福山雅治は“チーム大多”に踊らされた? フジ女子アナ飲み会問題は参加したら断れない“闇バイト”スキームか

更新日:2025-08-20 15:08
投稿日:2025-08-20 15:05

 フジテレビを巡る一連の問題で、第三者委員会が調査報告書で指摘していた元専務取締役の大多亮氏(66)と「男性有力番組出演者」との会合に女性アナウンサーらが呼ばれた件で、歌手・俳優の福山雅治(56)が参加していたことを「女性セブン」が報じ、波紋が広がっている。

 記事によれば、福山は最初は大多氏との2人の食事から始まり、当初は仕事の話中心だったという。その後大多氏から「誰か連れて行ってもいい?」と提案があり、女子アナらの接待飲み会に変わっていったという。福山が「新人アナに会いたい」と発言した、福山の下ネタや性的会話を苦痛に感じる参加者もいたという話もあるが、本人は「ぼくがホスト側になったつもりで、招く側として場を盛り上げたいという思いでした」と「女性セブン」のインタビューで語っている。

 福山といえば「ひとつ屋根の下」(1993年)の出演をきっかけに大ブレーク。その後「いつかまた逢える」(95年)で初主演し、以降東野圭吾の「ガリレオ」シリーズなどフジテレビの月9ドラマでキャリアアップした逸材である。そんな福山にとって、大多氏は取引先であり「有力番組のキーマン」であり、看板俳優に育ててもらった恩義もある。

 元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏がこう言う。

「港社長の“チーム港”に入ると出世が保証されるなどと話題になりましたが、“チーム大多”のメリットは“憧れの俳優とお近づきになれる”だったのでは。福山さん的には、起用してもらう側としてお誘いは断れないでしょうし、大多氏の意図を汲みとって下ネタも話す。一方の女性社員も福山さんと会えることで当初はウィンウィンだったのでは。そんな軽い気持ちで参加したものの、仕事と飲み会がセットになってしまって抜けられない状態になる……まさに気が付いたら取り込まれている“闇バイト”と同じスキームなのでは」

 それでも月9ドラマの人気がダントツだから当時は文句も言えなかったのだろうが、結局、福山をダシに女性社員を集め、楽しんだのは大多氏だけということなのか。

「こうしたVIP待遇で俳優を独占していたから、月9俳優たちが他局に目もくれなかったというのも腑に落ちる。制作陣も先輩の背中を見て育ちますから、同様のスキームが局内にはまん延しているのではないでしょうか」(鎮目氏)

 福山も“チーム大多”に踊らされた1人なのかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 福山も誤報と誹謗中傷を恐れたと言うが…関連記事【もっと読む】文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?…もあわせて読みたい。

エンタメ 新着一覧


「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になっていた
 リモートワークの日は、羽鳥さんのモーニングショーからそのまま「じゅん散歩」(月〜金曜9時55分、テレビ朝日系)を見るの...
【写真特集】懐かしい!16年前の渡辺梓さん
  【この写真の本文に戻る⇒】「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になって...
「クソばばあ」に「クソ小僧」、涼子のリアクションにも注目
 寅子(伊藤沙莉)は、戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う。  一方、寅子から「よりど...
桧山珠美 2024-08-08 16:37 エンタメ
早くも“NHK御用達俳優”の片鱗が?「虎に翼」出演の岡部ひろきはそんじょそこらの2世俳優とは違う
 1日放送「ダウンタウンDX」(日本テレビ系・読売テレビ制作)に故・西城秀樹さんの息子・木本慎之介(20)が出ていました...
なぜ令和ロマンは賞レースに出続ける?3冠制しヘイトも無視する戦闘力
 芸歴10年以下のお笑い賞レース「ABCお笑いグランプリ」(テレビ朝日系/以下ABC)が7月7日に開催。M-1に続き、令...
帽子田 2024-08-03 06:00 エンタメ
航一の秘密、明かされる。久々の回想シーンでも発揮した直道の顔芸パワー
 判決後、涼子(桜井ユキ)の店で寅子(伊藤沙莉)らと杉田(高橋克実)たちは偶然顔を合わせる。  戦争で娘と孫を亡く...
桧山珠美 2024-08-02 16:00 エンタメ
【写真特集】ワンピース姿を披露する、珍しく清楚なあやまん監督
【この写真の本文に戻る⇒】 【独自レポ】あやまんJAPANは健在だった! Tバックにぽいぽいコール、コンプラ無視の危ない...
優未の言葉「困っている子を助けるのは普通」に教えられた真っ当なコト
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、涼子(桜井ユキ)の店がたびたび嫌がらせを受けていたことを知る。警察に相手にされず...
桧山珠美 2024-07-31 16:30 エンタメ
赤いミサンガの女・美佐江、来た~!“放置エピソード”の回収がお見事
 寅子(伊藤沙莉)と優未(竹澤咲子)の姿を見ていきなり号泣した杉田(高橋克実)。実は杉田は昭和20年の長岡空襲で娘と孫を...
桧山珠美 2024-07-29 16:45 エンタメ
目黒、ニノを“沼落ち”続出の松村北斗「西園寺さん」が猛追!視聴率やTVerではない意外なデータが急上昇
 7月も後半に入り、2024年夏期主要ドラマの初回がほぼ出揃った。その中でも特に、STARTO ENTERTAINMEN...
こじらぶ 2024-07-27 06:00 エンタメ
「ごめんなさい」を連呼する航一。“戦時中の何か”は来週判明する?
 玉(羽瀬川なぎ)の将来を奪ったのは自分だと、涼子(桜井ユキ)も悩んでいた。寅子(伊藤沙莉)は2人の決断を応援するため、...
桧山珠美 2024-07-29 15:49 エンタメ
涼子さまの消息も明らかに…「ヒロインじゃない面々」のその後を描く意味
 寅子(伊藤沙莉)は「学校に友達はいない」という優未(竹澤咲子)の発言が気にかかる。  出勤すると、杉田(高橋克実...
桧山珠美 2024-07-23 15:45 エンタメ
夏ドラマ何見てる?『新宿野戦病院』『ブラックペアン2』への本音を調査
 2024年7月スタートの夏ドラマが出揃ってきましたね。今期もたくさんのドラマが放送していて、どれを見ればいいのかわから...
“カウンセラー”星航一(岡田将生)、ちぐはぐぶりがチャーミングだった件
 父親の話が聞きたいと言う優未(竹澤咲子)に、寅子(伊藤沙莉)は優三(仲野太賀)の話をすることができない。寅子は航一(岡...
桧山珠美 2024-07-18 15:50 エンタメ
なぜ塚地武雅、藤井隆はドラマ出演が続く? 不人気芸人との決定的な違い
 7月に入り、2024年夏の新ドラマが次々にスタートしています。なかでも話題になっているのが、宮藤官九郎脚本の『新宿野戦...
高橋克実「ショムニ」超えの名演技に注目!歴代朝ドラで舌打ちといえば…
 山の境界線をめぐる現地調停で書記官の高瀬(望月歩)と申立人の森口(俵木藤汰)との間にトラブルが発生。寅子(伊藤沙莉)も...
桧山珠美 2024-07-17 15:30 エンタメ