「介護の問題があるでしょう?」実家も義実家も勘弁…同居を断固拒否する44歳夫の心配ごと

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-06-21 06:00
投稿日:2025-06-21 06:00

現状維持が一番

「どっちとも同居なんて、したくないですよ。夫婦のバランスが崩れるでしょうし、一番はやっぱり一緒に暮らす人が増えるとストレスも増える。

 関わる人が増えるほど、家庭内で揉めごとや喧嘩も、今より多くなりますよね。自分の親と積極的に同居を望むほど、仲がいいわけでもない。

 だから俺は、現状維持を主張しているんだけど。律子は貯金を増やしたいからって、安易に同居を選ぼうとしているので腹立ちますよ」

 ハヤトさんの周囲には、同居した途端に相手の家族との折り合いが悪くなり、離婚に至った夫婦が2組もいるとのこと。自分たちもそうならないとは限らないと警戒していると話します。

同居ありきな妻にうんざり

「今の距離がベストなんですよ。ずっとこれで問題なくやってきたんだから。無理に距離を縮めれば、また状況は変わってしまうわけで。その辺がね、律子に話をしても伝わらないんですよ。

 律子は『自分の親と暮らすか、夫の親と暮らすか』の二択しかない。視野が狭すぎる。だから話し合いをしても『私は、自分の親と暮らしたい』の一点張り。馬鹿馬鹿しいので、もう相手にしたくないですね。

 同居ありきの二択にウジウジと言っているのは、律子だけですよ。俺じゃありません」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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