20代で結婚相談所に登録した女性も
そこでコクハク編集部は恋愛に対する捉え方の分岐を探るべく20代女性に聞き取り調査を実施。
「キャリア形成に大事な20代だからこそ、無駄なく効率的に付き合いたいです。なので、先日結婚相談所に登録を済ませました」(26歳・女性)
なるほど、彼女にとって交際は「安定した将来への投資」と言えるのでしょう。「恋愛以外の娯楽」が生む多様化
一方で「無駄に恋愛するより趣味を充実させたい」という“保留派”の20代も。
「私は22歳の大学生なんですが、いまは恋愛より推し活や友達との時間に夢中です。結婚願望はあるけど、急ぐ必要はないかなと思っています」(22歳・女性)
この現象の背景には、推し活やゲーム、SNSなど恋愛に代わる娯楽の充実があるのではないでしょうか。
推し活は「片思いのドキドキ」を安心して楽しめる場であり、ゲームは「努力が必ず報われる恋愛」のような達成感を与えてくれます。さらにSNSは「いいね」や共感を通じて恋人からの承認に近い満足感をもたらします。
いずれも現実の恋愛と同じように心を動かしながら、より安全で即効性があり、自分のペースで楽しめる点が若者に支持されているのかもしれません。
アラフォー 、アラフィフ世代にとって恋愛は青春の通過儀礼でしたが、今は「効率を求める投資」「他の充実で代替可能」という選択肢が並び立っているのでしょう。
恋愛観の変化をどう受け止めるか
「大失恋の一つや二つ経験して当然だし」と強がりながら、思い出の曲のイントロに涙するのはもう古いのでしょうか。
効率を追求する若者の姿は、40代の我々から見ると若干せわしなく感じられます。
しかし、その根底には「限られた時間を最適に使いたい」という切実な思いがあるのでしょう。
20代なんてほんの一瞬ですものね。温かく見守ってあげたいものですな。
「20代~40代未婚男女の恋愛における結婚に関する調査」概要
調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
https://machetalk.jp/media/unmarried-dating-consciousness-survey/
対象エリア:日本全国
対象者 :20歳~49歳の未婚男女
調査期間 :2025年7月22日~29日
有効回答 :368名※
※性別・年齢層の人口分布を考慮したサンプリング
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