広瀬アリス、好感度急落しても「ジャニ喰い」を止めないワケ。オタク女子への幻想をぶっ壊す刺客なのか?

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-06-09 06:00
投稿日:2025-06-09 06:00

「結局、ツラ(顔)が良いのが正義」

 ほかにもアリス様は我々に、“結局ツラ(顔)が良いのが正義”という現実も教えてくれたわけです。

 恋愛において“性格が良い”とか“話が合う”とか“趣味が同じ”とか、そういう要素も恋人選びのポイントになるのでしょう。……が、けっきょくアリス様ほどの美女が付き合うのは、思いっきりツラの良い男だったというわけです。

 ちなみに、アリス様が顔だけで男を選んでいると言いたいわけではないし、今彼の赤西さんや元彼の大倉さんの性格が良くないと言いたいわけでもありません。きっと赤西さんや大倉さんは性格も良い超絶イケメンなんです。

恋愛のきれいごとを払拭するプロ

 つまり、アリス様レベルの女性と付き合うには、“性格が良い”というのは必要最低限の条件でしかなく、けっきょくツラも良くないと恋愛対象にならないという話なのではないでしょうか。

 そう、アリス様は“恋愛のきれいごとを払拭するプロフェッショナル”だったのです。

 やさしく誠実で心が清らかな男性なら美女と付き合える――な~んていうのは幻想である、と。

 僕は性格が良いからかわいいオタク女子がいつか勝手に好きになってくれるかも――な~んて夢をいつまでも見てんじゃねぇ、と。

 “性格が良い”だけで美女と付き合えるほど世の中は甘くない。

 “性格が良いイケメン”じゃないと美女とは付き合えない。

 アリス様は大衆が妄信している恋愛のきれいごとをぶっ壊して、“ツラが正義”というどストレートな現実を、我々に教えてくれたプロフェッショナルなのです。

堺屋大地
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コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
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