水卜ちゃんはやっぱり強い! 情報番組の視聴率は女性アナ人気ランキングで決まる

更新日:2025-06-01 17:03
投稿日:2025-06-01 17:00

 水卜ちゃん人気は不動だった。写真誌「FRIDAY」(6月6.13日合併号)が読者1000人を対象に、「民放キー局の好きな女性アナ」アンケートを実施、ベスト100の上位には各局の看板アナが並んだが、1位はやはり日本テレビの水卜麻美。「いつ見ても笑顔」「飾らない姿勢」が好感されて、2位以下を得点で3倍近くも引き離す圧勝である。

 2位はフジテレビの井上清華、3位はテレビ朝日の大下容子で、ベスト20を見ると、田村真子(TBS)、弘中綾香(テレ朝)らを除くと、ほとんどは情報番組のメインかサブキャスターで、実は彼女たちの人気がそのまま番組の視聴率につながっていた。

 平日早朝の世帯視聴率では、「ZIP!」(日テレ系)が「めざましテレビ」(フジ系)を上回ることが多く、なるほど水卜ちゃんと井上のランキング通りだ。この2番組を追い上げるも、なかなか届かない「グッド!モーニング」(テレ朝系)は、MCの斎藤ちはるがランキング17位と低いからなのか。

追いつけないフジの美形変顔アナ

「3番組とも内容はニュース、天気、エンタメ、トピックスと同じなので、あとはキャスターのカラーで視聴者の好みが分かれます。そうなると、水卜の親しみやすさは強いですよ。『めざまし』は美人系の井上の変顔コーナーがウケていますが、なかなか及ばない。斎藤は優等生すぎるのかな」(テレビ情報誌編集デスク)

 昼の情報番組は「大下容子ワイド!スクランブル」(テレ朝系)が独走しているのも、大下がランキング3位なら当然だろう。

 夕方の情報番組を見てみよう。視聴率は「news every.」(日テレ系)、「Nスタ」(TBS系)、「スーパーJチャンネル」(テレ朝系)、「Newsイット!」(フジ系)の順で、それぞれのメインキャスターの鈴江奈々(日テレ)13位、出水麻衣(TBS)22位、森山みなみ(テレ朝)34位の順位通りなのだが、宮司愛海(フジ)は16位と高い。だったら視聴率も2位でよさそうなものだが、ドンケツ。NHKを追い出されたもうひとりのキャスター青井実が、足を引っ張っているのだ。

 心配は彼女たちの働かされすぎである。顔も名前も知られているので、バラエティー番組や特番の出演も多く、ほとんどの女性キャスターが体調不良で番組を休んだことがある。昨今、退社するアナウンサーが多いのは、「仕事がきつい」「自分の時間が持てない」というのも一因だろう。女性アナをもっと大事にして!

(コラムニスト・海原かみな)

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」一瞬のヤムおんちゃんに嵩は気づいたか? 寛の名言が“友蔵の俳句”並みに楽しみな件
 東京高等芸術学校合格発表の日。嵩(北村匠海)は結果を見る勇気が出ず、ひとり座っていた。そこに寛(竹野内豊)が現れる。嵩...
桧山珠美 2025-05-03 16:00 エンタメ
田中圭の不倫疑惑にちょっと待った!「令和の価値観」で永野芽郁との騒動を見てみると…
「週刊文春」のスクープで永野芽郁との不倫疑惑が報じられた妻子持ちの田中圭。  恋愛コラムニストであり、恋愛カウンセ...
堺屋大地 2025-05-07 12:45 エンタメ
永野芽郁が「清純派」って誰が言った? 批判するのはお門違いなワケ。江頭2:50への“涙”も大正解!
 日曜劇場『キャスター』(TBS系)で共演中の韓国人俳優であるキム・ムジュンを自宅に連れ込みお泊りし、なんとその翌日に妻...
堺屋大地 2025-05-02 06:00 エンタメ
「あんぱん」蘭子と豪の秘めたる恋に“過去の名作”を思い出す。河合優実は百恵ちゃんによく似ている
 縁談の返事をしに出掛けた蘭子(河合優実)を連れ戻したのぶ(今田美桜)に、蘭子は本心を明かす。季節は巡って秋になり、うさ...
桧山珠美 2025-05-01 19:16 エンタメ
なにわ男子・道枝駿佑は“肉食女子”から守られたのか?「キャスター」男性俳優陣が気になるよ
 芸能界広しといえども清純派と呼べるのは芦田愛菜だけ。長年、そう訴えてきましたが、今回の一件が図らずともそれを証明したの...
共亜事件は「虎に翼」のオマージュか。あんぱん、ブギウギの3人が同時代を生きている
 昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公...
桧山珠美 2025-04-28 18:40 エンタメ
「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ