木村拓哉が"現CMキング"賀来賢人に迫る勢い 「三菱UFJ」で今年4社目…事務所の性加害問題から完全復活

更新日:2025-06-12 12:23
投稿日:2025-06-12 10:55

 故・ジャニー喜多川氏の性加害問題で、一時期はCМが壊滅状態になった木村拓哉(52)の大逆襲が始まっている。

 新しいところでは、先月末から放送されている三菱UFJフィナンシャル・グループのCМに、それまで6年間にわたってイメージキャラクターを務めたドジャースの大谷翔平選手(30)に代わり、木村がキャスティングされた。

 高い好感度と清潔感が要求される金融機関の"顔"に木村が選ばれたこと、そしてこれが、今年に入って既に4社目となる新CМ契約であることが、芸能関係者たちをザワつかせている。

 本人のせいだけではないにしろ、一時期の木村はやる事なす事全て空回り気味で、クライアントも引いてしまった。なぜここにきて完全復活の勢いをみせているのだろうか。

 その理由の1つが、昨年1月からスタートしたYouTubeチャンネルだろう。開始したばかりの頃は登録者数も伸び悩んでいたものの、SNSで"50歳を迎えた飾らないキムタクの素顔が意外とイケる"コメントがジワジワと広がり、今や登録者数は180万人を超える人気チャンネルとなった。

■YouTubeの成功と中居正広氏の女性トラブル問題

 もう1つは、昨年暮れに公開された「グランメゾン・パリ」の興行収入40億円超えのスマッシュヒットで、木村の集客能力の高さを再確認させる結果となった。また、2016年末のSМAP解散時にヒール的存在だった木村と、好印象を残した中居正広氏(52)の立場が、中居氏の女性トラブルで形勢逆転し、木村の好感度をさらに高める結果となったことも見逃せない。

 自信のインスタグラムやライブでの発言を非難されようとも、出演するドラマの視聴率が低迷しようとも、こんな複数のファクターが"弱ってもキムタク"を証明する化学反応を起こしたと分析できる。

 そしてその勢いは今、広告関係者たちに"CМキング再び"の可能性も噂させているという。現在、男性タレントのCМ起用社数は、賀来賢人(35)が18社と断トツのトップで、これを10社の大泉洋(52)、鈴木亮平(42)、山田裕貴(34)が追いかける展開になっている(ニホンモニター調べ)。

 昨年後半から実に6社との新規CМ契約を結んでいる木村の勢いは、広告業界で「このままだと年末には単独2位に浮上し、賀来に肉薄するかも…」と言われている。

「賀来は清潔感と、妻・榮倉奈々(37)と2人の子どもとの家族円満ぶりが支持される理由ですが、木村も妻・工藤静香(55)とCocomi(24)、Kōki,(22)とのファミリーの仲の良さは負けていません。契約社数は賀来が上ですが、契約料となると、既に木村の方がトップかもしれません」(広告関係者)

 性加害問題、STARTO ENTERTAINМENT社残留、中居氏の女性トラブルに多くを語らず、自身の決めた道を静かに歩く木村の今後の活躍に注目だ。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 木村が猛追する賀来賢人はいかにして「CM王」のポジションを手に入れたのか。■関連記事もあわせて読みたい。

エンタメ 新着一覧


スズ子ご懐妊! 山下&坂口“おじさん応援隊”のワナワナ顔が必見すぎる
 病状が落ち着いた愛助(水上恒司)とスズ子(趣里)は、2人きりで湖畔に旅行に出かける。  そこで将来の家族のこと、...
桧山珠美 2024-01-25 15:50 エンタメ
口をプーっ! 草彅剛演じる羽鳥の駄々っ子な表情に注目して
 トミ(小雪)から伝言があると、社長秘書室長の矢崎(三浦誠己)が、スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)のもとにやってくる。 ...
桧山珠美 2024-01-22 15:35 エンタメ
宮沢氷魚の文面にデキ婚とは言わせない圧…イケメン続々“獲られる”幕開け
「まさかやー」と思わず声をあげてしまいました。そうです。宮沢氷魚(29)と黒島結菜(26)の事実婚発表です。 「か...
元モー娘。加護亜依様の“セクシー女優匂わせ”が冗談に聞こえないワケ
 モーニング娘。黄金期の人気メンバーだったものの、現在はお騒がせタレント化してしまっている加護亜依。昨年も週刊誌やネット...
堺屋大地 2024-01-20 11:16 エンタメ
シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ