風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由
【あの有名人の意外な学歴】
風間俊介(俳優/42歳)
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「これまであまりいないタイプで、ジャニー(喜多川)さんもどう扱えばいいのか戸惑っていた」
現在「ZIP!」(日本テレビ系)で月曜パーソナリティーを務める風間俊介(42)について、こう振り返るのは、旧ジャニーズ事情に詳しいベテランの芸能記者。今期ドラマで「40までにしたい10のこと」(テレビ東京系)で主演も務める風間は、東京・墨田区の公立中学2年の時、旧ジャニーズ事務所に入所した。特にジャニーズに憧れていたわけではなかった。歌も踊りも興味がなかった。ただ、テレビに映りたかっただけだった。3歳上の姉に相談すると、事務所に履歴書を送ってみるように勧められた。
「その時、添付したのが有名料理人の周富徳さんと一緒に撮った写真。ジャニーさんは風間を周さんの親戚と勘違いし、合格させたことになっている。話が出来すぎていて、真偽のほどは定かではありませんが」(前出の芸能記者)
とにかく、ジャニーズらしくなかった。一度もグループに所属したこともない。中3の秋、ジャニーズJr.内ユニット「B.I.G」のメンバーに山下智久(40)、生田斗真(40)らととも抜擢された。センターポジションで踊る機会もめぐってきたが、そんな時に風間は活動休止を申し出る。「高校受験に専念したい」というのが理由だった。
■有名私大への進学実績も高い人気校
「その頃、旧ジャニーズを多く受け入れていた堀越高校には行きたくなかったのでしょう。芸能人っぽく振る舞うことをひどく嫌っているように映った」と、前出の芸能記者は当時の風間の印象を語る。ごく普通の学園生活を望んでいた。山下や生田が芸能活動を優先し、堀越に入ったのとは対照的だった。しっかり受験勉強の時間をとったおかげで、都立小岩高校に合格した。「都立の中では中堅クラスですが、有名私立大への進学実績も高く、人気校のひとつ」(学習塾スタッフ)だという。
しかし、半年近くの空白は風間にシビアな現実を突きつけた。B.I.Gの活動に復帰しても、もはやセンターの位置は与えられず、生田の後ろで踊らなければならなかったのである。
ところが、高1となった風間に転機となる仕事が舞い込む。「3年B組金八先生第5シリーズ」(TBS系)への出演である。心に闇を抱えた生徒を演じ、各方面から絶賛され、以降、俳優の仕事が次々に入ってくるようになる。ただ、旧ジャニーズ事務所内での位置付けはいつまでもデビュー前のジャニーズJr.のままだった。同事務所ではCDを出さないとデビューとみなされないのだ。
結局、20代になってもCDを出すチャンスは訪れず、ジャニーズJr.での立場は変わらなかった。「事務所内でこうした扱いは何か変だという話になり、風間が30歳になった時にやっとジャニーズJr.の肩書は外された」(前出の芸能記者)という。
高校卒業後は亜細亜大経済学部に進学。ドラマの収録の合間を見つけて武蔵野キャンパスに足を運ぶようにした。だが、主演級の役をいくつもこなす中では単位の取得はおぼつかず、結局中退を余儀なくされた。
(田中幾太郎/ジャーナリスト)
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