都会的なルックスと一人称「ワシ」のギャップ
最近、藤井風のことが気になって仕方がありません。9月5日に3rdアルバム『Prema』が発売。それに伴い、9月はメディア露出多めで、今、振り返ってもなんとも幸せな日々でした。
たとえば、「EIGHT-JAM」(テレビ朝日)。8月31日、9月7日の2週に渡っての「藤井風特集」。2020年のデビュー以来、番組では折に触れ、その才能を讃えていましたが、今回、ついにご本人への120分にも及ぶロングインタビューが実現。藤井風の魅力を堪能させていただきました。
楽曲制作や数々の名曲の裏側についての話はもちろんなのですが、なんといっても、インタビュアの目をじっと見つめて、ひとつひとつ自分の言葉で応えようとする藤井風の誠実さに胸キュン。そのミステリアスな雰囲気とは相俟って、自然体で飾らない姿も良きです。
そのうえ、都会的なルックスから出てくる言葉が、岡山弁というギャップ。これまで岡山弁の使い手といえば、千鳥で、少し荒っぽい印象がありましたが、大悟の「ワシ」と同じなのに藤井風が自分のことを「ワシ」というたびにズキュン。これがギャップ萌えというやつなのでしょうか。
3歳からピアノを始め、「これからはYouTubeの時代だ」と認識した父が彼の演奏動画をYouTubeにアップロードし始めたのは12歳の時。その卓越した演奏技術に、才能を感じずにはいられません。
「藤井風物語」ドラマ化希望
彼の音楽活動の原点は紛れもなく父親でした。幼少期から音楽漬けの日々を送ってきた藤井風。その環境と天賦の才が相俟って、独自の音楽性を開花させたといってもいいでしょう。ミュージシャンになりたかった夢を息子に託し、その夢を受け継いだ息子が叶えるというストーリーも心に響きました。
いまどき珍しい親孝行息子。その古風なところも魅力です。その人生がすでにドラマティック。「藤井風物語」、ぜひドラマ化していただきたいものです。
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