嵐・二宮和也「ジャニー氏に謝ってほしい」と火中の栗を拾った真意…“現実逃避”のジャニオタに喝
これは現実逃避するファンへの決別宣言なのか――。
嵐の二宮和也(42)が、17日発売の著書「独断と偏見」(集英社新書)の中で、ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏の名前を挙げ、「謝ってもらいたい」という趣旨をつづっている。メディア向けの合同取材では、ジャニー氏を「あの人」「アイツ」と呼ぶ場面もあり、改めて謝罪してほしい旨を話した。
「一昨年、ジャニー氏の生前の性加害が社会的な大問題となり、ジャニーズ事務所は消滅し、被害補償の『SMILE-UP.』に代わった。旧ジャニーズのタレントの多くは、新たなマネジメント会社の『STARTO ENTERTAINMENT』に移籍しましたが、二宮さんは独立しています」(芸能関係者)
二宮の発言に対し、ネット上では「自分も性加害を黙認していたのでは」などと批判が集まっている。だが、本でジャニー氏に謝罪を要求すれば、現在の反応は予測できたはずだ。なぜ、二宮はわざわざ火中の栗を拾いに行ったのか。
「ジャニオタの中には、未だに『ジャニー氏は冤罪だ』と叫ぶ人たちがいます。彼女たちは自分に都合のいい情報だけを繋ぎ合わせて、現実逃避する。二宮さんは、そんな人たちに目を覚ましてほしいのではないでしょうか。この件に限らず、彼女たちは"信じたいものしか信じない"んです。独立の有無に関わらず、旧ジャニーズ事務所に所属したアイドルのファンには、そういう傾向がある。冷静なファンは、『ジャニー氏は冤罪だ』と言い続ける人を迷惑に感じていますけどね」(ベテラン芸能記者。以下同)
■ニノの“匂わせ彼女”を誹謗中傷した卑劣なファン
彼に限らず、旧ジャニーズ事務所出身のタレントたちはファンの怖さを熟知しているはずだ。それでも、表には出さずに感謝の言葉ばかり述べる。それは"アイドルらしい振る舞い"と言えるが、二宮はその常識を打ち破ろうとしている。
「二宮さんは、元フリーアナウンサーとの交際や結婚の際にジャニオタの恐ろしさをまざまざと実感させられています。だから、誰よりもファンへの複雑な気持ちを持っているのでは。そのフリーアナがブログなどで二宮さんとの交際を"匂わせ"ていたとはいえ、バレないと思ってSNSで誹謗中傷するファンの行為はあまりに卑劣でした」
アイドルとファンは切っても切れない関係にある。ファンを失えば、生計が立てられなくなるからだ。
「ライブなどを中心に活動するアイドルは、ファンの気持ちを損なうことは避けたいと自然に考える。二宮さんは俳優としても一線で活躍しているから、勇気ある発言をできた面もあるかもしれない。『ジャニー氏に謝ってほしい』と書けば、今も冤罪を主張するファンは離れるでしょう。むしろ、二宮さんはそういうファンとは縁を切って、現実を直視した人たちだけに応援してもらいたいと考えているのでは。ファンに媚びるのではなく、自分の言いたいことを言ったほうが精神衛生上、良いですしね」
ファン・ファーストと言えば聞こえはいいが、彼女たちの思考に寄り添い過ぎると、大事なものを見失ってしまう。批判を覚悟の上で、ジャニー氏に謝罪を要求した二宮はもっと称賛されるべきではないか。
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二宮和也の著書「独断と偏見」の詳しい内容については、関連記事【もっと読む】でも詳しく報じている。
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