“Snow Manの頭脳”阿部亮平は都立駒場高校から“独学”で上智大理工学部へ 気象予報士にも合格

更新日:2025-06-04 17:03
投稿日:2025-06-04 17:00

【あの有名人の意外な学歴】#1

 阿部亮平(Snow Man/31歳)

  ◇  ◇  ◇

 STARTO ENTERTAINMENT社(旧ジャニーズ事務所)の所属グループで人気トップを突っ走るSnow Man。その頭脳と呼ばれているのがクイズバラエティーに引っ張りだこの阿部亮平(31)だ。

 気象予報士の資格を保有。現在、朝の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)で金曜レギュラーパーソナリティーを務めている。「埋没してしまいそうな時期に、勉強に活路を見いだした」と振り返るのは旧ジャニーズを長年ウオッチしてきた芸能記者だ。

 旧ジャニーズ事務所に入所したのは2004年、小学校5年の時。同期には学年も一緒の山田涼介(32)がいる。「山田はジャニーズJr内ユニットへの参加がすぐに決まったのに、阿部はなかなか選ばれず焦っていた」という。生来の負けず嫌いの阿部は小学校のテストでも100点が取れないと、ものすごく悔しがるような子どもだった。

 その後、JrBOYSを経て、Snow Manの前身のMis Snow Manに参加。ところが、これから本格化しようかという時、阿部は事務所に活動休止を申し入れる。都立駒場高校3年、11年8月のことだった。大学受験のために学業に専念したいというのが理由だった。

「旧ジャニーズに入って、まわりの少年たちのきらびやかな才能を目の当たりにして自身に何があるのか悩んでいた。結局、勉強しかない。自分は“インテリアイドル”を目指そうと考えたのでしょう」(芸能記者)

 高校から自宅に戻ると部屋に閉じこもって1日10時間以上、机の前から離れない生活を半年間続けた。冬期講習に通った以外はすべて独学だった。そして翌年2月、阿部は上智大理工学部情報理工学科に一般入試で見事合格した。

 上智はかつて芸能人を数多く受け入れてきた大学として知られていた。ジュディ・オング(国際部=現国際教養学部)、アグネス・チャン(同)、南沙織(外国語学部)……。その大半は文系であり、理系はめずらしかった。

「上智の理工学部は近年、人気が上昇しハードルも高くなっている」と大手予備校の進路アドバイザー。「半年の受験勉強で合格したということは、すでに基礎はできていたのだろう」と推察する。

 阿部の凄さはどんなに忙しくても、逃げないことだった。前述の気象予報士は合格率4%の難関。大学4年の時、5回目のチャレンジで合格した。大学生活を4年間で終わらせることはなかった。大学院に進んだのだ。滝沢秀明主演の「滝沢歌舞伎」への出演など多忙を極める中で決断した。

「理工学部の学生は半数以上、大学院に行くので、そうした空気の中にいると、まだここにいたいという気持ちが膨らんでくる」と同学部OGは話す。阿部は旧ジャニーズ初の大学院修了者となった。その後、阿部のアドバイスを受けた本高克樹(現B&ZAI)が早稲田大大学院に進んでいる。

「歌番組が減り事務所のメンバーたちが活躍できる場所が減る中、ジャニーズクイズ部を立ち上げるなど、さまざまなアイデアを出してきた」(芸能記者)という阿部。STARTO社の今後はこの頭脳にかかっているといっても過言ではない。

(田中幾太郎/ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


田中圭の不倫疑惑にちょっと待った!「令和の価値観」で永野芽郁との騒動を見てみると…
「週刊文春」のスクープで永野芽郁との不倫疑惑が報じられた妻子持ちの田中圭。  恋愛コラムニストであり、恋愛カウンセ...
堺屋大地 2025-05-07 12:45 エンタメ
永野芽郁が「清純派」って誰が言った? 批判するのはお門違いなワケ。江頭2:50への“涙”も大正解!
 日曜劇場『キャスター』(TBS系)で共演中の韓国人俳優であるキム・ムジュンを自宅に連れ込みお泊りし、なんとその翌日に妻...
堺屋大地 2025-05-02 06:00 エンタメ
「あんぱん」蘭子と豪の秘めたる恋に“過去の名作”を思い出す。河合優実は百恵ちゃんによく似ている
 縁談の返事をしに出掛けた蘭子(河合優実)を連れ戻したのぶ(今田美桜)に、蘭子は本心を明かす。季節は巡って秋になり、うさ...
桧山珠美 2025-05-01 19:16 エンタメ
なにわ男子・道枝駿佑は“肉食女子”から守られたのか?「キャスター」男性俳優陣が気になるよ
 芸能界広しといえども清純派と呼べるのは芦田愛菜だけ。長年、そう訴えてきましたが、今回の一件が図らずともそれを証明したの...
共亜事件は「虎に翼」のオマージュか。あんぱん、ブギウギの3人が同時代を生きている
 昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公...
桧山珠美 2025-04-28 18:40 エンタメ
「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ