「俺ね、経営者なんですよ」慰謝料を拒否する夫のバカげたプライド。妻を“勝手に逃げだ”と非難する心理

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-08-09 11:45
投稿日:2025-08-09 11:45
「冷酷と激情のあいだvol.258〜女性編〜」では、5年前に離婚をした元夫から一方的に悪口を言われ続けている里香さん(仮名)の苦悩をお届けしました。

 元夫のシンジさん(仮名)は、いまだに元妻との共通の知人を中心に「離婚の原因は全て妻。妻が悪い」と言い続けるのでしょうか。

俺はなんにも悪くない!

「俺、なんにも悪くないのに悪者に仕立て上げられて離婚したんですよ。本当に不愉快です。

 弁護士が入って離婚協議しました。他の人はわからないでしょうけど、俺はかなり酷い目に遭いました」

 シンジさんの結婚生活は、わずか2年。そのうちの1年弱の期間は、すでに別居をして離婚協議に入っていたので、実際に夫婦として二人で暮らしたのは1年ほどです。

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手切れ金だと思って諦めた

「元妻は、俺の言動をモラハラだ、経済的DVだとか言い続けて、弁護士も懐柔し、俺が悪いことにして別れたんですよ。だからお金も、俺が払う形で別れたんですよね。

 最初は元妻の弁護士が『慰謝料を払え』って言ってきたけど、俺は悪いことをしていないから慰謝料なんて払うわけないじゃないですか!

 だから最終的に『解決金』っていう名目にして、俺はカネがあるから、もう手切れ金だと諦めて払うことにしただけなんです」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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