梅宮アンナは大病を経験した“しびれ仲間”と再婚…「いたわり婚」がブームの予感

内藤みか 作家
更新日:2025-05-29 06:00
投稿日:2025-05-29 06:00
 梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続けていながらの再婚に励まされるアラフォー、アラフィフ女性も多いのではないでしょうか。

 このような「いたわり婚」の形は、今後も増えると思われます。

お互い大病経験で意気投合

 梅宮アンナさんは乳がんを公表し、現在も治療を続けていますが、お相手の男性(59歳)にも脳梗塞の闘病歴がありました。お互いにつらい経験をされてきたことが、意気投合する大きなきっかけになったのだと思われます。

 ある程度年齢が進んでからの結婚には、お互いの過去を重ね合わせる傾向がみられます。たとえばお互いに親の介護経験があるとか、お互いに転職歴があるなどです。

 経験を2人で分かち合える安堵感は、結婚に進みやすいのでしょう。

シングルマザーの再婚相手

 シングルマザーがシングルファーザーと再婚する傾向は、以前からありました。これも離婚して1人で子どもを育てるもの同士という似た環境だったことが大きいのでしょう。再婚して一緒に子育てをしようという結論になったのだと思います。

 同じようなつらい経験をしたもの同士は、強く惹かれ合いやすいし、お互いに理解し合えるのです。どれだけ大変なのか、いちいち説明されなくても察することができるので、心地よく暮らすことができるのでしょう。

 今まではシングルマザーの再婚でこうしたケースが目立っていましたが、婚姻年齢が上がっている最近は、病気や介護など、他の理由でも支え合いたいという気持ちが生まれる「いたわり婚」の話を聞くようになりました。

過去を隠すより「弱みを出す」婚活へ

 お互いに深い思いやりを持てる間柄になれる「いたわり婚」。高齢化社会のため、アラフォー、アラフィフになってから「孤独な老後を送りたくない」とお相手探しを始める人が増えています。自分の過去を隠すのではなく、むしろさらけ出して婚活するのもいいのではないでしょうか。

 とはいえ、婚活サイトなどで、離婚歴や病歴などを書くと、残念なことにそれだけで敬遠する人はいます。けれど、中には「自分も離婚しているので離婚歴がある人がいい」と、選んでくれる人もいるのです。これからの時代、お互いに助け合える相手とゆっくり老後の時間を過ごしたほうが心も安らぐに違いありません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


彼からテキトーに扱われてない? 大切にされない女性の特徴
 オトナな関係になって恋愛が前に進まない——。そんな女性の恋の悩みを聞いていると、毎回彼の家に行ってご飯を作ったり、尽く...
若林杏樹 2021-09-01 06:00 ラブ
言葉は不要? 大人が告白なしで付き合う理由4つ&デメリット
 本来、恋愛は告白してから付き合い始めるのが一般的。でも、大人になるにつれて、「告白なしで付き合う」ということも増えてく...
恋バナ調査隊 2021-08-31 06:00 ラブ
厄介…“マウンティング彼氏”の4つの特徴&困ったときの対処法
 せっかく彼氏ができたのに、その彼が実は「マウンティング彼氏」だったら少々厄介。そこで今回は、マウンティングする彼氏の4...
恋バナ調査隊 2021-08-31 06:00 ラブ
職場で振られた後どうすればいい?上手な接し方&乗り越え方
 失恋の中でも特に辛いのが、職場の人に告白して振られたり、別れたりした時でしょう。失恋後も仕事相手として接したり、顔を合...
恋バナ調査隊 2021-08-30 06:00 ラブ
恋愛上手は仕事上手♡ 3つの理由&恋愛強者から学ぶスキル
 よく世間では、「恋愛上手は仕事上手」と言われますよね。一見関係のなさそうな「恋愛」と「仕事」ですが、実はこれ、多くの人...
恋バナ調査隊 2021-08-30 06:00 ラブ
男性が思わずOKする♡ LINEでのデートの誘い方5つのポイント
 男女の恋愛を進展させるのに欠かせないLINE。出会ったあと、LINEでどのようなやりとりをするかが、その後の2人の関係...
恋バナ調査隊 2021-08-29 06:00 ラブ
自分では何ひとつ考えず…夫の“質問攻め”に嫌悪感を抱く妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-08-28 06:13 ラブ
とにかく妻を怒らせたくない…不機嫌な妻に恐怖心を抱く夫
「冷酷と激情のあいだvol.53〜女性編〜」では、なんでも自分に質問してくる夫に嫌悪感を抱き始めた妻・Yさんの苦悩をご紹...
並木まき 2021-08-29 06:06 ラブ
彼氏の冷たい態度はわざとかも…? 隠れた男性心理&対処方法
  この間まで優しかったはずの彼氏が、急に冷たい態度になったら誰だって戸惑うものです。「嫌われたのかも……」と、不安にな...
恋バナ調査隊 2021-08-27 06:00 ラブ
女性から告白する最高のタイミング&成功に導く3つのコツ♡
 気になる男性ができた場合、女性から積極的に告白していいのか悩むところですよね。今回は、女性から告白する最高のタイミング...
恋バナ調査隊 2021-08-27 06:00 ラブ
好きだけど彼氏に会うのが気まずい…原因&5つの対処方法
 好きな人と付き合えたら、それですべてがうまくいくとは限りません。時には、「彼氏に会いたいけど、なんだか気まずい……」と...
恋バナ調査隊 2021-08-26 06:00 ラブ
自分らしくいられる♡ 本当に相性がいい人の3つの見分け方
 恋愛や結婚で幸せを掴むために、「本当に相性がいい人を見つけたい!」と思う人は多いですよね。でも、実際のところ、どうやっ...
恋バナ調査隊 2021-08-25 06:24 ラブ
嫌われないか不安…付き合っている人に好みを合わせるべき?
 好きな人の前では魅力的でありたいですよね。そのために、相手の好みに合わせるべきか否か、とても気になります。少し油断して...
若林杏樹 2021-08-25 06:00 ラブ
昔の面影なし、格差に愕然…40代の同窓会恋愛あるある5選
 40代になって、かつての同級生たちから届いた同窓会のお知らせ。「初恋の相手は変わっていないかな♡」なんてドキドキしなが...
恋バナ調査隊 2021-08-24 06:00 ラブ
価値観が合う人がいない…! 本当に理想の結婚相手の探し方
 結婚相手を探しているのに、「価値観が合う人がなかなかいない」と悩んでいる人は多いですよね。実際に、結婚相談所などでも多...
恋バナ調査隊 2021-08-24 06:00 ラブ
彼女がいるのに思わせぶりをする男性心理5つ&見抜くポイント
 男性からアプローチされるのは嬉しいものですが、相手が彼女持ちとなれば話は変わります。たとえ、自分が気になる男性だったと...
恋バナ調査隊 2021-08-23 06:00 ラブ