池田瑛紗は藝大浪人中に乃木坂46に合格 高校も“私立女子御三家”女子学院卒の超才媛

更新日:2025-06-25 17:03
投稿日:2025-06-25 17:00

【あの有名人の意外な学歴】#13

 池田瑛紗
 (乃木坂46/23歳)

  ◇  ◇  ◇

 乃木坂46の池田瑛紗(23)が東京芸術大に合格したというニュースが飛び込んできたのは2023年3月。まもなく、水を差すような事件が起きた。大学内のギャラリー「芸大アートプラザ」のスタッフがこのニュース記事を引用して「職権をついに濫用する時が来ました」とツイート。池田を恐怖に陥れ、ファンたちを激怒させた。当然ながら、このスタッフは業務契約を即座に解除された。

 気の毒だったのはクリエーターで同大美術学部デザイン科教授の箭内道彦氏。同年4月1日、芸大アートプラザの所長に就任。着任あいさつという晴れの舞台が急転直下、謝罪の場になってしまったのである。

 それにしても“あっぱれ”だったのは「東大より難しい」とされる東京芸大に合格した池田だ。3度目の挑戦で見事、思いを果たした。「無類の頑張り屋」と評するのはアイドル事情にくわしい芸能記者。「一度決めたら、達成するまであきらめない強靱な意志力を持っている」と感心する。

 池田が女性アイドルグループの中で圧倒的人気を誇る乃木坂46に入ろうと思い立ったのは浪人中の19歳の時。元々、大好きなグループだった。オーディションへの参加資格は12~20歳。最後のチャンスに、このアイドルたちと「交わりたい」と応募した。22年2月1日、5期生の合格メンバーが発表された。応募総数8万7852人に対し合格者は11人。倍率約8000倍の関門を池田は突破し、夢をかなえた。11人の中では年齢がもっとも上だった。

「彼女の凄さはメンバーになれたことに満足せず、さらなる高みを目指したところ。それはアイドルとして成功する必須条件でもあるのですが、彼女の場合、大学の授業もありながら、忙しさにかまけず、努力を惜しまなかった」(芸能記者)

 乃木坂46はシングル曲を出すごとに、それを歌う16~22人の選抜メンバーが決められていく。そのメンバーで3列のフォーメーションを組む。最前列のフロント(3~7人)に選ばれることが彼女たちの一番の目標だ。

 池田は乃木坂46の33枚目のシングル「おひとりさま天国」で初の選抜入り。36枚目の「チートデイ」(24年8月発売)ではフロントメンバー5人の1人に抜擢された。今年5月12日、23歳の誕生日に公式インスタグラムを開設すると、わずか30分でフォロワーは1万を突破。その後も右肩上がりで増え続け、人気の高さを見せつけている。

 池田がユニークなのは東京芸大の現役学生ということだけではない。中学・高校は名門進学校の女子学院なのだ。桜蔭や雙葉とともに“私立女子御三家”に数えられる。今年の東大合格者数は28人だった。

「東京芸大に入る生徒はたまにはいるものの、純然たるアイドルがうちから出たのは記憶にありません。女子アナはいっぱいいるんですが」と話すのは女子学院の古い関係者。「かつて一世を風靡したセクシー女優がうちの出身だと知った時も驚きましたが、今回の池田さんもビックリ。どうせなら、ナンバーワンのアイドルになってほしい」という。

 乃木坂46に加わって3年5カ月。勝負はまだ続く。

(田中幾太郎/ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ
旧ジャニ会見から1年半、STARTO社の再興成否…CD売上と人権意識から考察、ファンは一体何を望む?
 2023年9月および10月、旧ジャニーズ事務所は創業者問題で2度記者会見を開いた。その後、同社所属タレントのテレビ・C...
こじらぶ 2025-04-12 06:00 エンタメ
「あんぱん」阿部サダヲの配合絶妙な演技。高知つながりで“しょくぱんまん”登場!
 元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを...
桧山珠美 2025-04-09 17:20 エンタメ
『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味
 2025年3月31日より、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送が開始された。国民的キャラクター「アンパンマン」生みの...
「R-1」さや香・新山や吉住らベテラン勢はなぜ負けた? 売れっ子は予選で有利、決勝で不利な理由
 最もおもしろいピン芸人を決める「R-1グランプリ2025」(フジテレビ系)が3月8日に開催された。決勝常連組やベテラン...
帽子田 2025-04-09 09:48 エンタメ
ヤムおんちゃん草吉はあんぱん代をきっちり集金。ジャムおじさんとは違う“先導”に期待膨らむ
 草吉(阿部サダヲ)のあんぱんを食べて、生きる力をもらった朝田家。羽多子(江口のりこ)は内職の仕事を始め、釜次(吉田鋼太...
桧山珠美 2025-04-07 17:20 エンタメ
「あんぱん」ウラの見所~初週からブチかまし!細部に神経が行き届いた作品だと印象付けた中園脚本
 結太郎(加瀬亮)があの世に旅立ち、悲しみに暮れる朝田家。しかし、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流さなかった。そんなのぶ...
桧山珠美 2025-04-05 06:00 エンタメ