関西の父の娘、つまり“関西の娘”を演じました
――オール阪神師匠との親子役です。大阪出身のウイカさんにとって特別なことなのでは?
※本作には俊樹が働く鉄工所の社長役でオール巨人師匠も出演
関西人なら、弟子入りしたわけでなくても、阪神師匠、巨人師匠と師匠呼びしてしまう、街中で見かけたら思わず声をかけてしまいたくなる存在です。勝手に身近に感じてしまう、象徴的な存在。そんな方の娘役は、関西の父の娘、つまりは“関西の娘”くらいの喜びです。
――たしかに。
師匠方は生き様、存在自体から「関西」が体現されているというか、滲み出ていて。同じ空間にいると自分の関西成分が何倍も増幅されるというか、引き出されるような感覚でした。関西人じゃなくても、師匠方としばらくご一緒したら知らない間に関西人になっちゃうんじゃないですかね。いや冗談冗談(笑)。
恋は全て先手必勝。「狩られる前に、狩れ!」
――続いて本サイトならではの「コクハク」をお願いします。駒子は幼なじみである俊樹への思いを秘めたままですが、ウイカさん自身の初恋エピソードはいつ、どんな相手でしたか?
幼稚園のときのヨシくんです。ちょっとやんちゃな感じの子で、足が速くて。幼稚園生なのに朝から食パンを2枚食べていたんです。金髪で眉毛のないお母さんが、「ウイカちゃん! ヨシはな、朝から食パン2枚食べるねん!」ってガシャガシャの声で言っていて。それを聞いて、「かっこいー!」となりました。
――(笑)。好きだということは、ヨシくん本人には。
伝えていたと思います。自分の親も、ヨシくんのお母さんも知っていたので。朝から食パンを2枚食べる、足の速い、襟足チョロ毛のヨシくん。幼稚園でも唯一無二というか、浮いている稀有なキャラに惹かれたんだと思います。それが初恋です。
――ちなみにウイカさんが告白された経験は?
ないと思います。告白されて付き合ったこともなければ、断ったこともないです。全て先手必勝。「狩られる前に、狩れ!」です。
――かっこいい(笑)。芸能人で初めてドキドキした人は誰になりますか?
奥田民生さんと阿部サダヲさんです。お二人とも切り抜きをノートに貼っていました。あと当時は、ガラケーでチラシを撮って一度画像データにしたものを写真屋さんに持っていくと、プリントシールみたいにしてもらえたんです。
それで奥田さんと阿部さんのお手製のシールを作って、携帯に貼っていました。奥田さんはUNICORNが復活する前のソロの時期で、阿部さんも大人計画を見てトキめいていたんですが、当時はグッズの入手などは難しくて…。自分で手作りしていました。
――阿部さんとは『不適切にもほどがある!』(TBS)で共演されていました。ご本人にそのことは。
ここまで詳細には言ってないですが、大人計画が好きとか、やんわりとはお伝えしました。
――いわゆる推し活ですね。いまだと自分でアクリルスタンドなどを作ったり。
そうですね。奥田民生さんと阿部サダヲさんが、私の最初の推し活です。
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