池田瑛紗は藝大浪人中に乃木坂46に合格 高校も“私立女子御三家”女子学院卒の超才媛
【あの有名人の意外な学歴】#13
池田瑛紗
(乃木坂46/23歳)
◇ ◇ ◇
乃木坂46の池田瑛紗(23)が東京芸術大に合格したというニュースが飛び込んできたのは2023年3月。まもなく、水を差すような事件が起きた。大学内のギャラリー「芸大アートプラザ」のスタッフがこのニュース記事を引用して「職権をついに濫用する時が来ました」とツイート。池田を恐怖に陥れ、ファンたちを激怒させた。当然ながら、このスタッフは業務契約を即座に解除された。
気の毒だったのはクリエーターで同大美術学部デザイン科教授の箭内道彦氏。同年4月1日、芸大アートプラザの所長に就任。着任あいさつという晴れの舞台が急転直下、謝罪の場になってしまったのである。
それにしても“あっぱれ”だったのは「東大より難しい」とされる東京芸大に合格した池田だ。3度目の挑戦で見事、思いを果たした。「無類の頑張り屋」と評するのはアイドル事情にくわしい芸能記者。「一度決めたら、達成するまであきらめない強靱な意志力を持っている」と感心する。
池田が女性アイドルグループの中で圧倒的人気を誇る乃木坂46に入ろうと思い立ったのは浪人中の19歳の時。元々、大好きなグループだった。オーディションへの参加資格は12~20歳。最後のチャンスに、このアイドルたちと「交わりたい」と応募した。22年2月1日、5期生の合格メンバーが発表された。応募総数8万7852人に対し合格者は11人。倍率約8000倍の関門を池田は突破し、夢をかなえた。11人の中では年齢がもっとも上だった。
「彼女の凄さはメンバーになれたことに満足せず、さらなる高みを目指したところ。それはアイドルとして成功する必須条件でもあるのですが、彼女の場合、大学の授業もありながら、忙しさにかまけず、努力を惜しまなかった」(芸能記者)
乃木坂46はシングル曲を出すごとに、それを歌う16~22人の選抜メンバーが決められていく。そのメンバーで3列のフォーメーションを組む。最前列のフロント(3~7人)に選ばれることが彼女たちの一番の目標だ。
池田は乃木坂46の33枚目のシングル「おひとりさま天国」で初の選抜入り。36枚目の「チートデイ」(24年8月発売)ではフロントメンバー5人の1人に抜擢された。今年5月12日、23歳の誕生日に公式インスタグラムを開設すると、わずか30分でフォロワーは1万を突破。その後も右肩上がりで増え続け、人気の高さを見せつけている。
池田がユニークなのは東京芸大の現役学生ということだけではない。中学・高校は名門進学校の女子学院なのだ。桜蔭や雙葉とともに“私立女子御三家”に数えられる。今年の東大合格者数は28人だった。
「東京芸大に入る生徒はたまにはいるものの、純然たるアイドルがうちから出たのは記憶にありません。女子アナはいっぱいいるんですが」と話すのは女子学院の古い関係者。「かつて一世を風靡したセクシー女優がうちの出身だと知った時も驚きましたが、今回の池田さんもビックリ。どうせなら、ナンバーワンのアイドルになってほしい」という。
乃木坂46に加わって3年5カ月。勝負はまだ続く。
(田中幾太郎/ジャーナリスト)
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