Snow Manの素のまんま」の3月13日放送回でメンバーの佐久間大介(32)は「ライブのリハに全然来れない人がチラホラいて大丈夫なのって不安。全揃いが本当に少ない」とコメント。2024年の5大ドームツアーでも、あまりに多忙でメンバー9人揃ってのリハが出来なかったことを明かし、宮舘涼太(31)が「国立ライブはもっと集まれてない」と続けて、心配したファンからは「スケジュールが詰まりすぎ」「休息が必要では?」との声が挙がっているというのだ。ジャニーズ時代から取材する担当記者が言う。

「Snow Manは2020年1月デビューですが、2012年の結成からジャニーズJr.としての公演から舞台『滝沢歌舞伎』などで活躍してきました。デビュー前後はさらに過密スケジュールをこなし、アクロバティックなパフォーマンスを披露する彼らには身体的な負担が大きかったと思われます。デビュー後はさらに精力的に活動し、シングルやアルバムのリリースにコンサートツアーをこなしつつ、メディア露出も増え、現在目黒蓮は俳優業で、向井康二はバラエティ番組番組と、個々での活動も目白押しなのですから、ファンを心配させてしまうのも仕方ないでしょうね」

 それでも「ファンのために頑張りたい」「自分たちの夢を叶えるために努力する」と前向きな発言を繰り返し、メンバーが過労を訴えるようなことはないが、目黒蓮は体調不良で一時活動休止したり、昨年大みそかのライブでは大量の発汗があったと報じられた。向井の体重減少説などもあるというから、ファンの心配は募るばかりではないか。

STARTO ENTERTAINMENTのタレントの労働環境確保にも疑問符

 だが、それはジャニーズ事務所時代からの「伝統」という指摘もある。

「芸能界には特有の体育会系文化のようなものがあって、超過密スケジュールも売れている証拠としてタレントが酷使されてきました。ジャニーズだけではありませんが、創業者ジャニー喜多川氏とメリー喜多川氏時代から、タレントはスケジュールも事務所の圧倒的な管理下に置かれ、過重労働にさらされてきました。稼ぎ頭となるときちんとした睡眠時間もあるのか心配されるほどでしたけど、それにタレントが異を唱えることもできないのか、物申したという話はほとんど聞いたことがありません。二代目の藤島ジュリー景子社長もそれを引き継ぎ、嵐やKing & Prince、SixTONESのあまりの多忙さが指摘され、タレントたちが長年にわたって適切な労働環境の確保や保護を受けられていなかったと見られています。ジャニーズへの忖度から、メディアがそれに気付いても報じず、みて見ぬふりをしていたことでそれを助長させた部分もあります」(前出の担当記者)

 ジャニーズからマネジメントを引き継いだSTARTO ENTERTAINMENTが「働き過ぎ文化」も継承したということか。企業風土の改革までは至っていないのかも知れない。

  ◇  ◇  ◇

 さまざまな問題、亀裂も取り沙汰される旧ジャニーズのタレント。【もっと読む】では『5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差』などもご参照ください。

エンタメ 新着一覧


横浜流星は“まだ誰のモノでもない”感も含めて尊い! NHK大河が「べらぼう」に面白い
 NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」がスタートしました。主人公の蔦屋重三郎を...
【おむすびにモヤっと】メンチ切り合った2人がなぜ? 見たいシーンを出し惜しむのが「おむすび」クオリティ
 結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)は、保留とされていた結婚を進めるため2人が考えた生活プランを親たちに説明する。会社で初...
桧山珠美 2025-01-11 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】サザエさん風に「歩、スマホを買う」「結、節約に目覚める」「翔也、仕事する」の3本
 歩(仲里依紗)に、聖人(北村有起哉)がまた携帯電話を買ったのか問うと、歩はスマートホンだと答える。新しい出始めの商品に...
桧山珠美 2025-01-08 17:30 エンタメ
「べらぼう」初回、セクシー女優3人が裸死体姿に…AV業界人どう見た?「裸に意味を語らせる照明が必要」
 5日にスタートした横浜流星(28)主演のNHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」(NH...
【募集】冬ドラマ何見る?『べらぼう』『家政夫のミタゾノ』『日本一の最低男』など期待&ガッカリ教えて!
 コクハクでは2025年冬ドラマを対象としたアンケートを実施します。あなたが現時点で「楽しみにしている」ドラマ、そして「...
【おむすびにモヤっと】「プロフェッショナル」で壮大なネタバレ感!14週は元スケ番vs元レディースの様相
 結(橋本環奈)が糸島から神戸に帰ってきて愛子(麻生久美子)や歩(仲里依紗)が迎える。だが、一緒に永吉(松平健)と佳代(...
桧山珠美 2025-01-31 16:57 エンタメ
【2024年人気記事】伊藤健太郎は破局して正解! “小栗旬軍団”加入でバーター出演の機会にも恵まれる
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
【2024年人気記事】悪評だらけの天才、平手友梨奈が遅刻やドタキャンを繰り返す本当の理由
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
堺屋大地 2025-01-04 06:00 エンタメ
【2024年人気記事】松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
帽子田 2025-01-02 06:00 エンタメ
【2024年人気記事】なぜ塚地武雅、藤井隆はドラマ出演が続く? 不人気芸人との決定的な違い
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
【2024年人気記事】『新宿野戦病院』小池栄子の英語、海外はどう思う?「下手というより…」
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
映画「聖☆おにいさん」全力でおバカを演じる松ケン&染谷将太たち。評価は真っ二つだけど…
「M-1グランプリ2024」の準優勝バッテリィズに元気をいただきました。エースでしたっけ。やはり“おバカ”は最強です。優...
ラウール、高橋文哉…2024年「国宝級に検索されたイケメン大賞」TOP5の最も検索された日は…?
 2024年もあとわずか。今回は今年1年を通じて活躍したイケメンが、いかに世間の人々の注目を集めたかを調べてみたいと思い...
こじらぶ 2024-12-28 06:00 エンタメ
【最新回のおむすびにモヤっと】「豚肉と玉ねぎのニンニク炒め」はサラダの後に作ったほうが…
 スナック「ひみこ」で、佳代(宮崎美子)と話す結(橋本環奈)。永吉(松平健)とただいるだけで幸せだと言う佳代の言葉を聞い...
桧山珠美 2024-12-27 19:30 エンタメ
「M-1」令和ロマンが主人公なら、エバースは裏主人公。泥臭い秀才コンビを応援したくなるのが人のサガだ
 今年も最高の盛り上がりを見せた「M-1グランプリ」(ABC・テレビ朝日系)。令和ロマンが史上初の2連覇を果たしたものの...
帽子田 2024-12-27 06:00 エンタメ
面白かった「秋ドラマ」を調査!『海に眠るダイヤモンド』を抜いた1位は?期待外れに“あの作品”がまた…
 続々とクライマックスを迎えている2024年秋ドラマ。今期は見ごたえたっぷりの作品が揃い、ドラマに夢中になっていた人も多...