「あいつはポンコツなんですよ」妻にスキンシップを拒否され…気持ちを理解できない夫の悲しみ

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-06-28 11:50
投稿日:2025-06-28 11:50

妻に拒まれ傷心

 夫婦関係にはなんの不満も不安もないと口にするケンゴさんですが、一方で妻から時折出る言葉には、密かに傷ついていると言います。

「たまにですけど、妻から拒まれると、俺なりに傷ついています。今でこそ笑い話ですけど、一時全くのレスでした。その頃は俺が酒もタバコもガンガンやってたから、体力が今よりもなかったっていうのが理由として大きいんですけどね」

健康になったし、ちゃんと満足させられる

 今は健康になったので、ちゃんと妻を満足させられる自信があると豪語するケンゴさんは続けます。

「それなのに妻は『体がついていかない』『昨日の夜が遅かったから、今日は家事ができなかった』と文句ばかり。

 まぁ、彼女は感情のままに深く考えずに口にしているだけで、本心ではないんでしょうけど。波風立てないようスルーしてます。

 子供も独立してやっと、夫婦水入らずで過ごせるようになったのに、妻から『少し控えて』なんてたしなめられたら、虚しくなりますよ」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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