YouTuberヒカルのオープンマリッジ宣言で「第二の大沢樹生」が増える危険性

更新日:2025-09-25 17:13
投稿日:2025-09-25 17:00

 YouTuberのヒカル(34)の「オープンマリッジ」宣言がネットを中心に話題を呼んでいる。

 ヒカルはカリスマキャバ嬢で実業家の進撃のノア(30)と5月に結婚し、9月14日に自身のYouTubeでオープンマリッジを宣言。“女性が夜飲みに行くのと同じように、自分は他の女性と浮気する”と持論を展開し、これに妻のノアも了承したが、公開後ヒカルのチャンネル登録者数は1日で12万人減少、さらに1週間で20万人超も減少し、女性ファン離れが進んだという。しかしながら「オープンマリッジ」とは「単に誰とでも性交渉をしていいという意味ではない」と家族問題評論家の池内ひろ美氏がこう続ける。

「1960~70年代の欧米のヒッピー文化の“独占欲からの解放”、所有する・されるという概念からの解放、政府に縛られないパートナーシップを築く目的で生まれました。つまり“浮気OK”とイコールではなく、歴史的背景のある言葉なのです。欧米の場合、もし子供が誕生してもキリスト教文化圏の“子供は全て神の子”という考え方があり、誰の子供であろうと育てる宗教観というか受け入れ態勢があります。しかし、日本は血縁を重視し、誰の子か分からない子供を養育する寛容さは現時点では持ち合わせていません」

浮気容認の大義名分ではないオープンマリッジ

 逆に、オープンマリッジのメリットとは。

「ヒカルさんにとってはマスコミ対策が大きいのでは。浮気して週刊誌で報じられてもバッシングされる理由がなくなります。ノアさんもお金持ちですから金銭的な問題はありませんが、相手から慰謝料を請求されることもありません」

 日本では混乱が生じるというが。

「日本の戸籍制度では子供の誕生から1年以内でないと親子関係は解消できず、それ以降は戸籍上の親子関係の取り消しはできません。血はつながらなくとも養育の義務、相続の権利が発生します」

 大沢樹生(56)が喜多嶋舞(53)と離婚し、2007年からシングルファーザーとして育ててきたが、12年にDNA鑑定で大沢との父子確率0%と判明した(その後、長男の親権は喜多嶋に戻り、喜多嶋の母が育てている)。

「まさに大沢さんと同じ状態です。共同体で育てる概念のない日本では血縁関係がなければ養育に問題が生じる。親世代も理解できないでしょうし、子育てに非常に困難が生じます」

 ヒカルをマネてオープンマリッジを進めると、第二の大沢樹生が増えるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 大沢樹生の一件で話題になった「托卵」という言葉。関連記事【もっと読む】松本若菜『わたしの宝物』で注目の「托卵妻」って? 識者が予想する“生息率”に男性はゾゾッ確実…では、男性たちの背筋が凍る「托卵妻」について伝えている。

エンタメ 新着一覧


『あんぱん』嵩(北村匠海)に“たっすいがー”の面影はない。のぶへの言葉が胸を打つ「正しい戦争なんか、あるわけがないんだ」
 空襲の焼け野原でひとり佇むのぶ(今田美桜)の前に、嵩(北村匠海)が現れて再会を果たす。釜次(吉田鋼太郎)から事情を聞い...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
国分太一活動休止で消えた「TOKIO再集結」の光…木村拓哉に見せていた別の顔
 6月20日、複数のコンプライアンス違反があったとして、TOKIOの国分太一(50)が無期限の芸能活動休止を表明した。出...
こじらぶ 2025-06-25 07:50 エンタメ
大泉洋こそ“真のモテ男”じゃないか?「かくかくしかじか」の圧倒的な存在感に新たな一面を見た
  先日、いろんな意味で話題の映画「かくかくしかじか」を鑑賞してまいりました。「東京タラレバ娘」や「海月姫」などのヒット...
「あんぱん」のぶ、“落とし前”の付け方はそれでいいのか。次郎役の中島歩はあまりにも素晴らしかった
 終戦から5か月が経ち、国民学校ではGHQの指導のもと軍国主義教育からの転換が図られる。のぶ(今田美桜)は病気が一向に回...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
『バチェラー6』第8話(最終話)を正直レビュー! ラスト予想、当たった人いるの? 制作サイドにまんまと騙されました
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第8話。本編最終回です。小田...
中村未来 2025-07-25 15:23 エンタメ
曽田陵介、FANTASTICS佐藤大樹と“縁”に驚き「青春時代の人が隣にいた!」甘酸っぱい中学生の頃
 2019年に俳優デビューをきっかけにドラマ、映画、舞台とさまざまな作品に出演。そして先ごろ放送を終了した『いつか、ヒー...
望月ふみ 2025-06-23 07:00 エンタメ
【募集】2025春ドラマの感想は? 面白かった&ガッカリを教えて!『対岸の家事』『最後から二番目の恋』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「面白かった」作品や「...
72歳、ザ・ぼんち里見まさとに“若い女子”が熱狂。イケジジブームが来るか? 老害にならずモテる大人の魅力
 去る5月17日フジテレビ系で放送された結成16年以上の漫才師による大会『THE SECOND~漫才トーナメント~・グラ...
「あんぱん」ここがヘンだよ、戦争パート。のぶが夫に駆け寄らないのはなぜだ?
 次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入...
桧山珠美 2025-06-21 12:55 エンタメ
『バチェラー6』第7話を正直レビュー!石森さんの“事実発覚”に全視聴者が驚いた…。辻󠄀本さんの高度な会話テクにも注目
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。第7話は、クアラルンプールへ久次米...
中村未来 2025-06-21 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第6話を正直レビュー!小田美夢の“あまりにあざとい”テクニック。キス連発は最初から決めてた?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第6話。前回のラストで、早朝...
中村未来 2025-06-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」清(二宮和也)は出る出る詐欺じゃなくて一安心。岩男とリンはやっぱり“チリンの鈴”だった
 銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)にリンはよくやったと言って息絶える。八木(妻夫木聡)は、リンは親のかた...
桧山珠美 2025-06-19 17:28 エンタメ
『バチェラー6』第5話を正直レビュー。自然体の笑顔をやっと見れた。で、なんで突然キスした?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第5話。もう折り返しなんて早...
中村未来 2025-06-19 06:00 エンタメ
令和ロマンくるま、吉本退所でも絶好調の今。もう一度「M-1」優勝を狙ってみてはどうか
 4月末で吉本興業との契約を終了した令和ロマン高比良くるま。一時期活動休止していたが、5月末には復帰。現在、精力的に活動...
帽子田 2025-06-19 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第4話を正直レビュー。石森さんまさかの本命? みんな久次米さんの魅力をもっと伝えて~!
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第4話。ホワイトローズを受け...
中村未来 2025-06-18 06:00 エンタメ
奥平大兼、世間とのギャップに戸惑い「僕のプライベートを見たら驚くと思う」悩んだときの考え方は?
 長澤まさみさんと共演した映画『MOTHER マザー』でのデビューに始まり、映画やドラマで常に心に残る芝居を見せている奥...
望月ふみ 2025-06-18 06:00 エンタメ