「俺は毎日もやしでいいのに」質素な生活を望む47歳夫。家事代行を頼む妻との結婚を後悔する毎日

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-05-31 06:00
投稿日:2025-05-31 06:00
「冷酷と激情のあいだvol.248〜女性編〜」では、家計に満足なお金を負担せず、家事への労力も渋る夫への妻・美幸さん(仮名)の心情をお届けしました。
 では、夫であるレイジさんは夫婦関係や家計についてどんな考えをもっているのでしょうか。

47歳、自分のお金をどう使おうが…

「え? セコいって言っているんですか? 美幸ちゃんが俺のことを…? う〜ん…、まぁ確かに。面と向かって美幸ちゃんから『セコすぎる』って言われたことは、何度かありますね。

 でも俺、セコくないですよ? だってちゃんと家計に毎月10万円を渡していますし、あとは自分のお金をどう使おうが俺の自由じゃないですか。

 こんなご時世ですし、消費するより、投資に回したほうが建設的ですよ」

 40代夫婦の平均的な生活費と比較すると、レイジさんが負担をしている額は決して多いとは言えない金額ではありますが、レイジさんは「普通にまともな金額を渡している」と強調します。

掃除も洗濯も最低限でいい

「美幸ちゃんって、俺よりも求める生活水準が高いんですよ。この前なんて家事代行を頼んでいて、その支払いを半分俺に負担しろと、言ってきましたけど、もちろん断りました。

 家事代行を頼むくらいなら自分でやったほうがいいし、やらなくたって単純に家が汚れていくだけでしょ。ぶっちゃけ掃除したくないなら放置でもいいじゃないですか。

 美幸ちゃんは、俺よりも完璧主義。家もキレイにしていないとイライラするし、食事もそれなりの食材を使いたいみたい」

 レイジさんは「生活にかけるお金や労力はミニマムで良い」というポリシーの持ち主。掃除や洗濯は必要最低限だけやれば、いつもやる必要はないと断言します。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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