更新日:2025-08-22 11:45
投稿日:2025-08-22 11:45
香水のプレゼントに昂る気持ち
それから留美さんは、夫が出張のときに「K」を訪れるようになった。
3度目の来店で再会した唯子さんから、高級ブランド香水をプレゼントされた。
「私とおそろいの香り。留美さんといつ会ってもいいように、ずっと持ち歩いていたの」
そう告げられた瞬間、胸がきゅんとはずんだ。透明感のある爽やかさの中に、ほのかな甘さが漂う香りをまとったとたん、気持ちはさらに昂ぶった。
リアルな恋に胸を焦がす日々
「その夜、唯子に誘われてホテルに行きました。女性とは初めてでしたが、すべて唯子がリード。夫よりも丁寧で優しく、大切に扱われている感じがして…。不倫なのに、罪悪感より幸福感が勝ってしまったんです」
その後は毎日LINEが届くようになる。「おはよう」「留美に似合いそうなリップを見つけた」「週末は、カフェデートしない?」――30代半ばにして、再び「リアルな恋」に胸を焦がす日々が始まった。
デートは夫の出張時。湾岸ドライブや夜景スポットでの逢瀬、湘南でのランチ、銀座でのショッピング。時には自宅にも招き入れた。
「お友達」と紹介された夫は疑うこともなく、「ごゆっくり」と自室へ。夫婦の寝室は別々で、留美さんは唯子さんと秘密の時間を重ねていった。
ラブ 新着一覧
アラフォー世代の婚活で見栄を張って“怪しい経歴”を語る方がいます。これまで何件か聞いたのが、航空会社のCA(客室乗務員...
年上の女性を狙う「起業したいんです」系男子が増殖しています。そのなかには起業を口実に女性からお金を引っ張ろうとするウソ...
マッチングアプリが普及してからは出会いの幅が一気に広がりましたよね。ですが、田舎ではあまり役に立たないようです。いった...
結婚すると、女性はより現実的な思考になる人が多いのに比べて、男性はいつまでも夢を追いかけがち。時には、少年すぎる考えの...
夫がバツイチだった場合、どうしても避けられないのが元妻との関係…。理解のある人ならいいのですが、夫に未練があったり、不...
「冷酷と激情のあいだvol.200〜女性編〜」では、たまたま入ったバーで出会った男性と友達以上恋人未満の関係が続き、40...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
恋をすると占い師に頼る女性がかなり多いのではないかと思います。特に梅雨時は、気持ちもじめっとしてしまうのか、思い悩んで...
不倫の末に掴む幸せは、果たして長く続くのでしょうか?
今回は“略奪婚のその後”に迫ります。現在不倫中で、相手と...
夏になるとスパイスの効いた料理が食べたくなりませんか? スパイスには体の代謝を高めて血行をよくする働きがあり、中東など...
婚期を逃したり、相手の奥さんにバレて慰謝料を請求されたりと、不倫はハイリスクですよね。なのになぜ、不倫する女性が後を絶...
パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。あなたは大好きな人に「うちに泊まっていく?」って誘われた...

好きな男性には、自分から告白するより告白されたいですよね。いい雰囲気になってきたら「今言って!」と、告白を引き出したく...
「女の直感は当たる」といわれている通り、女性の「ん…?」という違和感は意外と当たるもの。信頼している彼氏やちょっといいな...
「冷酷と激情のあいだvol.199〜女性編〜」では、あえて結婚も同棲もしないスタイルで生涯を添い遂げると決めた恋人・カズ...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...