33歳の“できる風”男が語った夢に呆然…「好きなことで生きていく」に騙された!

おがわん ライター
更新日:2025-07-28 11:45
投稿日:2025-07-28 11:45
 いまやマッチングアプリやSNSでの出会いは当たり前。でも、相手の背景が見えにくいぶん、隠された真実に後から気づくケースも少なくありません。

 今回は出会った人から予想外の話をされたカオリさんのケースをお送りします。

「好きなことで食べていける未来」を語り合ううちに

「好きなことで生きていきたい」

 そんなポジティブなプロフィール文と、「読書が趣味です」「仕事の話をするのが好きです」とメッセージで語ってくれた彼。ヒロトさん(仮名・33歳)は都内の外資系企業勤務で、どこか中村倫也をワイルドにしたような雰囲気。私より3歳年上で、落ち着いていて誠実そうな印象だった。

 私、カオリ(仮名・30歳/広告代理店勤務)も、キャリアと恋愛の両立に悩む日々。だけど、ヒロトさんとは「好きなことで食べていける未来」を真剣に語り合えたことで、会う前から少し心を許してしまっていた。

【読まれています】「ディズニー女は無理」ってなんで!? マーケター男の独特すぎる“マチアプ”攻略法に仰天。顔出しNGは美形説も

「できる男」感に好印象

 初デートの約束は、彼の指定した都内のカフェラウンジ。場所を聞いたときは「ホテルのラウンジって、少し緊張するな」と思ったけど、「ちゃんとした人なのかも」とプラスに受け取って、休日の午後に向かった。

 ラウンジのソファ席で待っていた彼は、紺色のスーツに薄いブルーのシャツ。いかにも「できる男」感を漂わせていた。笑顔も爽やかで、第一印象はとても良かった。

「やっと会えたね。話したいこと、たくさんあるんだ」

 そう言ってすぐ、ヒロトさんは“夢”の話をし始めた。

「実は今、副業でちょっと面白いビジネスをしててさ。会社に縛られない働き方を模索してるところなんだ。自分の人生、他人任せにはしたくなくてさ」

怪しい単語に秒で“お察し”

 最初は“副業”という言葉に少し構えたけど、時代的にも珍しくないし、話しぶりも熱意がこもっていたから、私は黙って聞いていた。

「このビジネスは、最初は収入にならないけど、信頼があれば絶対に結果が出るんだよ。信頼って、すべての基盤だから。人と人との繋がりが、可能性を生むんだよね」

——ん? 信頼? なんか、その言い回し、聞き覚えあるぞ。

そう思ったときにはもう遅かった。彼はカバンからクリアファイルを取り出し、私の目の前に差し出してきた。

「これ、ほんの一部なんだけど、見てみて。数字とか苦手?」

 そこには、「ストック型ビジネス」「不労所得」「権利収入」といった単語が並ぶ資料。

 ざっと読んで察した。…あ、これ、ネットワークビジネスだ。

おがわん
記事一覧
ライター
かつてちょっとだけ芸能の世界に所属。現在は縁あって、雑誌やWebメディアなどでライターとして活動中。エンタメ系から日常ネタまで、気になるあれこれを取材。楽しく読んでもらえる文章を目指して、日々ゆるっと執筆中です。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「認知も養育費も拒否したくせに!」子どもとの面会を要求する元彼に悩む45歳シングルマザー
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-11-30 06:00 ラブ
つらい生理に更年期、女たちが涙した彼氏&夫の“神対応”6選。背中をさすってくれるだけでいい…
 症状の強さや時期は人によって差がありますが、生理や更年期障害はつらく苦しいもの。中には日常生活に支障をきたすほど強い症...
恋バナ調査隊 2024-11-30 06:00 ラブ
レス夫と同性の婚外恋愛相手が対面! 背徳感と緊張に興奮した一夜のあとは… #3
 夫とのレスから女性に恋焦がれるようになった弥生さん(33歳主婦/子供ナシ)。お相手はカルチャースクールでK-POPダン...
蒼井凜花 2025-03-03 19:13 ラブ
小説に描かれた早朝のセックスシーンが口惜しい。“あの対処”がなくて…
 好きな小説家の新刊を、いまいち入り込めないまま読み終えてしまい、口惜しい。それぞれ特殊な幼少時代を過ごした男女が出会い...
新井見枝香 2024-11-29 06:00 ラブ
独身男性の「人妻好き」を鵜呑みにするのは危険すぎる? 隠された心理5つ
 人妻を好む独身男性はレアな存在。本来、男性は好きな女性に独占欲を抱いたり狩猟本能が働いたりするため、自分のものにできな...
恋バナ調査隊 2025-03-03 19:47 ラブ
ママ友の旦那、同僚の夫…不倫相手の奥さんと知り合いの場合、何が必要?
 職場の同僚の旦那さんや、ママ友の旦那さん…。知り合いの女性の旦那さんと不倫する女性もいるのではないでしょうか。今回は不...
恋バナ調査隊 2024-11-29 06:00 ラブ
官能小説を書きたがる女性が増殖中。プロの作家は“素人”とココが違う
「官能小説を書きたい」という女性が増えています。主婦や会社員、それから会社社長らはなぜ、なんのために、性愛を書きたがるの...
内藤みか 2024-11-28 06:00 ラブ
冬に行くと後悔するデート場所4選。イチャ通り越して、寒すぎて身も心も凍り付く!?
 最近肌寒くなってきて、冬を感じるようになってきましたよね。寒さを言い訳に、彼氏や気になる男性とデートでくっつくことがで...
恋バナ調査隊 2024-11-28 06:00 ラブ
マッチングアプリのヤリモク回避! 男の本気度4つの測り方&モテ投稿3つの法則
 顔も名前も知らない異性との出会いにドキドキできる、マッチングアプリ。上手に活用できれば、素敵なイケメン男性との出会いも...
恋バナ調査隊 2025-03-03 19:49 ラブ
なぜ女だけが罪悪感を抱く? 夕食の準備が間に合わない…ワーママが直面する仕事と家庭のプレッシャー
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
豆木メイ 2024-11-26 06:00 ラブ
夫に裏切られたサレ妻が離婚しない理由6選。我慢か金づるか諦めか、それとも…
 夫に裏切られたサレ妻たち。「許せない」「顔も見たくない」と、夫に憎しみを抱くのは当然でしょう。でも、離婚しない人もいる...
恋バナ調査隊 2024-11-26 06:00 ラブ
何様ですか? 根拠なき自信がキモ過ぎる“婚活おじさん”図鑑。4つのあるあるで即認定!
 アラサー・アラフォーになると、本気で婚活を始める女性も多いですよね。婚活市場には素敵な男性ももちろんいますが、「何様で...
恋バナ調査隊 2024-11-26 06:00 ラブ
「夫の様子がおかしい」妻の浮気発覚後、サレ夫の心理。ひそかに復讐を画策している?
「出来心でつい…」「寂しくて…」と、夫と離婚する気がないのに浮気してしまう女性たち。そんな妻に対し、夫はどう思っているで...
恋バナ調査隊 2024-11-25 06:00 ラブ
女性が「浮気したい!」瞬間4選。さあ理性を保ち、どうやって我慢する?
「彼氏と別れたくない! でもちょっと遊びたい」、そんな浮気心が芽生える瞬間は女性にもあるでしょう。女性が浮気したくなる背...
恋バナ調査隊 2024-11-24 06:00 ラブ
「法律婚と浮気癖は関係ない」事実婚妻に“すべて”を委ね、女遊びを繰り返す48歳男
「冷酷と激情のあいだvol.222〜女性編〜」では、事実婚の夫であるヒロツグさん(48歳・仮名)の浮気癖に悩みながらも、...
並木まき 2024-11-23 06:00 ラブ
「年収2,000万円の生活が手放せない…」浮気夫と我慢して暮らす44歳バリキャリ女性の分岐点
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-11-23 06:00 ラブ