timeleszの演出に賛否…中島健人ら初期メンバーの歌声に込められた真意。“8人体制”はどう継承していく?

こじらぶ ライター
更新日:2025-09-27 11:45
投稿日:2025-09-27 11:45

オリジナル版「timeless」の演出に込めた想い

 Sexy Zoneは事務所に推され華々しくデビューしたものの、CD売上で苦戦することも多かった。たびたびCD購入特典である握手会を開催し、なんとかチャート1位を獲得するということもあった。

 タイプロでの大ブレイクを経て、今回timeleszが開催したアルバム購入特典であるファンミーティングは、会場のキャパや売上面で過去最大規模になっている。

 この成功を、佐藤、菊池、松島は、8人だけで達成したものではないと考えているのだろう。グループの勢いや売上面でtimeleszがSexy Zoneを超えることがあっても、それはあくまで初期の5人時代の試行錯誤や切磋琢磨があってこその結果だ。そんなことを、今回のオリジナル版「timeless」の演出に込めたのだろう。

 マリウスは芸能界とは別の場所で活動するために、中島はソロアイドルを極めるために、それぞれグループを卒業しただけで、喧嘩別れではないはずだ。

 そして2人の存在があってこそ今のtimeleszがあることを、初期メンバー3人だけでなく、新メンバー5人もあらためて今回の演出で噛みしめただろう。タイプロからtimeleszを好きになったという新規ファンからも、今回のことをきっかけに、5人時代についてもっと知ってみたいという感想もあがっている。

 何より、timeleszという名前は「timeless」から来ており、語尾の「ss」をSexy Zoneの頭文字「sz」にしたのは、それまでの歴史や思いを繋ぐ「誰も置いていかない答え」として佐藤、菊池、松島で決めたものだ。

今後はどう継承していくのか

 ファンにも様々な思いがあるだろうが、マリウスや中島の了承さえあれば、2人の存在やSexy Zone時代をどう継承していくかは、timeleszの判断に委ねられるべきだろう。

 そして、その在り方を8人で正解にしていくことが、これからの課題になりそうだ。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


フジテレビから50億円賠償請求されても…港浩一氏と大多亮氏は“自腹”を切らない? 専門家が解説
 フジ・メディアHDは28日、傘下のフジテレビが港浩一前社長と、元専務取締役の大多亮氏に対し、50億円の損害賠償請求訴訟...
2025-09-02 09:38 エンタメ
阿部サダヲ×松たか子「しあわせな結婚」第1部完!と煽ってワースト…テレ朝木9で寂しい視聴率が続く理由
 阿部サダヲ(55)がテレビ朝日系の連ドラ初主演、松たか子(48)と夫婦を演じるマリッジ・サスペンス「しあわせな結婚」(...
2025-08-30 17:03 エンタメ
欅坂46から10年。平手友梨奈らの脱退・卒業、解散危機に改名…櫻坂46はいかに“最高地点”へ辿り着いたのか
 櫻坂46が8月24日、全国ツアー「5th TOUR 2025 “Addiction”」の千秋楽を終えた。愛知、福岡、広...
こじらぶ 2025-08-31 12:22 エンタメ
「あんぱん」羽多子の“夢”はヤムおんちゃんの影響ですか? 予告にチラリと映る姿にも歓喜!
 のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)は引っ越しをして羽多子(江口のりこ)と同居生活を始める。そんな中、電話に出た羽多子が、...
桧山珠美 2025-09-13 11:33 エンタメ
超ズボラだった川栄李奈が潔癖に?「トイレ後は手洗わず」「モノには触れていない」豪語が「掃除が好き」
 女優の川栄李奈(30)が8月27日放送の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)で“潔癖症エピソード”を明かした。  ...
2025-08-29 17:03 エンタメ
「あんぱん」脚本家が“1番書きたかったこと”に目からウロコ! すべては聡明なお子様のおかげ…
 ある日、嵩(北村匠海)にファンレターをくれた小学生の佳保が、祖父の砂男(浅野和之)と柳井家にやってくる。笑顔で迎えるの...
桧山珠美 2025-08-28 15:25 エンタメ
「あんぱん」八木(妻夫木聡)と蘭子(河合優実)カップル、オトナの視線の絡み合い…朝から見ていいんですか?
 八木(妻夫木聡)のひらめきで嵩(北村匠海)の詩とイラストが入った陶器のグッズは追加注文が来るほど売れていた。それでもも...
桧山珠美 2025-08-28 15:03 エンタメ
坂口健太郎に逆セクハラ騒動。永野芽郁にmiwaとも…BLACKPINK リサだけじゃない“女性に押される”男の特徴
 BLACKPINKのリサ(28)が国境を越えて、大炎上中だ。今年2月にリリースしたソロデビューアルバム『Alter E...
田中麗奈、45歳。心も体も変化するなか、ずっと変わらない“芝居”への気持ち
 多くの人の心をつかんだ「なっちゃん」のCMの初代キャラクターに始まり、映画『がんばっていきまっしょい』『はつ恋』、近年...
望月ふみ 2025-08-24 11:45 エンタメ
『あんぱん』のぶ、山に登って「ボケー!」は“征服欲”の成せる業か? アンパンマンの原型がついに爆誕
 のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の別居生活が続く中、登美子(松嶋菜々子)から嵩の名前の由来を聞いたのぶは、ひとり山へ向...
桧山珠美 2025-08-28 15:04 エンタメ
ラウール、22歳の色気が破壊級!「愛の、がっこう」は“代表作”になると断言してもいい
 夏ドラマも中盤にさしかかりました。そのなかでも回を重ねるごとに盛り上がっているのが、木曜劇場「愛の、がっこう」(フジテ...
【芸能クイズ】松本人志が福山雅治と「HEY!HEY!HEY!」で作った“オリジナル料理”の名前は?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
「あんぱん」羽多子らの“あの言葉”にあんぐり…のぶも感動してる場合か。落語家の年齢も気になる
 嵩(北村匠海)は「まんが教室」という番組に出演してほしいという健太郎(高橋文哉)の頼みをしぶしぶ承諾する。そして第1回...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
「あんぱん」のぶ、議員のコネ入社なのに“クビ”の謎。急成長したアキラ君と老けないオトナ達に酔いそう…
 嵩(北村匠海)が書いた詞にたくや(大森元貴)がメロディーをつけて生まれた「手のひらを太陽に」は、「みんなのうた」でも紹...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
スキャンダル続出の花田優一、美女にモテまくるのは何故? 不誠実男に学ぶ「悪名は無名に勝る」メリット
 元横綱・貴乃花光司と元フジテレビアナ・花田景子を両親に持つ“親の十四光り”の花田優一。  現在、元テレビ東京アナ...
堺屋大地 2025-08-17 11:45 エンタメ
「あんぱん」八木(妻夫木聡)と蘭子(河合優実)、“何か”が始まっちゃう? 嵩は作詞能力をいつ見抜かれたのか
 舞台公演は成功裏に幕を閉じる。数日後、なぜかぼんやりした様子の嵩(北村匠海)。そこに、また一緒に楽しい仕事をしようとた...
桧山珠美 2025-09-04 12:26 エンタメ