消える10万円はどこに…夫の“秘密”を知った42歳妻の叫び「どう使おうが自由」じゃない!

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-09-20 11:45
投稿日:2025-09-20 11:45

マザコン疑惑も浮上

 絵里香さんが家計の話を出すと、ヤスナリさんさんはすぐに義母の肩を持つのも苛立ちの大きな一つなのだとか。
 
「夫はマザコンではないと思って結婚したんですけど、もしかしてマザコンなのかもしれない。ガックリです。

 目の前にある自分の家庭よりも、離れて暮らす母親への仕送りを優先だなんて…。『家族よりも実家が大事』って言われているようなもの。

『オフクロだって年金生活で大変なんだから、援助して当然だろ』って反論するんです。

 義母は夫が20代の頃に離婚をしているので、今はひとりで暮らしていて…。夫が義母の援助をしたがるのは、そのせいなのかもしれません」

娘にお金をかけたいのに

 しかし絵里香さんにも引き下がるわけにもいかない切実な事情があります。

「娘の塾代や習い事の月謝なんかも上がっているんですよ。参考書も、昔より高くなっています。娘のために何をするのにもお金がかかるので、今の生活費だけでは本気でキツいんです。

 どうしたら夫に今の事情を理解してもらえるのか…。根気よく説得していくしかないのかな…。

 夫は一度不機嫌になると扱いにくいタイプなので、何度も私から同じ話をすると夫婦仲まで険悪になっちゃうんですよね。

 あーあ。どうしたら夫があと5万円を家計に入れてくれるのか…、最近ではそればかり考えていて眠れない日もあります」

 生活がキツくなってくるにつれて、精神的な余裕もなくなってきたと肩を落とす絵里香さん。

 このままでは娘の習い事をひとつ辞めさせるしかない状況まで追い詰められています。

  ◇  ◇  ◇

 では、夫であるヤスナリさんは絵里香さんからの提案についてどんな思いを抱いているのでしょうか。

 実はヤスナリさんの胸中は、想像以上に複雑でした。次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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