YouTuberヒカルのオープンマリッジ宣言で「第二の大沢樹生」が増える危険性
YouTuberのヒカル(34)の「オープンマリッジ」宣言がネットを中心に話題を呼んでいる。
ヒカルはカリスマキャバ嬢で実業家の進撃のノア(30)と5月に結婚し、9月14日に自身のYouTubeでオープンマリッジを宣言。“女性が夜飲みに行くのと同じように、自分は他の女性と浮気する”と持論を展開し、これに妻のノアも了承したが、公開後ヒカルのチャンネル登録者数は1日で12万人減少、さらに1週間で20万人超も減少し、女性ファン離れが進んだという。しかしながら「オープンマリッジ」とは「単に誰とでも性交渉をしていいという意味ではない」と家族問題評論家の池内ひろ美氏がこう続ける。
「1960~70年代の欧米のヒッピー文化の“独占欲からの解放”、所有する・されるという概念からの解放、政府に縛られないパートナーシップを築く目的で生まれました。つまり“浮気OK”とイコールではなく、歴史的背景のある言葉なのです。欧米の場合、もし子供が誕生してもキリスト教文化圏の“子供は全て神の子”という考え方があり、誰の子供であろうと育てる宗教観というか受け入れ態勢があります。しかし、日本は血縁を重視し、誰の子か分からない子供を養育する寛容さは現時点では持ち合わせていません」
浮気容認の大義名分ではないオープンマリッジ
逆に、オープンマリッジのメリットとは。
「ヒカルさんにとってはマスコミ対策が大きいのでは。浮気して週刊誌で報じられてもバッシングされる理由がなくなります。ノアさんもお金持ちですから金銭的な問題はありませんが、相手から慰謝料を請求されることもありません」
日本では混乱が生じるというが。
「日本の戸籍制度では子供の誕生から1年以内でないと親子関係は解消できず、それ以降は戸籍上の親子関係の取り消しはできません。血はつながらなくとも養育の義務、相続の権利が発生します」
大沢樹生(56)が喜多嶋舞(53)と離婚し、2007年からシングルファーザーとして育ててきたが、12年にDNA鑑定で大沢との父子確率0%と判明した(その後、長男の親権は喜多嶋に戻り、喜多嶋の母が育てている)。
「まさに大沢さんと同じ状態です。共同体で育てる概念のない日本では血縁関係がなければ養育に問題が生じる。親世代も理解できないでしょうし、子育てに非常に困難が生じます」
ヒカルをマネてオープンマリッジを進めると、第二の大沢樹生が増えるかもしれない。
◇ ◇ ◇
大沢樹生の一件で話題になった「托卵」という言葉。関連記事【もっと読む】松本若菜『わたしの宝物』で注目の「托卵妻」って? 識者が予想する“生息率”に男性はゾゾッ確実…では、男性たちの背筋が凍る「托卵妻」について伝えている。
エンタメ 新着一覧
