やる気が見えない…原因はこれかも。若者が “静かな退職”を選ぶ理由「やるべきことだけ淡々と」が主流に?

コクハク編集部
更新日:2025-08-20 08:00
投稿日:2025-08-20 08:00
「ここ最近、入社してくる若い世代の仕事に対する熱量が感じられない…」「部下が仕事のやる気を出してくれない」とモヤモヤしているアラサー・アラフォーの皆さま、それは“静かな退職”と言われる新しい働き方かもしれません。今回は、静かな退職を解説しつつ、選ぶ理由をご紹介します。

静かな退職とは

 静かな退職と言っても実際に会社を辞めるわけではありません。仕事に対する熱量や関わり方を意味する言葉で、「やるべきことだけを淡々とこなす働き方」をさしています。上司に逆らうわけでもなく、サボるわけでもないけれど、定時内のみ業務に専念するのがその特徴。

 2022年ごろにアメリカで広まった「Quiet Quitting」という言葉の和訳で、日本でもZ世代を中心に幅広い世代で広まりつつあります。

【読まれています】職場の嫌いな人、無視するのは待って! やってはいけない「3つのNG対応」と賢い付き合い方

静かな退職を選ぶ理由

 一昔前まで主流だった「やりがいのある仕事をしたい」「仕事を生きがいにバリバリ働きたい」といった価値観の対極といえる、静かな退職。なぜそのような働き方を選ぶ人が増えていきているのでしょうか。ここでは、静かな退職を選ぶ主な理由を4つ紹介します。 

1. プライベートを優先したい

 最も多いのが、「自分の時間を大切にしたい」というシンプルな理由。仕事中心のライフスタイルではなく、家族や恋人との時間・趣味・友人との交流など、プライベートの充実を優先する生き方を選ぶ人が増えているようです。

 新型コロナの流行によりリモートワークが普及し、ワークライフバランスがとりやすくなったことも、プライベートに重きをおくようになった一因でしょう。

2. 燃え尽き症候群

 頑張って働いたのに評価されない状態が続き、モチベーションが下がってしまった人も静かな退職を選ぶ傾向に。「もう仕事は最低限にして、頑張るのはやめよう」と燃え尽きてしまうのかもしれません。突然、糸がぷつんと切れたようにやる気を失っている場合、燃え尽きて静かな退職をしている可能性大です。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


妙齢って何歳? 三省堂 現代新国語辞典のいまっぽい凡例に注目
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
母親が施設から帰ってくる夢…認知症の予兆を「ボケたな」で済ませない
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
#1 夢を諦めきれない32歳の女。高円寺で燻る芸人らと酒に溺れる日々
 この街は、まるでネバーランドだ。  いつもの店に行くと、いつもの仲間がいて、相変わらずのバカな話で盛り上がれる。...
「最終的には学歴!」すごいですねー(棒)高学歴義母のマウントLINE3選
 義母が高学歴だとなんとなく上品でスマートな人柄が連想されますが、現実では学歴の高さと人格は比例しないようです。実際には...
2025-02-20 17:59 ライフスタイル
黄金色の葉と朱赤の柿の景色 心まで秋色に染まるような日
 秋は色鮮やかな季節。まるで黄金色のイチョウの葉、鮮やかな朱赤の柿。  心まで秋色に染まるような日だった。 ...
同僚のボールペン“カチカチ”に敏感反応!繊細すぎる人へのLINEどう返す
 世の中には、人一倍豊かな観察力や感受性を持つ人も存在します。そうした人は「優しい」「気遣いができる」などの長所をたくさ...
ムーミン好き必見!ESSEの時短レシピ&開運グッズ付録など使いこなす術
 今回ご紹介する雑誌付録は、「ムーミントラベルポーチ3点セット」と「別冊付録:保存版!ESSEのBest時短ベストおかず...
おひとり様全盛時代でも? 老後こそ“コミュ力”がものを言う
 ぶっちゃけ、私はあまり人づきあいが得意なほうではありません。一人のほうが気を遣わなくていいし、楽だから。  これから...
年末大掃除、夫が戦力にならない…今年こそやる気を出してもらう方法4つ
 年末の大仕事といえば、家の大掃除ですよね。やはり、一年の汚れを綺麗にしてから、新しい一年を迎えたいものです。でも、何か...
「何で後ろから撮るにゃ?」“たまたま”の質問攻めにきゅん♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「見慣れる」ってこわい 散らかった部屋を眺めて考えたこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日用品は見た目も大事よね♡ 好みの香りで良質な睡眠時間を
 コクハクリーダーズ1期生の「あんず」と申します。今回、ワクワクしながら新商品を使う機会に恵まれました。  日常生活で...
2023-12-16 17:32 ライフスタイル
コスパ最強!シクラメン超長生き育成術、この冬は美しい姿をキープさせる
 暖冬にも程がある2023年師走ですね。  カントリー風情たっぷりの立地にある猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花...
温泉旅行を計画中! でも浴衣の下は何が正解? オトナ女性の3つの選択肢
 彼氏や女友達と楽しむ温泉旅行。最近では旅館に添えつけの浴衣が用意されているところも多いですよね。  でも浴衣姿で...
ふわっと何かが降り立った? 神々の宿る土地の光は優しい
 夜道を歩いていたら、ふわっと何かが降り立った気がした。  振り返ると黄色い稲穂が揺れていた。でも全然怖くはなかっ...
尾道の町並みより絶景也! 恥ずかしがり屋のクロ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...